加藤典洋に関するpygmalion313のブックマーク (2)

  • asahi.com(朝日新聞社):大江氏・村上氏の近似性 文学地図再編の提案 - ひと・流行・話題 - BOOK

    大江氏・村上氏の近似性 文学地図再編の提案2009年2月5日 文芸評論家の加藤典洋氏が最新評論集『文学地図 大江と村上と二十年』(朝日新聞出版)で、大江健三郎氏と村上春樹氏の評価をめぐり〈地勢図の書き換え〉を提案している。87年ごろから〈大江健三郎を評価する評家のほとんどは、村上春樹を否定し、村上春樹を評価する評家のほとんどは、大江健三郎を否定するか、低くしか評価しない〉という評価の二分が生じたとした上で、通説に抗して両者の近似性を明らかにする。 地勢図の分水嶺(ぶんすいれい)となったのは、村上氏が長編『ノルウェイの森』を、大江氏が『懐かしい年への手紙』を発表した87年だったという。前者は大ベストセラーとなり、後者は文学の権威筋から高い評価を受けるという対照的な受容がなされた。さらに先立つ86年に、大江氏が村上氏の〈社会に対して……能動的な姿勢をとらぬ〉スタンスを批判した点がその後の評価の

  • 東京大学(英米文学)・阿部公彦の書評ブログ�:�『言語表現法講義』加藤典洋(岩波書店)

    →紀伊國屋書店で購入 「うざったさの批評」 批評の方法に関心があるという学生さんがやってきたら、筆者がまず推薦するのはこのである。 「表現法」の講義というのだから、表向きは文章を書くための教科書である。もちろん「スキマを生かせ」とか「ヨソから来るものを大事にせよ」といった、まごう方なき「コツ」も並んでいる。しかし、コツだけを求めて読んでいくと、たぶん、途中でへばってしまうだろう。著者がかなり気なのだ。決して難しいことは言わないし、予備知識もゼロでいい。でも、こちらが腰をいれていないと、それこそ、押し返されそうだ。 腰を入れる、とはどういうことか。たとえば冒頭、何かを教えようとか、大学らしい学問をしようという気持ちは捨てた、と著者は言う。そもそもみんな、文章を書くことがあまりに楽しくない、そこが問題だという。 皆さんは、なぜ文章を書くのが楽しくないのだと思いますか。僕はある時、その理由を

    東京大学(英米文学)・阿部公彦の書評ブログ�:�『言語表現法講義』加藤典洋(岩波書店)
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