米国の製油所は、今月に入って中東地域から燃料油調達を開始していることが、海運関係のデータから確認された。写真はサウジアラビアにあるサウジアラムコの石油関連施設。2018年5月撮影(2022年 ロイター/Ahmed Jadallah) [ヒューストン 24日 ロイター] - 米国の製油所は、今月に入って中東地域から燃料油調達を開始していることが、海運関係のデータから確認された。バイデン政権がロシア産原油の禁輸措置を打ち出したためだ。 米国は昨年、さまざまな種類の燃料油と他の原料を日量約70万バレル輸入し、その大半はメキシコ湾岸の製油施設に送られた。調査会社Kplerのデータによると、昨年米国が輸入した燃料油の半分弱をロシア産が占め、メキシコ産が20%、中東はおよそ5%だった。