(『四国ののんびり長距離バス 前編 ~鉄道代替夜行「とさじ」号と「高徳特急バス」~』の続きです) 四国島内を一般道経由で結ぶ長距離バス「とさじ」号と「高徳特急バス」に乗った僕は、高松でお目当ての讃岐うどんにありついた。 そのコシと味は申し分なく、徳島駅で駆け足をした甲斐があったと思った。 すっかり満足した僕は、高松13時18分発の宇和島行き特急列車「いしづち」9号で多度津13時47分着、同駅を13時48分に発車する岡山仕立ての特急列車「南国」5号で高知に向かった。 高知からは、JR四国バスの高知-松山急行線に乗り継いで、西四国縦断の旅に出た。 次の発車は、16時発のビジネス特急「なんごく」20号である。 当時の「なんごく」号は、1日16本が1時間おきに運行されていた。 その内訳は、所要3時間04分のノンストップ特急が2本、途中10ヶ所に停車して所要3時間12分のビジネス特急が6本、14ヶ所