前田智16年ぶりサヨナラ打!勝負どころで大仕事 9回広島1死満塁、中前にサヨナラ打を放ち、緒方コーチ(右)に祝福される代打前田智 Photo By 共同 【広島4−3中日】広島が今季2度目のサヨナラ勝ち。9回1死から2安打と四球で満塁とし、代打前田智が中前打した。前田は「何とかしたいという気持ちだった」と語った。先発小松は6回3失点。7回以降を継投でしのぎ、4番手の高橋が2勝目。高橋はこの日が41歳の誕生日。中日は6回以降毎回走者を出しながら、好機をつぶした。 3―3の9回1死一、二塁。広島の背番号「1」がネクストバッターズサークルに姿を現した。球場のボルテージは一気に上がり、打席の梵は右前打でつないだ。満塁。舞台は整った。観客の大声援を受け、最後は期待通りに前田智が決めた。 151キロの初球をファウルし、次は変化球に体勢を崩されて空振り。追い込まれたが、3球目のチェンジアップに食らい付