最終更新日: 2018-03-06/公開日: 2018-02-26記事の情報は2018-02-26時点のものです。 AI(人工知能)が近年、急速に進化していますが、今後どこまで進化するのでしょうか。巷間言われているように私たちの仕事の多くはAIに取って代わられるのでしょうか。『人工知能と経済の未来2030年雇用大崩壊』『ヘリコプターマネー』などの著者であり、AIが社会や経済、仕事、そして働き方に与える影響について、マクロ経済学の視点から分析をしている駒澤大学経済学部准教授・井上智洋氏にお話をお聞きしました。 注目すべきは「汎用AI」がいつ実現するか ーーまずは、井上先生の経歴について教えていただけますか。 井上氏:大学の時は計算機科学が専攻で、人工知能のゼミにも入っていて、そこでAIの知識を身に付けました。当時は楽しいからやっていましたが、人に話すと「どうして今さらAIをやっているの?」と