弊社にも、ときおり「持ち込み原稿」というものが舞い込みます。今回は、そういった原稿に対する、弊社のスタンスをはっきりさせておこうと思います。 双風舎の本は、基本的に、私が出したい本を出しております。そして、私が出したいと思う本の基準は、私自身が「世の中に対して訴えたいこと」と「おもしろいと思ったこと」の2点です。 そうなると、書籍をはじめ、雑誌、ウェブ、テレビ、映画など、さまざまな媒体の、莫大な量の情報をみずから歩きまわり、上記2点のいずれかの基準を満たすものを探すことになります。宝探しのような感じですか。宝が見つかると、執筆の可否を確認したあと、いざ企画成立というはこびになります。 さらに、弊社のように小規模なかたちで経営していると、中小出版社のように「決められた点数の本を毎月出す」ということはできません。年間の発行点数は限られていながら、上記の基準2点をクリヤーしつつ、確実に一定の部数