岐阜大の研究グループは、岐阜市の金華山一帯で豚熱(ぶたねつ)(CSF)発生後のイノシシの個体数が減少していたと発表した。自動撮影カメラを使い、100日間として換算した撮影頭数が最大で2017年9月の約50頭から、19年9月は約20頭へと半減した。豚熱がイノシシに影響を与えていたと分かった一方で、幼獣の割合は変化しておらず、翌年の個体数に影響を与えない可能性もあり、グループは豚熱や獣害の面での継続的なイノシシ対策を訴えている。 研究グループは同大応用生物科学部の鈴木正嗣教授と淺野玄准教授、同学部付属野生動物管理学研究センターの池田敬特任准教授、國永尚稔元研究員の4人。 豚熱は18年9月に岐阜市内の農場で国内では26年ぶりに発生した。感染したイノシシが豚熱のウイルス拡散に関わっている可能性が高いと考えられている。このため、同グループは金華山でのイノシシ個体群へのウイルスの影響を調査した。 カメ
【新型コロナウイルスへの対策を話し合う連絡調整会議=津市西丸之内で】 新型コロナウイルスへの感染が三重県内で確認されてから最初の週末を迎えた。感染者の発生を受けて県内への観光を取りやめる動きも出ている。県内の薬局やスーパーではマスクの品薄状態が続き、インターネット上では感染者の居住地に関する臆測が飛び交う。県は休日も電話相談窓口で県民からの問い合わせに対応しているが、開示される情報が限られ、県民の間で不安が増している。 新型コロナウイルスは昨年末ごろから中国湖北省武漢市で感染が確認され、いまや世界各国に広まりつつある。WHO(世界保健機関)は1人の患者から広がる感染者を「1・4―2・5人」と見積もっており、インフルエンザと同程度とみられている。 厚労省などによると、コロナウイルスは発熱やせきなどを引き起こすウイルスで、人に感染を起こすと分かっているのは6種類。SARSなど重症化する疾患の原
南伊豆町に建設が進められてきた民間の海洋研究拠点がこのほどオープンした。目玉は定年退官した元大学教授らにラボと高性能な調査機器を無償で貸し出すユニークな取り組み。サクラエビ再生のためのアクションプラン作成を目指す研究者グループとのコラボも視野に入れる。 拠点は水中音響システム科学研究所(LUASS)で水中文化遺産研究所も併設する。 開設したのは下田市の海洋調査会社ウインディーネットワーク(杉本憲一社長)。熱水鉱床も探査可能なAUV(自律型水中ロボット)や、水深3千メートルで360度全方位を高画質撮影できる動画カメラなど「リクエストに応じマルチに対応できる器材をそろえた」(杉本社長)という。 同社は器材を運用するエンジニアを地元出身者を中心に雇用している。研究環境のない元大学教授らとの連携は社員の練度アップを目指す意味もある。 元大学教授らには一定期間個室のラボを使ってもらい、月10万円程度
平素より株式会社長野日報社のホームページをご利用いただき、誠にありがとうございます。 このたび、弊社ホームページを2024年4月15日(月)にリニューアルいたしました。 より使いやすいホームページを目指して、デザインとページの構成を見直しました。 これからもコンテンツの拡充を図りつつ、お客様に有益な情報を発信してまいります。 今後ともご愛顧のほどよろしくお願い申し上げます。
【へい死が確認されている養殖カキ=鳥羽市浦村町で】 【鳥羽】三重県内カキ養殖の最大産地でもある鳥羽市で、養殖業者からカキの大量死が指摘されていることが県農林水産事務所への取材で分かった。同じ二枚貝のアコヤガイも大量死が問題となっており、県は共に海水温上昇が影響しているとみて関連などを調べている。 同水産室によると10月下旬ごろ、鳥羽市安楽島地区など複数の養殖業者から指摘があり、主要産地である鳥羽▽志摩▽南伊勢▽紀北―で聞き取り調査をしたところ、例年は2―5割のところ、今年は3―8割のへい死が確認されたという。 貝は昨年夏から秋にかけて採苗し、今年秋から冬の出荷を予定していたもので、貝の成長度合いから、夏から秋にかけてのへい死が多いとみている。雨の影響で7月は水温が低かったがその後に急上昇しており、産卵で弱った貝が水温の急上昇の影響で衰弱したとみて詳しい原因を調べている。 農林水産省の統計に
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く