平成13年1月 日本小児科学会倫理委員会 中村 肇 委 員 長 仁志田博司 委 員 田辺 功 委 員 泉 達郎 担 当 理 事 睡眠中に発生する無呼吸を感知し警報を発するいわゆる無呼吸監視装置は、乳幼児の突然死予防の目的でこれまでいくつかの機種が開発され実際に使用されてきた.しかし最近のアメリカ小児科学会誌(Pediatrics)上でも議論されているごとく、このような無呼吸監視装置が乳幼児の死亡、特に乳幼児突然死症候群による死亡、の予防に有効であったという疫学的なデータはない. それにもかかわらず、家庭においても無呼吸監視装置が使用されているのは、前児を突然死で亡くしている家族や突然死に近いエピソード(アルテ、乳幼児突発性危急事態)を経験した家族が、その精神的な不安を軽減する効果のためである. 欧米においては、乳幼児突然死症候群そのものが理解されているのみならず、蘇生術をはじ
群星沖縄臨床研修センター センター長 、筑波大学 客員教授、琉球大学 客員教授、獨協大学 特任... 徳田 安春 先生 SIDSとは、乳幼児突然死症候群(Sudden Infant Death Syndrome)の略称で、一歳未満の乳児の原因不明の突然死のことです。 SIDSは、稀な疾患ではあるものの、保護者の心配は相当なものです。未熟児はより発症確率が高くなり、また、兄弟がSIDSで亡くなっている場合はさらに発症率が高まります。 在宅アプノモニターは、睡眠中の乳児の呼吸と心拍数を記録するものです。呼吸がしばらく停止したり、心拍が異常に遅くなれば警報が鳴ります。 不安を覚える親たちにとって、このモニターは良い解決策のように思えるかもしれません。しかし、大半の乳児にとって、在宅アプノモニターは必要ないのです。その理由は以下の通りです。 在宅アプノモニターはSIDSの予防にほとんど、または全く
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