自分自身をテーマにした論文を書くなど、研究者としても大きな可能性を感じさせるAIチャットボット「ChatGPT」だが、今度はロボット工学者としてデビューを飾ったようだ。 デルフト工科大学とスイス連邦工科大学ローザンヌ校の研究チームは、ChatGPTを企画段階から参加させ、ロボットを設計させた。これにより、見事なトマト収穫ロボを開発することに成功した。 今のところ、すべてをChatGPTに任せることはできない。だが、特にコンセプトを考案する段階ではとても有益だったという。 少なくとも、ChatGPTとのロボット共同開発は実りある前向きなものだったと、研究チームは『Nature Machine Intelligence』(2023年6月7日付)で報告している。