【連載:IT×ファッションvol.02(中編)】モノを売りたい人のための、夢をかなえるプラットフォーム──ECの新時代を予測する23歳、BASE鶴岡裕太 日々進化を続けるIT技術で、ファッション業界でのイノベーションを試みようとするベンチャー企業を取材・レポートする本連載。第2回目の中編ではBASEの提供するサービスの内容について紹介する。 事業計画は後回しという型破りな形でスタート、そして1か月で1万人もの登録者を集めたBASE。そのアイデアを思いついたきっかけは、婦人服小売業を営む鶴岡氏の母親の一言だった。 「母親が、数年前に既存のECサービスで商品を売りたいと言い出したんです。母親はインターネットに詳しくないので、それで僕に手伝ってほしいと。でも楽天で始めたら、僕がずっと面倒見なきゃいけない、それじゃ大変だと思って、お金も技術もない人でも使えるようなサービスを作ろうと思いました」 3