サクサク読めて、アプリ限定の機能も多数!
トップへ戻る
大谷翔平
active.nikkeibp.co.jp
出典:日経コンピュータ 2012年12月20日号 pp.70-77 (記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります) 2012年、DRAMでもフラッシュメモリーでもない“第3のメモリー”の量産出荷が始まった。DRAM並みに高速でありながら、フラッシュ同様に電源をオフにしてもデータが消えない「新世代不揮発性メモリー」だ。新メモリーによってコンピュータのアーキテクチャーは激変し、入出力(I/O)の大幅な高速化が実現すると共に、消費電力は激減する。 コンピュータには、高速だが電源をオフにするとデータが消える「主記憶装置(メインメモリー)」と、低速だがデータが消えない「外部記憶装置(ストレージ)」という2種類の記憶装置がある。 こんなコンピュータアーキテクチャーの常識が一変する可能性が出てきた。DRAM並みに高速でありながら不揮発性を備えた「新世代不揮発性メモリー」の量産出荷が始
出典:日経クロステック、2020年2月7日 (記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります) 日経 xTECH内に人工知能(AI)専門チャネル「ビジネスAI」を2019年10月に立ち上げたのを機に、知識共有サイト「Qiita」上でAI/機械学習の記事を同年12月に募集したところ、49本もの記事が集まった。投稿いただいた皆さん、ありがとうございました。 今回、ビジネスAIの編集担当として私が設定した「お題」は以下の3つ。各テーマについて日経 xTECHがQiitaアドベントカレンダーのスポンサーとなり、2019年12月1日~25日まで1日1本ずつ記事を募集した。 AI道場「Kaggle」への道 機械学習をどう学んだか 機械学習ツールを掘り下げる この結果、機械学習を独習するお薦めの書籍やサービス、Kaggleなどの機械学習コンペに入門する方法など、AIや機械学習に興味がある
出典:日経コンピュータ 2013年7月25日号 pp.56-63 (記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります) データ保存手段として、既に過去の遺物と思われていた「磁気テープ」の生産量が急回復している。ここ数年で急速に大容量化し、主に海外で需要が伸びているためだ。復権の背景には日本のメーカーによる技術革新があった。クラウドやビッグデータでも活用が進む磁気テープの最新動向を解説する。 磁気テープは、過去の遺物――。 データのバックアップやアーカイブ(長期保存)の有力手段である磁気テープのことを、そう思っている読者は少なくないだろう。 実際、日本国内におけるテープストレージ(テープドライブやカートリッジの自動入れ替え装置)の市場規模は減少し続けている。IDC Japanの調査によれば、2012年の国内テープストレージ市場規模は、前年比15.2%減となる158億8900万円
重要なファイルをメールで送る際に暗号化して、パスワードを別のメールで通知する運用を義務付けている企業をよく見かける。 一見安全そうに思えるが、このやり方に疑問を持つ人は少なくないだろう。ファイルを添付したメールを盗聴できる攻撃者は、パスワードが記載されたメールも盗聴できそうだからだ。ネットワークを盗聴できる攻撃者なら、暗号化ファイルを簡単に復元できるだろうか。実際に確かめた。 流れるパケットをキャプチャー 今回の実験では、パソコンからメールサーバーに送信したメールのパケットを通信経路上で取得し、復元を試みた(図9-1)。
大和田 裕=情報処理推進機構(IPA) 技術本部 ソフトウェア・エンジニアリング・センター(SEC) エンタプライズ系プロジェクト 研究員 日々の進捗やメンバーの負荷などプロジェクトの状態を数値でつかむ。そんな定量的マネジメントの無償ツールが登場し、話題を呼んでいる。ツール開発者が活用法を解説する。 高い品質や新技術へのチャレンジを求められるが、予算も工期もギリギリで余裕はない。そんな難しいプロジェクトが増えるに伴い、プロジェクトマネジャー/プロジェクトリーダー(以下プロマネ)には、緻密なマネジメントが求められている。 利用部門からの仕様変更の要求を受け入れるかどうか、納期を守るために何人のメンバーを補充するか、どのサブチームを重点的にテコ入れするか――。そうした判断が不適切だったり遅れたりすると、プロジェクトの成功はおぼつかない。ITの現場を率いるプロマネの責任は重大である。 筆者は業務
出典:日経Linux、2023年11月号 pp.134-141 「まつもとゆきひろのプログラミング質問箱」を改題、編集 (記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります) Rubyの創造者、まつもとゆきひろがプログラミングに関係あったり、なかったりする質問に独自の視点で回答します。 [Ruby] Q.PythonがGILを削除する計画が決定したと聞きました。GILとはなんですか。Rubyではどうなっていますか。 GIL、GVL まず、GILとは何かというところから説明しなければなりません。GILは「Global Interpreter Lock」の略で、インタープリタが同時に動作して、問題が起きないように排他制御する仕組みです。「ぎる」と発音する人が多いようです(「じる」派もいる)。今回話題にしているPythonでは、GILと呼びますが、Rubyのソースコードでは一貫して「
図1●Google Driveの対応プラットフォーム。専用クライアントソフトは、Windows版、Macintosh版、Android版が用意されており、iPhoneやiPad向けのiOS版もまもなく提供開始する予定 かねてうわさに上っていた米Googleの参入で、オンラインストレージ(あるいはクラウドストレージ)市場が、にわかに活気づいている。同社の投入した「Google Drive」は、従来のGoogle Docsの発展形であり、Webブラウザで様々な文書を編集できるなど、Google Appsとの連携機能が強み。5Gバイトまで無料だ(図1)。 これに前後して、真っ向から競合する米Dropboxの「Dropbox」は共有リンクとビューアを強化、米Microsoftの「SkyDrive」はフォルダ同期機能と有料メニューを導入、米Amazon.comの「Amazon Cloud Drive
出典:日経SYSTEMS2019年12月号 pp.48-51 プログラミング言語人気ランキング (記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります) ITエンジニアは今後どんなプログラミング言語を学びたいと思っているのだろうか。またもう学ぶ必要はないと感じているプログラミング言語は何か。これを探るため、日経 xTECHでは「プログラミング言語実態調査」のアンケートをWebサイト上で実施した。調査では今後スキルを磨きたいプログラミング言語を複数回答で聞いた。 スキルを磨きたい言語の第1位は「Python」だった。回答者440人中321人がPythonを選んだ。実に7割を超える回答者がPythonを学びたいという状況だ。AIブームの到来で有望視するITエンジニアが多いとみられる。 第2位は「JavaScript」(221人)だ。半数以上の回答者がJavaScriptのスキルを磨き
出典:日経クロステック、2020年4月30日 「教養としてのコンピューターサイエンス講義 今こそ知っておくべき「デジタル世界」の基礎知識」(日経BP) (記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります) プリンストン大学で1999年の秋から行われている一般人向け講義「Computers in Our World」。『プログラミング言語C』の著者としても知られる伝説の計算機科学者ブライアン・カーニハン氏が、今こそ知っておくべき「デジタル世界」の基礎知識を易しく解説する人気の授業だ。今回は、ソフトはどう作られているか、「バグ」とは何かについて取り上げる。 実社会でのプログラミングは大規模なものになりがちです。その戦略は、本を書いたり他の大きなプロジェクトを請け負ったりするときに採用するものと似通っています。 すなわち、まず何をすべきかを明らかにして、大きな仕様をどんどん小さなピ
なぜプログラミングを「開発」と呼ぶのか、他業界が感じるITプロジェクトの違和感 プロジェクトマネジメント編 今回は、DX(デジタルトランスフォーメーション)推進やIoTプロジェクトなどで他業種のエンジニアと共同作業を行う場合、気を付けた方がよい用語を取り上げる。以前にも書いたが、筆者は日立製作所在籍時にグループ内のコミュニティー活動を通じて、電力、鉄道車両、昇降機(エレベーター、エスカレーター)、自動車部品、家電など、様々な事業でプロジェクトマネジメントに関わる仲間たちと交流を持つことができた。また、2000年代後半に1年半ほど、ITを離れて本社のモノづくりを統括する部門に移り、全社にプロジェクトマネジメントを普及する仕事に携わったことがある。 こうした交流を通じて、彼らから指摘されたり、会話の中で話題になったりした用語の違いを紹介する。 「設計が先で、それから開発」は常識か? その用語と
2018年後半に浮き上がった事例で見逃せないのがクレジットカード情報の流出事件だ。聖教新聞、伊織、ウエストという3件の事例がある。Webセキュリティの第一人者である徳丸浩氏に、これらの事件について語ってもらった。3回にわけて掲載する。 カード情報非保持だけでは不十分 今回はお題は2つあって、どちらからいきましょうか。クレジットカード情報の流出事件とdポイントの不正利用問題です。 徳丸 クレジットカードの情報漏洩の事件から解説していきましょう。2018年年末にも事件が発表されたところです。2018年12月18日に、洋菓子舗ウエストの通販サイトからクレジットカード情報668件が流出した可能性がある、と発表されました(発表文:写真1)。この事件が問題なのは、クレジットカード情報をサーバーに保存しない、クレジットカード情報の「非保持化」が進んでいて、実際に「非保持化」しているのに、クレジットカード
粕淵 卓=NTT西日本 ビジネス営業本部 クラウドソリューション部、近藤 玲児、長澤 洋路=NTT西日本 ビジネス営業本部 クラウドソリューション部ソリューション担当ネットワークソリューション 無料Wi-Fiサービスなどの公衆無線LANでは、WPAやWPA2▼などの暗号化方式を採用している。WEP▼だと盗聴される危険性が高いが、WPAやWPA2なら安心だと思っている人は少なくないだろう。ただ、SSIDやパスフレーズが公開された無料Wi-Fiサービスでも、安全だろうか。検証してみた。 パスフレーズが公開されている WPAやWPA2には、アクセスするときに入力する文字列(キー)がユーザーごとに異なる「IEEE 802.1X方式」と、すべてのユーザーで同じ文字列(パスフレーズ)を使う「事前共有鍵(PSK▼)方式」がある。どちらの方式でも、キーやパスフレーズがわからなければ、解読するのはまず不可能
出典:日経コンピュータ 2015年10月1日号 (記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります) 既存の開発・保守手法は限界に達した。限界を打ち破るため、「超高速開発」に取り組む大企業が増え始めた。二度のシステム障害に揺れたみずほ銀行はシステム再構築にこの手法を採用する。パナソニック、ソフトバンクは「内製化は困難」という社内の常識を打ち破るのに使う。 2002年のシステム統合時に続き、2011年の東日本大震災直後にも大規模なシステム障害を引き起こしたみずほ銀行。信頼回復に向けて、次期勘定系システムの再構築プロジェクトに取り組んでいる。みずほ銀とみずほコーポレート銀行、みずほ信託銀行の三つの勘定系システムを統合・刷新し、目指すのは2016年12月からの順次稼働だ。 3000億円プロジェクトの舞台裏 投資額は3000億円を超し、ピーク時の要員は実に7500人に達する。みずほ銀
出典:日経コンピュータ 2016年3月17日号 pp.22-23 (記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります) 「大手SIベンダーはクラウドに乗り遅れている。次のコンペでは声を掛けるつもりはない」。コーセーの情報システムを率いる小椋敦子 情報統括部長は、旧態依然としたベンダーの姿勢に業を煮やす。 同社は店舗支援システムの構築をきっかけに、アマゾン・ウェブ・サービス(AWS)の利用を開始。オンプレミスでシステム構築を担ってきた大手SIベンダーにAWSへの移行を打診したところ、稼働保証できないと言われたり、法外な見積もりを提示されたりしたという。「大手SIベンダーは変化を拒んでいる」(小椋 情報統括部長)。 しかし、いくら拒んでも、クラウドシフトの波は容赦なくSIベンダーに変化を迫る(図1)。
スタート以来、日経クロステックの名物コラムとなった「テクノ大喜利、ITの陣」。今回はその第21回だ。毎回、複数の識者に共通のお題(質問)を投げかけ、識者にはそれに答える形で論陣を張ってもらう。お題は日本企業のIT利活用の問題点やIT業界の構造問題、そして世間の耳目を集めたIT絡みの事件などだ。 第21回のお題は「ご用聞きに終始する日本のITベンダーに未来はあるか」。答える識者のラストバッターは、アイ・ティ・アール(ITR)のアナリスト甲元宏明氏だ。「日本のIT力が低迷している大きな要因の1つがSIerにある」とした上で、「客の未来」よりも自社の利害を優先するご用聞き商売のままでは、コンサルティングどころか、まともなシステム開発もできないと喝破する。(編集部)
出典:ITpro 2014/11/06 (記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります) 世界のセキュリティベンダーのブログから、興味深い話題をピックアップして紹介する。今回は、まず、パスワードに関するブログから。英ソフォスのブログで、これまでの常識を覆す内容が興味深い。 セキュリティ保護には長くて複雑なパスワードを選ぶことが重要だということは誰もが認める常識である。しかし相変わらず「12345」や「password」など、瞬時に破られてしまうパスワードを使っている人が多い。このため、一部のセキュリティ専門家はそういった人たちを説得する方法、あるいはそういった人たちに行動を改めさせる方法を考えるために膨大な時間を費やしている。 しかし、この常識に疑問をなげかける研究論文(PDF文書)が、米マイクロソフトの研究部門から発行された。 論文の著者であるマイクロソフト研究部門のD
JR東日本は2014年3月から5月にかけて、駅員や、保線、電気設備、土木、建設など技術系の社員を対象に、約1万4000台にのぼるiPadを導入した。これに先立ち2013年夏、乗務員向けに約7000台のiPad miniを導入したところ、駅員や技術系職種の社員からも、「使いたい!」という声が多数上がっていたという。 実は同社にとって今回のiPad導入は、異例のプロジェクトだった。総合企画本部システム企画部の西村佳久次長はこう語る。 「どんなIT投資でも、効果は当然求められるもの。当社も過去、端末を導入する場合には、何の業務に利用するかを明確に規定していた。だが、こと今回に関しては違った。利用目的をすべて規定せずに、現場の裁量による部分を大きくした。そのため、従来に比べると、売り上げ拡大やコスト削減といった定量的効果では表現できない、定性的効果もあった。それでも導入に踏み切ったのは、現場社員が
出典:日経Linux、2021年9月号 pp.144-150 「まつもとゆきひろのプログラミング質問箱」を改題、編集 (記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります) 連載「プログラミング質問箱」の2回目は「オープンソース」についてです。Rubyの創始者、まつもとゆきひろがプログラミングに関係あったり、なかったりする質問に独自の視点で回答します。 こんにちは、まつもとゆきひろです。今回は現代において社会を動かす原動力ともなっているオープンソースについて、その起源や経緯を含めて解説しましょう。 [オープンソースの秘密] Q.オープンソースとはなんですか? これは簡単なようで実は難しい質問ですね。「オープンソース」とは、「オープンソースソフトウエア」の省略形、または、「オープンソースソフトウエア」から連想される「何か」です。 この質問に対して明確に回答するには、まずオープンソ
企業のWebサイトを狙ったサイバー攻撃が後を絶たない。攻撃の手口は常に進化し、対策は常に後追いのように見えてくる。しかし、本当にそうなのだろうか? Webセキュリティの第一人者である徳丸浩氏に、開発者や発注者、そしてエンドユーザーに突き付けられた課題とその対策について、特に2017年前半に浮き上がった事例について語ってもらった。3回に分けて掲載する。 WordPressとStruts2から脆弱性情報の公開方法を考えよう 2017年前半もいろんな事件が起きましたが、特に気になるWebセキュリティ案件はどれでしょうか。 徳丸 今年前半のWebサイトの大きな話題は、「WordPress」と「Struts2」の2つの脆弱性発覚です。どちらも被害は大きかったのですが、脆弱性に対してどういうふうに取り扱っていくか、取り組んでいくかというのを考えていく素材としてたいへん興味深いものです。 ちょっと時間が
出典:ITpro 2015年3月3日 (記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります) あなたの会社でも準備を始めなければ、もう対応が間に合わないかもしれない。そんな法律がある。正式名称「行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律」、略称「行政手続番号法」。いわゆるマイナンバー法だ。 実は、筆者は同じ書き出しの記事を2013年12月に公開した(関連記事:えっ、うちの会社にも関係あるの!?──もう始めないと間に合わない!マイナンバー対応)。「日経コンピュータ」2014年4月17日号の第2特集「今すぐ始めるマイナンバー対応」でも準備方法を紹介した。 それから1年余り、政府は2015年3月からマイナンバーの周知活動にようやく本腰を入れ、テレビCMなどを始める。 マイナンバーは2015年10月から通知が始まり、2016年1月から社会保障や税、災害対策の行政
利便性向上、利用分析および広告配信等のためにクッキーを利用してアクセスデータを取得しています。詳しくは「データ利用について」をご覧ください。オプトアウトもこちらから可能です。
企業のWebサイトを狙ったサイバー攻撃が後を絶たない。攻撃の手口は常に進化し、対策は常に後追いのように見えてくる。しかし、本当にそうなのだろうか? Webセキュリティの第一人者である徳丸浩氏に、開発者や発注者、そしてエンドユーザーに突き付けられた課題とその対策について、特に2017年前半に浮き上がった事例について語ってもらった。2回目となる本記事では、前回を受け、システムのアップデート方法について語ってもらった。 アップデートにはともかく素早く対応しないと… 前回のお話では、脆弱性情報の公開時期とアップデートの公開時期を分けるのは、一種の猶予期間では、との指摘をいただきました。実際に難しいのは、アップデート(パッチ)が出たときの対応です。自分たちで独自に拡張したり、サードパーティ製のプラグインソフトを入れていたりすることがあるためです。バージョンアップしたときに、自分たちで追加したソフトが
出典:ITpro 2014/06/19 (記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります) ロート製薬は、社内サーバーの「Amazon Web Services (AWS)」への移行を進めている。今はシステム基盤の第一選択肢をAWSとする「クラウドファースト」を実践する同社。しかし、クラウドの本格導入を開始するまでには4年の検討期間を要した。ロート製薬がクラウドファーストへと至った過程を詳しく見ていこう。 ロート製薬は2012年から、システム基盤の第一の選択肢をパブリッククラウドとする「クラウドファースト」を実践する。その方針は至ってシンプルだ。同社情報システム部の古川尚良部長は、「業務システムで使用するサーバーはハードウエアの保守期限が切れたものから順次、『Amazon WebServices(AWS)』へと移行する。規制上や性能上の理由でAWSに移行できないサーバーのみ
この連載ではガジェットなどの写真をよく掲載している。こうしたモノの写真を撮影することを「物撮り(ブツどり)」という。商品を説明したりアピールしたりする仕事をしていて、物撮りをする機会がある人は多いと思う。 僕も物撮りを仕事の一部にしていて、そのために小さなスタジオスペースを事務所内に用意している。このスタジオスペースは、撮影テクニックがない自分がうまく撮るためにはどうしたらよいかと考えて、プロのカメラマンに相談して用意した。ライティングなどの環境が良ければ、技術が今ひとつでも撮影に失敗するケースは少なくなる。 そんな僕だが、ここ最近の写真編集アプリの進化には、感心を通り越して驚いている。その中に、個人的には画期的だと思っているのだが、スタジオがなくても相当ハイレベルな物撮り写真を作れるアプリがある。今回は、この写真編集アプリを紹介したい。 自動的にきれいに切り抜ける 先ほど述べたお気に入り
出典:日経コンピュータ 2013年5月30日号 pp.56-65 (記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります) 「Amazon Web Services(AWS)」がIaaS(インフラストラクチャー・アズ・ア・サービス)のデファクトスタンダード(事実上の標準)となった今、様々なベンダーが「Amazon互換クラウド」の提供にしのぎを削っている。日本で16社が提供するAmazon互換クラウドの実力を検証しよう。 「アマゾンに追いつきたい」。NTTコミュニケーションズ(NTTコム)の有馬彰社長は、2013年4月に開催したクラウドに関する戦略説明会の場でそう語った。クラウド、特にIaaSの領域では、米アマゾン・ウェブ・サービスがリーダーであり、AWSのサービスの機能や仕様がデファクトスタンダード(事実上の標準)。そう明言するITベンダーのトップが、国内外で増えている。 米オラ
出典:日経コンピュータ 2012年5月10日号 pp.94-95 (記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります) NewSQLと呼ばれる、新たなデータベース分野が確立しつつある。高速処理というNoSQLの強みを生かしながら、RDBの使い勝手を加えようというのが製品のコンセプト。キーとバリューから成るKVSに対して、なぜ、SQLによるアクセスや、トランザクション処理が可能なのか。その仕組みを明らかにする。 「NewSQL」を知っているだろうか。NECが2012年2月に発売開始したデータベース「InfoFrame Relational Store」がその一つ。大量データの高速処理に強い「KVS(キーバリュー型データストア)」に対して、SQLを使ってアクセスできる。従来のRDB(リレーショナルデータベース)、NoSQL(Not Only SQL)に続く“第3”のデータベースと
出典:日経コンピュータ 2012年4月12日号 pp.72-76 (記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります) オンラインレシピサービスのクックパッドが、同社のサービスインフラをクラウド「Amazon Web Services(AWS)」に全面移行した。サービスの利用動向には大きな季節変動があり、これまで過剰なIT投資を強いられていた。クラウドによりIT投資から解放されると同時に、試作を重ねながらサービスを改善する「リーンスタートアップ」の実践に弾みを付けた。 2月13日。「バレンタインデー」の前日に、クックパッドのシステム負荷は1年で最も高くなる。手作りチョコレートなどのレシピを求めて、ユーザーが殺到するからだ。この日のアプリケーションサーバーへのリクエスト数は、最大で毎秒5000件。負荷は通常時の数倍に達する。 クックパッドのインフラチームにとって、毎年2月13日
6割超がOffice互換ソフトを利用中、うち半数はOpenOffice MS Office互換ソフト利用実態調査 回答者の6割以上がMicrosoft Office(以下、MS Office)の互換ソフトを利用中、そのうち半数はOpenOffice.orgユーザーである---。MS Officeを構成する「Word」「Excel」「PowerPoint」は、定番のパソコンソフトとして仕事から趣味まで様々な場面で使われている。しかし、最近ではほぼ同等の機能を備えながら、より安価なOffice互換ソフトが複数のベンダーから相次いで登場している。 そこでITpro Activeでは、MS Office互換ソフトの利用実態調査を実施した。調査期間は6月21日-29日。ITpro Active会員にITpro Activeメールで告知し、計1067人から回答を得た。 全回答者の3割がOpenOffi
インターネット経由で外部のストレージを利用するオンラインストレージサービスは、個人の気軽なデータ置き場から部門単位のバックアップまで、いまや様々な局面で活用されている。ITpro Activeが2012年10月4日-21日にかけて実施した利用実態調査でも、全回答者715人のうち482人(67.4%)が、オンラインストレージを「利用している」と答えた(図1)。以下、この482人に対して、満足度や利用中のサービスなどを質問した。
次のページ
このページを最初にブックマークしてみませんか?
『日経クロステック Active - システム導入のための意思決定支援サイト -』の新着エントリーを見る
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く