オーストラリアに生まれ、日本に40年以上暮らした歴史学者が、2011年3月11日、宮城県で被災した。彼はその日を、そしてそこから4年を、どう過ごし、考えたのか――。
初版 金枝篇 ジェームズ・フレイザー ちくま学芸文庫 1999 James G. Frazer The Golden Bough 1890・1911・1936 [訳]吉川信 ウィリアム・ターナーの一枚の絵。 そこに描かれた金色に輝く樹。 それはネミの森と湖のシンボルだった。 その金枝が女神ディアーナ(ダイアナ)に守られている。 この一本の枝をめぐる森の王とその殺害の物語。 この金枝からジェームズ・フレイザーの あの壮大な想像的編集が始まった。 ネミの森の湖のかたわらに立つ一本の黄金の木の枝。ウィリアム・ターナーが描いたこのたった一本の「金枝」をめぐって、まさに目眩くような壮大な推理をはたらかせた男、ジェームズ・フレイザー。ぼくがこの男にどれだけ憧れたか、諸君にはわかるまい。それというのも、ぼく自身がその理由がわからなかったのだから――。 古代、その森は「森のディアーナ」(ディアーナ・ネモレ
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