米証券取引委員会(SEC)が、ソフトバンクグループ(SBG)(株)の前副社長、ニケシュ・アローラ氏(48)の調査に乗り出した。アローラ氏をめぐっては、投資家グループが利益相反行為やインサイダー取引に関与した可能性があると指摘していた。アローラ氏はすでに退任しているとはいえ、孫正義社長(58)が後継者として招いた人物。調査の進展次第では、ソフトバンクは大きなダメージを受けることになる。 米証券取引委員会がアローラ氏を利益相反の疑いで調査 米通信社ブルームバーグは6月30日、〈米証券取引委員会(SEC)のロサンゼルス事務所の担当者らは、アローラ氏の利益相反や他の疑わしい行為がなかったかどうか、さらにソフトバンクの投資家向け情報開示の状況などを調べている〉と報じた。 アローラ氏をめぐっては、ソフトバンクの投資家グループが今年1月20日、同氏の適格性を疑う書簡をソフトバンクの取締役会に提出。ソフト