夢を語るとき、 「現実的に生活していけるのか」 ということも考慮して発想するようになったのは、 いつからだっただろう。 もう一度、自分は何がしたいか、まっさらな心で考えてみる。 「理想の職業は?」 その質問に、いまなら、 「サンタのよめになりたい。」と私は答える。 もちろん、北欧系の顔が好みとか、 トナカイが引くソリの助手席に憧れるとか、 白ひげで赤い服にお茶目な帽子が似合うおじさんが好き、 とか、そういうことではなくて。 思うに、サンタのよめであるならば、 年中、子供たちのプレゼントを何にしようと考えるだんなサンタのそばで、 一緒になってあれもいいね、これもいいね、とか、言っているはずで、 子供の喜ぶ姿を想像してうれしそうに活き活きと仕事するサンタの様子をみながら、 ときおり、ラッピングを手伝ったり、 いつも少し多めにプレゼントをみつもるサンタに 「またこの人はふんぱつして、しょうがない