最近の「マインドフルネス」ブームでは、マインドフルネスという心構えがもたらす、実にさまざまなメリットがうたわれています。よく眠れるようになった、生産性が上がった、無駄な間食を我慢できるようになった、といった話はよく耳にしますが、さらに、もう1つ利点を加えられるかもしれません。 カリフォルニア大学バークレー校およびデービス校、スタンフォード大学所属のメンバーからなる研究チームが、マインドフルネスを習慣づけると、他人への共感力も向上する可能性があるという研究結果を発表しました。さらに研究チームによると、共感力が高まれば、毎日の生活でイヤでも遭遇する、イライラさせられる人や付き合いにくい人への対処にも役立つ可能性があるそうです。 この研究は、学術誌『Mindfulness』に掲載され、7月にSpringerでも公開されました。この中で研究チームは、スタンフォード大学が提唱する9週間の「Compa
