13日、埼玉県所沢市のJR武蔵野線で、およそ200人の乗客を乗せた普通電車が工事の徐行区間で制限速度のおよそ2倍のスピードで走行し、緊急停止していたことが分かりました。運転士は一時的に意識が遠のいたと話しているということで、JR東日本がさらに詳しく調べています。 普通電車を運転していた40代の男性運転士は、一時的に意識が遠のいたと話していて、数秒後に意識が戻ったところで非常ブレーキをかけて緊急停止したということです。およそ200人の乗客にけがはなく、その後、安全確認をして運転を再開したということです。 JR東日本によりますと、運転士は突然、強い眠気に襲われる「睡眠時無呼吸症候群」の治療中で、医師の指導で睡眠中に治療器具を使用することを条件に、乗務を続けていたということです。 JR東日本は運転士から事情を聴き、さらに詳しく調べるとともに、運転士に対する指導や教育を徹底するとしています。