[561]ダーレン・アロノフスキー監督作『マザー!』におけるヨハン・ヨハンソンの役割:作曲家からサウンドコンサルタントへ サイコホラー映画『マザー!』で、ヨハン・ヨハンソンは、ダーレン・アロノフスキー監督と初めて組んだ。『マザー!』では、招かれざる客たちによって夫婦の平穏な生活が崩壊していく様を描いている。残念ながら、この作品はパラマウント映画の意向により日本公開が見送られることとなっている。当初、この作品でヨハンソンは作曲家として参加するはずであったが、製作過程の中で、結果的にその役割はサウンドコンサルタントに近くなった。前半では、サウンドデザイナーのクレイグ・ヘニガンの言葉を中心にその理由を探り、後半では、ヨハン・ヨハンソンの言葉からその変更の理由に言及していく。 パラマウント映画によれば、ヨハンソンは、音楽及び音響コンサルタントとしてクレジットされている。『マザー!』のプレスノートに