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政治と進化に関するsakstyleのブックマーク (3)

  • 書評 「進化政治学と平和」 - shorebird 進化心理学中心の書評など

    進化政治学と平和 科学と理性に基づいた繁栄 作者:伊藤 隆太芙蓉書房出版Amazon 書は進化政治学者伊藤隆太による3冊目の進化政治になる.伊藤は1冊目の「進化政治学と国際政治理論」では国政政治理論の古典的リアリズムを進化心理学的知見を基礎に進化リアリズム*1として再構築し,(ネオリアリズムの立場から見ると不合理な)戦争開始決定を部族主義,過信,怒りなどの概念を用いて説明してみせた.2冊目の「進化政治学と戦争」においては進化リアリズムの基礎的知見を人間行動モデル*2として提示し,ヒトには戦争することに使われる人間性が備わっているとする「戦争適応化説(個人レベル,集団レベルの抗争を可能にする心理メカニズムを奇襲と会戦に分けて説明するもの)」を提示した.2冊とも科学哲学的に実在論に立っていることを強調している.そして今回の「進化政治学と平和」においてはやはり実在論を強調しながら新しく進

    書評 「進化政治学と平和」 - shorebird 進化心理学中心の書評など
    sakstyle
    sakstyle 2022/06/13
    「進化政治学者伊藤隆太による3冊目」「ピンカーの暴力減少説を基礎に進化的リベラリズムを提唱」「「事実的性質を持って価値を記述すること」は可能」「リアリズムとリベラリズムは(...)科学的実在論と親和的」
  • 書評 「進化政治学と戦争」 - shorebird 進化心理学中心の書評など

    進化政治学と戦争 自然科学と社会科学の統合に向けて 作者:伊藤 隆太芙蓉書房出版Amazon 書は社会科学と自然科学のコンシリエンスを追求する進化政治学者伊藤隆太の2冊目の著書になり,進化政治学とはどのような営みなのか,そしてそれは戦争についてどう説明するかを扱っている.基的に政治学の中の古典的リアリズムの立場を進化生物学,進化心理学で基礎づけるという試みで,具体的テーマとしては戦争原因が取り上げられ,ヒトの進化適応から説明する仮説を提示するものになる. 序章 進化政治学と社会科学の科学的発展 序章では進化政治学とは何かが解説される.進化政治学は(それまでの社会科学の暗黙的前提であった)心身二元論,高貴な野蛮人,ブランクスレートによらず,進化生物学*1,進化心理学とのコンシリエンスを目指す政治学ということになる.そして先駆者たち(マクデーモット,ジョンソン,セイヤーなど)の業績*2が簡

    書評 「進化政治学と戦争」 - shorebird 進化心理学中心の書評など
    sakstyle
    sakstyle 2022/03/01
    進化心理学・進化生物学からの政治学。「戦争適応仮説」についての検討
  • 書評 「進化政治学と国際政治理論」 - shorebird 進化心理学中心の書評など

    進化政治学と国際政治理論 人間の心と戦争をめぐる新たな分析アプローチ 作者:伊藤 隆太発売日: 2020/02/22メディア: 単行 書は若手政治学者伊藤隆太による進化政治学の概説とそれを応用したいくつかのケースステディを収めたになる.進化政治学というのは私の理解では政治学の基礎理論として進化心理学を用いたものということになる.概説部分では進化政治学の正当性を主張するために科学哲学的な議論が縦横無尽に繰り広げられており,政治学のとしてはかなり異質な作りになっている. 序章では全体の見取り図が示されている. ヒトの心についてブランクスレートイデオロギーに立つと,政治学は(後天的要素である)教育,社会的地位,経済力のみを扱うべきであり,アクターは信念を合理的に更新し(ネオリアリズム),社会的相互作用を通じてのみ文化・規範を学習する(社会的構築主義)と考えるべきことになる. しかし199

    書評 「進化政治学と国際政治理論」 - shorebird 進化心理学中心の書評など
    sakstyle
    sakstyle 2020/04/20
    進化心理学を国際政治学に応用させているらしいが、その正当化のために、科学的実在論を使っているらしい。Shorebirdさんの見立てでは別に実在論でなくともよい感じらしいが、ちょっと気になる
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