vol.1はこちらをご覧ください。 田原: ところで、東日本大震災で受けたダメージが約23兆円だという試算が出ているけれども、この23兆円分の被害をどうやって復旧・復興させるかということで、大雑把に言うと20兆円分くらいのカネをつくろうということになっています。 半分の10兆円は復興公債でまかなうとして、残りの10兆円をどうするかで、民主党としては増税で捻出すると言っています。それは消費税ではなくて所得税・法人税の増税だということなんだけれど、馬淵さんはこれには相当異論があるようですね。 復興公債は数世代にわたる長期償還で 馬淵: まず、復興というものをどうとらえるかですよね。阪神淡路で16年かかっていますが、今回これだけの被害からの復興を10年という時間を区切ってできるものと見るべきなのか。戦後の長きにわたってつくられた社会資本が一瞬で吹き飛んでしまって、町ごと消失しているところもあるわ