いま、Twitterを初めとする各種SNSで『異世界転生者殺し -チートスレイヤー-』という漫画作品が(主に批判的な意味で)話題に挙がっています。 まあ、タイトルでわかるようにそれぞれが何らかのチートを与えられた邪悪な異世界転生者に対し、主人公が復讐を繰り広げていくという物語なのですが、そのチートキャラクター各人たちにひとりひとりに具体的なネット小説発のモデルがいると思しいことが問題視されているのですね。
~はじめに~ 平素はゆっくりと学ぶ吸血鬼シリーズをご覧頂きまして誠にありがとうございます。 動画では既に紹介させていただいていますが今回はブログにて、最初の吸血鬼小説と最初の吸血鬼ルスヴン卿の解説…そしてその最初の吸血鬼小説が生まれて経緯について解説していきます。 日本においても吸血鬼というモチーフは商業同人問わず人気のモチーフでありながら、ネット上で語られる吸血鬼の常識は、漫画やアニメ等から仕入れた知識で語る人ばかり。 参照1、参照2、参照3、参照4 上記は5ch(なんj含む)の交わされた吸血鬼論のスレまとめ。数年前から最近のスレをピックアップしています。上記リンクを見ていくと、オタクたちの間ではしばしば本当の吸血鬼像というものが度々議論されています。 例えば「十字架や日光が平気な吸血鬼やめろ」など、吸血鬼に関することを「アニメや漫画で仕入れた知識」で語っている人がほとんどで、吸血鬼の古
学校関係や図書館界では、"ラノベ"の扱いが各館で様々である。 ヤングアダルトの読書推進として数多く購入しているところもあれば、文学としての疑問も含め積極的に収集しないところもある。 そもそもラノベに関しては、他の文学作品に比べ、利用されるかどうか判断が難しい。 いわゆるハードカバーで売っているものは、本屋などで平積みしているもの、受賞作品などはまず利用されるのは確実。また、過去の利用を見て、この作者なら利用があるとして購入検討することもできる。 では“ラノベ”はどうであろうか。 まず利用傾向を見ようとしても、数多く作品を書いている作家が少ない。 田中芳樹氏、栗本薫氏、西尾維新氏や冲方丁氏ぐらい長期間様々な作品を書いているのならば、検討材料となろう(田中さんや栗本さん、冲方さんはラノベ作家ではないけど)。 しかし、ラノベの多くは、1シリーズが長期間連載されることが多い。最初出版された段階では
カクヨムへのコメントでも書いたようが気がするけれど、僕は今のところライトノベルとその近縁でしか書いていないので、とりあえずそのあたりの話だが、もう本当にプロだとかアマチュアだとか新人とか中堅とかベテランとか関係ない。 単純に、たくさん読んでもらえるものか、たくさん読んでもらったものが、世に出る。そういうものを書いた人が残ってゆく。あとは消えるしかない。 なろうなどweb発の小説以外で、コンスタントに売れる本がどれだけあるか。とても少ないし、その状況がこれから変わることは基本的にないだろう。 『この素晴らしい世界に祝福を!』というスニーカー文庫の作品、たまたまグリムガルと同時期にアニメ化されたし、似た要素があることで、比較されたりするようだけれど、両者には明らかに大きな違いがある。このすばは現在のライトノベルの本流の作品で、グリムガルは支流ですらない。何しろグリムガルは、『薔薇のマリア』のサ
更新が久しぶりになりました。 その間に、児童文庫市場も色々と変化があったようで、今回は児童文庫オリジナル作品の、今の流行ジャンルについて考えてみたいと思います。 その前におさらいとして、これまでに流行ってきたジャンルについて、取り上げてみます。 まず、児童文庫のオリジナル作品といえば、老舗は青い鳥文庫とフォア文庫。 青い鳥文庫でまず流行ったのは、探偵もの。 松原秀行「パスワード探偵団」シリーズ、はやみねかおる「夢水清志郎」シリーズです。 元々児童文学として、単行本でも探偵ものは人気がありました。 那須正幹「ズッコケ」シリーズなども、探偵している作品はありましたし、他にも色々と探偵役が登場する作品はありました。 その流れを汲んだ、当然の流行といえるかもしれません。 パスワード探偵団は「暗号」というゲーム感覚性、「夢水清志郎」は児童ものとしては最高水準のミステリーとしての完成度
ぼくはエンターテインメント小説が好きで、いろいろ読んでいるわけですが、エンターテインメントというものはある種、矛盾した条件を抱えているよな、と思うことがあります。
本格派ファンタジー戦記 『ねじ巻き精霊戦記 天鏡のアルデラミン』 書き下ろし特別短編! ●本編あらすじ 隣接するキオカ共和国と戦争状態にある大国、カトヴァーナ帝国。その一角に、とある事情で嫌々、高等士官試験を受験しようとしている、一人の少年がいた。彼の名はイクタ。 戦争嫌いで怠け者で女好き。そんなイクタが、のちに名将とまで呼ばれる軍人になろうとは、このときは誰も予想していなかった……。 戦乱渦巻く世界を、軍人としての卓越した才で生き抜く少年イクタ。その波瀾万丈の半生を描く、壮大なファンタジー戦記! 今回は10月10日に8巻が発売となる『ねじ巻き精霊戦記 天鏡のアルデラミン』の書き下ろし特別短編〈前編〉を公開! 見知らぬ子供に「お父さん」と呼ばれ、周囲から痛い視線を浴びるイクタは、自らの潔白を晴らすがめ、立ち上がるのだった……!? 本編とは毛色の違う、コミカルなストーリーを楽しんでほしい!
それは、伝統的な型を踏襲しながら、最新の流行にも乗っている必要がある。この二律背反する二つの条件を同時に達成してこそ、初めてライトノベルが売れる。
何事においてもそうだが、ライトノベルにおいても、この変わらないものと変わっていくものとを上手に見極めていくと、いい作品ができる。王道でありながら、なおかつ新しいという、矛盾した要件を満たせるようになるのだ。
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