何故、クソマンガをクソアニメにしようと企画したのか ――まずは本作における須藤さんの役割からご紹介をお願いします。 須藤孝太郎氏(以下、須藤):本作において、私は企画・プロデュースという形で参加しているんですけど、簡単に言うと「原作をアニメ化したいです」と言った張本人です。そこから制作会社や音響会社、音楽を作る方などのスタッフィングを固めて、予算やスケジュールを管理します。あと本作で遊んだところとして、再放送を決めたあたりですね。 ――そもそも社内で許可が下りてからスタッフィングなどに着手するかと思いますが、どうやって本作のアニメ化企画を通されたのでしょうか? 須藤:まず制作陣が集まる企画会議で、原作モノのアニメを作りたいのか、オリジナルアニメを作りたいのかなど、アニメ製作にまつわる話し合いが行われています。その場に私が原作を持って行って説明したんですけど、まず通らないですよね(笑)。 ―