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大谷翔平
blog.goo.ne.jp/minacraft
AMEDの司令塔である内閣官房の健康・医療戦略室には、以下の疑義があります(今わかっている限りのもの)。 1. 山中教授のiPS細胞備蓄事業において、「不透明なプロセス」で来年度の予算をゼロにしようとしたこと。 2. 財務省から内閣府に「白紙の小切手」として予算措置される「調整費」80億円が不透明なプロセスで決められ、厚労審議官である大坪氏の省益誘導が強く疑われ、かつ、有効性の乏しいものであること(さすがに自民党部会がストップをかけて、現在執行停止中です)。 3. ファンディング・エージェンシー(予算配分機関)であるAMEDに対して(ああしろ、こうするなと口を出して)マイクロマネジメントを行い、自由度を奪うことによって、AMEDを単なる予算執行機関にしてしまっていること。
一つ前の投稿ではAMED審議会での末松理事長の発言を中心に紹介しましたが、議事録を通しで読んでみると、この日の審議会がいかに普通でなかったかが分ります。 山中さんのiPS備蓄事業打ち切り報道があった後、初めて開かれた会であり、その異常性が耳目を集めていたにもかかわらず、まるで何事もなかったかのように会が進行することに、私は心底驚き、我慢がならなくなりました。その事務局の態度自体が、健康・医療戦略室の体質をそのまま表しているのです。 最初の議題の事務局の説明を聞きながら頭の中で考えていたのは、こういう種類の審議会になぜ「ジャーナリスト」の肩書を持つ人間をわざわざ入れているのかということ。その”期待”に答えずして、どうしてここに座っていられようものかと思いました。
議論は、AMEDで政府の新しい科学技術プロジェクトを実施するのに必要な基金をつくるため(具体的にはムーンショット型研究開発制度)、現在の中長期目標を一部改正することについてのやりとりでした。
2月6日発売の週刊文春に、和泉洋人補佐官と大坪寛子厚労審議官の信じがたいほど恥ずかしい記事が掲載されているのをご存知でしょうか。
今から180年ほど前、マイケル・ファラデーが電磁誘導を発見しました。 電磁誘導によって発電が可能になったわけですから、私たちは計り知れない恩恵を受けているわけです。しかしそのことは当時、かならずしも自明なことではありませんでした。 ファラデーは、定期的に一般向けの講演を行っていて、一般大衆の前でその物理現象をデモンストレーションしてみせました。 すると、その日の講義の最後に、ひとりの女性が質問しました。 「ですが、ファラデーさん。磁石をつかって、ほんの一瞬、電気を起こしてみても、何の役に立つのでしょうか?」 ファラデーは、礼儀正しく言いました。 「奥さん、生まれたばかりの赤ん坊が、何かの役に立つと思われますか」 ファラデーの慧眼をよくあらわしている逸話ですが、180年たった今も、このような基礎科学の性格は変わりません。だからこそ個々の科学の重要性を判断することはとても難しいのです。 そして
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