世の中には、神や仏を信じる人もいれば信じない人もいます。 神や仏を信じている人は教会や寺院に寄付をしますが、信じていない人は寄付をしません。無神論者は、教会や寺院への寄付は何の価値もないと考えているからです。 最近、流行している仮想通貨も、神や仏を信じるかどうかという議論に似ています。仮想通貨に価値があると信じている人は、円やドルなど主権国家が発行している通貨(これをソブリン通貨と言う)を仮想通貨と交換します。しかし、仮想通貨に何らの価値も見いだせない人は、ソブリン通貨を仮想通貨に交換することはありません。 ところで、仮想通貨に価値があると信じている人は、何を根拠に仮想通貨に価値があると考えているのでしょうか? ブロックチェーンは改ざんされにくい取引記録 ビットコインに代表される仮想通貨に価値があると考える人は、仮想通貨の希少性をその理由に挙げるかもしれません。また、仮想通貨を管理する技術