9月2日発売の週刊誌「週刊ポスト」で「韓国なんて要らない」などと題する特集を掲載し、小学館から関わりのある作家らから「差別的だ」と批判を受けた問題で、発行元の小学館は「誤解を広めかねず、配慮に欠けていた」と謝罪した。ハフポスト日本版の取材に対し、メールで回答した。
発行部数が18万部のヒットとなっている田中圭一さんの漫画「うつヌケ」。うつ病を「トンネル」に例えて、その苦しみを抜けた人々の実体験を描いています。この人気漫画、出版業界では異例の方法で雑誌などに連載され、十分な前評判を伴った状態で単行本化されました。出版不況のなか、「このままでは作品が描けない」と考えた田中さんが実現させた、漫画の新たな販売手法とは?(科学文化部・岩田宗太郎記者) 「うつヌケ」は、「うつのトンネル」を抜けた18人の体験談を漫画で描いた作品です。ロックミュージシャンの大槻ケンヂさんや作家の宮内悠介さんなどが登場し、うつ病になった理由や回復のきっかけなどを紹介しています。 冒頭は、作者の田中圭一さん自身の体験談です。漫画を描きながらサラリーマン生活を続けてきた田中さんは、会社を変えて慣れない仕事を始めたことをきっかけに、うつ病になりました。 田中さんの「うつのトンネル」は10年
著作権に関する判決をまとめた専門雑誌の編集に加わった大学教授が「雑誌の改訂にあたって名前を外されたのは著作権の侵害だ」と訴えた仮処分で、知的財産高等裁判所は「助言する立場にとどまり著作権はない」として、出版の差し止めを認めた決定を取り消し、申し立てを退けました。 東京地方裁判所は去年、「改訂版は教授による編集の内容が相当程度盛り込まれている」として、著作権の侵害を理由に出版の差し止めを命じる異例の決定を出しました。 これに対して有斐閣側が抗告し、知的財産高等裁判所の鶴岡稔彦裁判長は「改訂前の雑誌で教授は『編者』の1人だったが、実質的には助言する立場にとどまっていて、著作権はない」として、出版の差し止めを命じた決定を取り消し、申し立てを退けました。 有斐閣によりますと、改訂版は去年出版する予定で延期していましたが、11日の決定を受けて「出版についてはこれから検討したい」としています。
ネット通販大手のアマゾンがことし8月、日本で開始した電子書籍の読み放題サービスは、“黒船来航” “満を持して登場”と消費者の間で受け止められました。ところがサービス開始後、配信が停止される書籍が続出し、出版社が抗議声明を出す事態に発展しています。いったい何が起きているのか?NHKが独自に入手した双方の契約に関する資料でその実態が明らかになりました。(経済部 木下健/長野幸代) 「弊社はこの一連の事態に遺憾の意を示すとともに、アマゾン社の配信の一方的な停止に対して強く抗議いたします」 10月3日、講談社が公表したアマゾンへの抗議声明です。アマゾンは、月額980円(税込)で国内の書籍や雑誌など約12万冊が読み放題になるという電子書籍の定額配信サービス「キンドル アンリミテッド」を8月に日本で始めました。 ところが、講談社によりますと8月中旬ごろに人気の高かった10数作品の配信が停止され、講
買いますか?それとも借りますか? 読みたい新刊が出た際に、書店に行くか図書館に行くか、迷う人も多いのではないでしょうか。人気の本は、図書館で借りようとしても順番待ちになることも少なくありません。 そんななか、ある図書館が利用者からのリクエストが多い新刊の寄贈を募ったところ、作家から待ったの声がかかりました。 この呼びかけに、書名を挙げられていた小説家の万城目学さんが「作家は死にます」とツイート。万城目さんは「図書館の新作の貸し出しについては、寛容であろうと思っています。文化の多様性を支える一翼でありたいからです」としたうえで「でも、これをやられると、やはり心が冷えます。もしも、すべての図書館がこのやり方で本を集め、タダで貸し続けたら、作家は死にます」とつぶやきました。 これを受けて高岡市立図書館は今月、ホームページの内容を修正しました。 「作家本人が不快に感じることはできない」として、万城
繊細かつ華やかな絵柄でファンの熱狂的な支持を集める漫画家の萩尾望都さんが代表作「ポーの一族」の新作を40年ぶりに書き下ろしたところ、掲載した雑誌の売り切れが相次ぎ、少女漫画の雑誌としては異例となる重版が決まりました。 この雑誌に掲載された萩尾望都さんの「ポーの一族・春の夢」は、1970年代に連載された代表作のひとつ、「ポーの一族」の続編として40年ぶりに書き下ろされ、発売前から大きな話題になっていました。 出版社では先月28日の発売日に合わせて通常の1.5倍に当たる5万部を発行しましたが、発売当日に完売したり在庫僅かとなったりする書店が相次いだということです。 このため、少女漫画雑誌としては異例の重版が決まり、今月11日からおよそ1万5000部が全国の書店に並ぶほか、電子書籍の配信も決まりました。 萩尾さんは、少年の姿のまま生き続ける吸血鬼を描いた「ポーの一族」や「残酷な神が支配する」など
出版物の大手取り次ぎ会社の日販=日本出版販売は1日、昨年度の決算を発表し、雑誌の売り上げがおよそ32年ぶりに書籍を下回ったことが分かりました。 一方で、雑誌の売り上げは女性ファッション誌などが大幅に落ち込んだほか、休刊する雑誌が相次ぎ、前の年度より9.9%少ないおよそ2435億円となりました。 日販によりますと、雑誌の売り上げが書籍を下回るのはおよそ32年ぶりだということです。国内の出版は全体として落ち込みが激しく、中でも雑誌についてはインターネットやスマートフォンの普及などの影響から発行部数や売り上げの減少が続いていました。 日販は「雑誌が置かれた状況は引き続き厳しく、大幅な回復は見込めない。一方で、書籍の売り上げは安定してきていて、ヒット作に恵まれれば、さらに伸びる可能性がある」と分析しています。
『図書館戦争』や『三匹のおっさん』シリーズをはじめ、『阪急電車』『空飛ぶ広報室』『旅猫リポート』など数々のベストセラー小説を発表している有川浩さんは、作家として第一線で活躍するだけでなく、出版業界にかかわる一人として、出版の未来を真剣に考え続けています。町の書店さんが次々に姿を消し、出版不況が叫ばれて久しい時代に「本を買う」意味とは? 初めまして。 あるいは、いつもお世話になっております。 作家の有川浩です。 昨年11月に、佐藤さとるさんの『だれも知らない小さな国』(通称『コロボックル物語』)シリーズを引き継いで、『だれもが知ってる小さな国』を上梓し、書店回りをしてきました。 書店回りというものを、皆さんご存じでしょうか。新刊発売に合わせて、作家が書店さんを訪問し、サイン本を作らせていただくという販促活動のことです。 私は、2012年に『ダ・ヴィンチ』が主催する読者参加型の賞「
集英社と講談社が発行するまんが雑誌の付録の子ども向けマニキュアから、発がん性物質のホルムアルデヒドが検出され、2社はこのマニキュアを使用しないよう呼びかけるとともに、回収を進めることにしています。 集英社によりますと、去年8月、読者から「マニキュアをつけた子どもの爪が変色した」などの連絡があり、調べたところ、マニキュアから1グラム当たり60マイクログラムのホルムアルデヒドが検出されたということです。これを受けて講談社でも、付録のマニキュアを検査した結果、1グラム当たり40マイクログラムのホルムアルデヒドが検出されました。いずれのマニキュアも中国製で、事前の検査で有害物質は検出されていなかったということです。 これらの雑誌は合わせて26万部余りが販売されたということで、2つの出版社ではインターネットを通じて、このマニキュアを使用しないよう呼びかけるとともに、回収を進めることにしています。
ことしの国内の出版物の販売額は、雑誌の売り上げが大きく落ち込んだ影響で、去年より840億円少ないおよそ1兆5200億円となる見通しで、これまでで最大の落ち込みとなりました。 出版物の種類別にみますと、書籍の売り上げは芥川賞を受賞したお笑い芸人、又吉直樹さんの「火花」が200万部以上の売り上げたほか、新書などは好調だったこともあり、去年から1.9%減少と小幅な落ち込みにとどまりました。一方で、雑誌は前の年から8.2%の減少と、かつてない落ち込みとなり、特に週刊誌の落ち込みが大きくなりました。 出版科学研究所によりますと、スマートフォンの普及により雑誌を読む時間がゲームなどに奪われたことが影響したとみられるということです。出版科学研究所は「今後、出版業の存続を懸けて、書籍の流通や販売の構造変化が一段と進むのではないか」としています。
今、北京にいる。知日派知識人と待ち合わせをしていたが、待ち合わせ場所に彼がなかなか現れない。さすがに約束の時間になって一時間が過ぎると、心配になってきた。なにせ、天安門事件26年目の記念日まであと5日という敏感な時期であり、しかも習近平政権の「知識人狩り」の凄まじさは、以前にこのコラム欄で紹介した通りである(「習近平の知識人狩り、希望を粛清」参照) ちょうど携帯電話を買い替えたばかりで、彼の携帯番号を新しい携帯電話に入れておくのを忘れていたので、電話で安否を確認できなかった。連絡が取れないまま、ヤキモキしていると彼が一時間半遅れて、謝りながらやって来た。遅れた理由は、次に出版する本に関して、いきなり出版社から呼び出されたのだという。「一番大事な一章をまるまる削らないと、検閲審査が通らないと言われて、もめていました。いきなり約束もなく、出版社の社長が訪ねてきて。連絡もできずにすみませんでした
中国でいま注目を集めている雑誌がある。日本文化に特化した中国人のための月刊誌、その名も「知日」。扱う題材は「路地裏のネコ」「鉄道ブーム」「季節の 日本食」などなど多岐にわたる。ライフスタイルや若者文化をおしゃれに紹介するスタイルが受け、最高で50万部が売れるヒットとなっている。日本に批判的 な空気が強い今の中国でなぜ受け入れられているのか。編集の舞台裏を取材、「日本を知りたい」という中国人のニーズの背景に迫る。 出演:毛丹青(神戸国際大学教授) 有馬 「今日(29日)の特集です。 中国の若者の間で人気を呼んでいる雑誌について取り上げます。 こちら『知日(ちにち)』。 日本を知る。 日本の文化を紹介するものなんです。 これ『鉄道』の特集、こっちが『猫』、そして『断捨離』ですよね。」 徳住 「連日、日本を批判するニュースがあふれる中国で、なぜ日本をテーマにした雑誌が受けているのか、取材しまし
情報取得中-@maname 1999/12/31 情報取得中-@maname 1999/12/31 情報取得中-@maname 1999/12/31 情報取得中-@maname 1999/12/31 情報取得中-@maname 1999/12/31 情報取得中-@maname 1999/12/31
東京の出版社が発行する月刊のファッション雑誌の中で、複数の著名な作家の談話がねつ造されていたことが分かり、出版社は、最新号に謝罪文を掲載するとともに、問題があった雑誌の回収を進めています。 ねつ造があったのは、東京の出版社、イースト・コミュニケーションズが発行する男性向けの趣味やファッションを取り上げる雑誌、「Free&Easy」の6月号です。 この雑誌では、ことし3月に亡くなったイラストレーターの安西水丸さんの思い出を語るとして、5人の談話を掲載しましたが、このうち作家の赤瀬川原平さん、角田光代さん、それにイラストレーターの南伸坊さんの3人の記事は、いずれも作家らに取材をせずに、ねつ造されたものだったことが出版社への取材で分かりました。 この記事について出版社は、すでに関係者から抗議を受けていて、不適切な記事だったとして、最新号に謝罪文を掲載するとともに、問題があった雑誌の回収を進めてい
「5名様に当たります」は嘘だった 秋田書店、雑誌の読者プレゼントで当選者数を水増し 1 名前: ぽてぽんφ ★:2013/08/19(月) 17:09:51.82 ID:???0 読者5名にプレゼント…ウソ 秋田書店を消費者庁処分へ 「5名様に当たります」はウソだった――。雑誌の読者プレゼントで当選者数を実際より多く表示していたとして、消費者庁は19日までに、出版社の秋田書店(東京都千代田区)に、景品表示法違反(有利誤認)に基づく措置命令を出す方針を固めた。複数の読者に当たると表示しながら、一つも発送していない景品もあったという。 読者プレゼントの水増しを同法違反で処分するのは初めて。 同社は「週刊少年チャンピオン」など若者向け漫画誌のほか、コミック単行本などを出版している。 消費者庁は、同社が数年にわたり、複数の雑誌でこうした不当表示を続けていた可能性があるとみている。 関係者によると、
東北関東大震災の被害は、東日本の太平洋側に生産拠点を持つ製紙メーカー各社にも及んだ。宮城県を中心に生産工場が被災し、再開のメドは立っていない。 生産体制や流通の障害に加え、都内の湾岸地区に集中している印刷用紙の倉庫の周辺で液状化が発生し、道路が使えない状態になるなど問題が山積している。 全国シェア2割の工場で生産不能 大地震は、出版業界を直撃した。集英社は2011年3月17日、人気漫画雑誌「週刊少年ジャンプ」17号の発売日を、3月28日から4月4日に延期したとウェブサイトで明らかにした。「電力・輸送・資材などの確保が困難」なためとしている。光文社も3月16日、一部雑誌の発売延期を発表。雑誌社94社が加盟する日本雑誌協会は、地震の影響により「いくつかの出版物が発売日に店頭にお届けできない場合もございます」とサイト上で理解を求めている。 懸念されるのが、出版物に使われる紙の不足だ。印刷用紙を製
黒岩二三 @961023 震災発生当初、友人へのメールで出版業界の状況を「月曜日のコンビニにジャンプがないかもしれないくらいキツい」という例え話で説明してたのが、ホントになってしまった。 2011-03-18 08:13:07 黒岩二三 @961023 そういえば身の回りの編集クラスタの一部で、この出版用紙危機を「東北の工場が全滅したから」と誤解してる向きがあるが、これはまちがい。確かに石巻や八戸の主幹工場壊滅は痛ましく、中長期的に見れば深刻だが、現下の混乱の最大の原因は、ガソリン不足による物流の機能不全。 2011-03-18 08:17:38 黒岩二三 @961023 そもそも東京の出版印刷業への用紙供給は、代理店や紙商が湾岸や近郊の流通倉庫にストックした在庫を、注文に応じて指定の入れ先にきめ細やかに配送するデリバリー網によって成り立っていた。今回の震災は、まずこのデリバリーの前提であ
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く