「インターネットの父」として知られるVint Cerf氏が、スイスのダボスで行われたWorld Economic Forum(ダボス会議)に出席した要人らに対し、現在インターネットはボットネットの深刻な危険にさらされていると警告した。 ボットネットとは、外部の人間に乗っ取られたPCで構成される膨大なネットワーク群で、スパムやスパイウェアの送信、サービス拒否(DoS)攻撃の拠点として利用される。報道によると、そのボットネットが、潜在能力という点で、驚異的速さで成長を遂げているという。現在Googleに勤務するCerf氏は、ボットネットによってインターネットの未来が台無しになる可能性があると警告した。また同氏は、ボットネットの拡大を流行病に例えた。 Cerf氏は、現在インターネットに接続されている全PCの4分の1に当たる、およそ1億5000万台がトロイの木馬に感染している可能性があると予測する