サクサク読めて、アプリ限定の機能も多数!
トップへ戻る
ニコニコ動画
d.hatena.ne.jp/sense-of-wanderer
駄文ニートの歩き方 ――お金がなくても楽しく暮らすためのインターネット活用法作者: pha出版社/メーカー: 技術評論社発売日: 2012/08/03メディア: 単行本(ソフトカバー)クリック: 742回この商品を含むブログ (3件) を見る まだ読んではないけど、phaさんの『ニートの歩き方』が発売したみたい。こういう類の本が注目されてニートへの嫌悪感が緩和されていくといいなと思う。でも、たぶん、この本がなしうることはニートに対しての理解/寛容だけではない。この社会(にいる人たちの多く)が抱えてるとある価値観――「何もしてない」への不寛容さを和らげ、なくしていく出発点になるかもしれない。 僕は最近ゲームセンターによく行くんだけど、行きはするものの何もせず帰ってくることもけっこうある。ゲーセンという場に自分を浸したくて、ただ壁にもたれたりしてぼーっとしている。誰かのプレイを見ることもあるけ
科学生き物をめぐる4つの「なぜ」 (集英社新書)作者: 長谷川眞理子出版社/メーカー: 集英社発売日: 2002/11/15メディア: 新書購入: 3人 クリック: 16回この商品を含むブログ (19件) を見る 生物の持つ特徴を説明するときは4つの要因に分けて考えることができる。動物行動学者のニコ・ティンバーゲンにちなみ、「ティンバーゲンの4つの問い」と呼ばれているが、なぜ賢者タイムが存在するのかをそれら4つの問いに基づいて考えてみる。 因果要因 Causationこれはその特徴がどういうメカニズムで動くのか、という説明。直接的で、ほとんどが生化学的な説明になる。つまり、どういうメカニズムで男性が賢者タイムに陥るのか。「男の人ってどうして賢者タイムがあるの?射精後に眠くなってしまう理由 」に詳しい。要は射精後にリラックスさせる脳内物質が放出されるらしい。 発達要因 Development
本, ゲーム横井軍平ゲーム館 RETURNS ─ゲームボーイを生んだ発想力作者: 横井軍平,牧野武文出版社/メーカー: フィルムアート社発売日: 2010/06/25メディア: 単行本購入: 28人 クリック: 601回この商品を含むブログ (52件) を見る スティーブ・ジョブズが亡くなったとき、「日本にはなぜジョブズのようなクリエイターがいないのか」という言説と、「いや、いるよ、横井軍平とか知らないの?」というアンチ言説が飛び交っていました。僕は後者の肩を持ちますが、前者の人たちが求めていたのは、起業し会社の先頭に立って社会にイノベーションをもたらしている人物のことだけだったのでしょう。企業の一課長のことなんて、知る由もなかったのかもしれませんね。 それはさておき、本書は携帯ゲーム機「ゲームウォッチ」や「ゲームボーイ」を創った横井軍平さんへのインタビューで構成されています。「どのように
ネット ニコ生視聴しながらのメモです。まとまってませんのであしからず。気になる方はタイムシフトでご視聴ください。岡田斗司夫講演「いい人」戦略セミナー期限付きですがそのうちオタキングexで公開されるでしょう。 評価経済社会は「人脈・コネ>お金・能力」。 動乱期になると逆転する。 ここ150年くらいは動乱期。 自分の稼ぎ次第。自分で稼いで、自分で自由時間を遊ぶ。すべて自分で決めていける。それはそれでいいこと。 地球が一つになるという混乱期。経済の混乱はそれが原因。かつてはそうではなかった。一国が不況になっても他国には影響がなかった。 日本の社会は動乱期が終わりつつある。「人脈>お金」の時代。ネットワークのおかげで「その人がどういう人か」がコミュニティの外に広がっていく。情報が外に流れていく。 お金が評価を生むのではなく、評価がお金を生む。 アップルの新製品には評価者が多数いる。だから他社は勝
本天才が語る サヴァン、アスペルガー、共感覚の世界作者: ダニエル・タメット,古屋美登里出版社/メーカー: 講談社発売日: 2011/02/01メディア: 単行本クリック: 17回この商品を含むブログ (5件) を見る本書の趣旨は「サヴァンの能力は天才だからなのではなく、人間だからこそのもの」という感じなのですが、まったく相反する邦題ですね。編集者か誰か知りませんが、「サヴァン=天才」という先入観を持っていて、中身も読まずにタイトルを決定したのでしょう(タメットはその先入観が一番いけないと述べ、それを壊そうと言葉を重ねています)。本当に底なしのアホですよ、この邦題をつけた人は。あきれ果てます。「外国語書籍の原題/邦題問題」について改めて考えさせられますが、それはまた別の機会に書きましょう。 原題は『Embracing the Wide Sky――A Tour Across the Hori
考え方こういう台詞を使ったこと/聞いたことがある人がいるかもしれません。 「君の言うことって抽象的で分かりにくいよね。もっと具体的に言ってよ」 この台詞、僕は嫌いです。なぜかというと、「抽象的」がまるで悪いものであるかのように扱われているからです。正確には「曖昧」という言葉を使うべきです。では、「抽象的」とはどういう意味なのでしょうか。 今回は具体的と抽象的を比較することで、その意味を改めて知り、「抽象的」が「曖昧」と同じように使いうる悪い言葉ではまったくないことを示してみます。 具体人と抽象人 物事を具体的に捉え、考える人を具体人と呼ぶことにします。物事を抽象的に捉え、考える人を抽象人と呼ぶことにします。 両者がどんな性質、思考法の持ち主であるのか、例を出して考えてみましょう。 イヌとネコがいるとします。品種は何でもいいです。 具体人は、イヌとネコの違いに注目します。耳の形が違う、体の大
考え方本日借りてきたG.H.ハーディの「ある数学者の生涯と弁明」。これはもうほんとに読むのが楽しみ。ハーディといえばラマヌジャンを連想する人もいるかもしれないけど、たしかにハーディ自身、生涯最高の仕事を「ラマヌジャンの発見」と言ってるくらいだけど、ハーディってのはすごく面白い数学者。 おれが憧れてるハーディズムとでも言える生き方。それをものすごく身勝手に翻訳すると、実用や応用のためだけに何かをするのではなく純粋に楽しむためだけにそれをする、ということになる。ハーディは応用数学を美しくないものとして、純粋数学こそ美しいと言ってる。 ハーディは自分が研究している数学が実用されてしまうこと、応用されてしまうことをひどく嫌ってた。でも、その生涯の中で汚点が生じてしまう。生物学で用いられてるハーディ・ワインベルグの法則がそれ。生物学への重要な貢献であるにもかかわらず、ハーディはこれが気に入らなかった
本まさかまだ手元に『思想地図β』がない人がいるとは思いませんが、発売から1か月経ったということで読書感想文を書いてみます。というか、つい昨日読み終わったばかりなだけなんですがね。 この新しく楽しい雑誌は東浩紀さんを編集長とするコンテクチュアズが制作/販売をしています。その手法が非常に面白くて魅力的なんですが、「企業および方法としてのコンテクチュアズ」については「はじめてのあずまん」という企画に寄稿する予定でいるので、ここでは書きません(「はじあず」についてはツイッターで#hajiazu、@shohei0308さん、@daichittaXさんをチェックしてみてください)。 今回は単純に、中身の感想文です。特別企画、第一部、第二部、第三部から1個ずつ挙げていきますので、もしも、もしもまだ『思想地図β』をお持ちでない人で興味を持てたというのであれば、ぜひご購入くださいませ。新しい世界が開けること
TED Talksスティーブン・ピンカー: 暴力にまつわる社会的通念参考動画は↑をクリック! あなたはこの記事のタイトルにぴくっと反応しましたか?ピンカーさんはさまざまなデータを用いて、「現代が過去に比べて劇的に平和になってきている」ことを論証します。しかし、どうでしょう。20世紀には2度の世界大戦を始め、世界のいたるところで「大虐殺」が行われました。アウシュビッツ、南部が独立すると言われているスーダン、中国での文化大革命などなど……。これらの出来事は人類の「暴力性」や「残虐性」を証明していると思いませんか?ピンカーさんはおかしなことを言っているのでしょうか。 ピンカーさんは「暴力」を数千年から数年というタイムスケール別に分析します。考古学者のローレンス・キーリーが数千年前の原始的な人類のモデルとなりうる、現代に生きる狩猟採集民族の他殺率を調べてみると、部族によって15パーセントから60パ
創作私は任天堂より販売されているポケットモンスター(以下ポケモン)シリーズに関して、販売中止を求める運動の開始を宣言する。 はじめにポケモンは日本だけでなく世界中で販売されている人気コンテンツであるが、私はこれが子供たちに多大なる悪影響を与えていることを懸念している。ポケモンシリーズが1億本以上も売れているという現状から、その影響は計り知れず、子供たちの健全な教育を破壊し、まっとうな人格の形成を妨げる恐れがあるのは疑いようがない。 ポケモンに含まれる教育に害を与える内容は大きく分けて二つある。・動物虐待・科学的事実の誤認 以下、詳細を示す。 動物虐待ポケモンには動物虐待を推奨、動物保護の倫理に反する内容が含まれている。その内容を記述していく。 1プレイヤーはポケモンを「突然飛び出してきた」という理由だけで痛めつけ、瀕死の重傷を終わせる、もしくは殺害する。(動物虐待の最たる例である) 21の
変化, ゲーム9月18日に『ポケットモンスターブラック・ホワイト』が発売されるということで、ポケモンを題材に1つ。 取り上げるのは1996年に発売された初代ポケモン(赤、緑。以下ポケモン)。当時、僕もものすごくはまりました。そんなポケモンは2つのイノベーション、つまり革新を起こしました。1つはそれまでのゲームにはほとんどなかった「収集と育成というアイデア」を持ち込んだこと、もう1つは「図鑑の導入とその新しさ」です。 この2つの「功」について書いてから、「罪」のほうもちょろっと書きたいと思います。 収集と育成 これについてはウィキペディアや「「これってイノベーション?」 ポケットモンスター」などで分かりやすく書かれているので特に書くこともありません。ポケモン以前のゲームには「収集と育成」、それと「交換と対戦」というアイデアがほとんどなく、これらの要素を含むゲームが売れるようになったのはポケモ
科学「科学好きのために」連載の第2回です。今回のサブテーマは本末転倒にも思える「日本には科学好きはいないのか」です。この記事は科学好きに読んでもらいたいと思っています。 本題に入る前に第1回の記事で事故に巻き込まれ、SSFS大先生の輪郭(『digital ひえたろう』編集長の日記★雑記★備忘録)でその件を紹介したところ、そこから思わぬ勢いでアクセス数、はてブとともに伸びてしまいました。正直困惑していますが、有益なコメントが寄せられたことは嬉しい限りです。たぶんこんなことでビビっていてはダメだと思うので、アクセス数などは気にしないでおきます(無理ですが)。だいたいこんなに反応があるとは想像もしてなかってん……怖い。つい本音が漏れましたが、続けましょう。書き出したからには書き終わるしかないのです。 最初に書いておかなければならないのは、僕がなぜ福岡伸一さんの名前を挙げたかでしょう。思った以上に
科学「科学好きのために」連載の第1回です。今回はタイトルにもあるように「なぜ日本では楽しみとしての科学が定着しないのか」ということをサブテーマにして考察していきます。この記事は科学者、科学ジャーナリスト、科学好きのいずれにも広く読んでもらいたいです。 そもそも日本で「楽しみとしての科学」が定着しているのかしていないのか、あるいはしつつあるのかしたことがあるのか、僕には分かりません。しかし、個人的な感覚では全然定着していないように感じています。もちろん属するコミュニティや友人関係によってこの感覚は違うと思いますが、定着していないということを仮定して進めていきます。仮に定着しているとしても読んで無駄にはならないことを書いていきますので、ご安心を。 さて、最初は「楽しみとしての科学」の現状を把握することにしましょう。日本の現状と、欧米、特にアメリカの現状を比較してみます(ときどきヨーロッパ代表で
科学ちょくちょく「科学も宗教のようなもの」だとか「科学を信じるのも信じないのも自由」というような書き込みを見かける。本当に科学は宗教の一つなのだろうか。 結論からいえば、それは間違えすぎるほど間違っている。科学は宗教ではないし、宗教は科学と比べられるような同じ土台にすら立っていない。 宗教に不可欠なもの 宗教に不可欠なもの、それは信仰だ。 例えば、あなたがキリスト教徒だとしよう。あなたは敬虔な信者で、教義も神の存在も信じている。それゆえに、あなたにとって神は真実であり事実でもある。だが、キリスト教徒のあなたにとってイスラム教はどういうものだろうか。異教だろう。そしてもちろん、イスラム教を信仰しはしないだろうし、その教義も神も信じないはずだ。 ところが、イスラム教徒にとっても同じ状況ができあがる。あなたがイスラム教徒だとすれば、その神を信じるし、当然キリスト教は異教で信仰の対象ではない。キリ
科学科学は楽しい。科学は面白い。これらは僕にとって自明のことです。 ですが、悲しいことに、「楽しみとしての科学」は日本では定着していません。科学は難しいものだと捉えられ、一部の人たちが関わっているものと思われており、敬遠されています。 みなさんは科学が好きですか?難しいだろうとは感じながら、面白い科学をもっと手軽に楽しみたいと思ってはいませんか?僕は、日本には科学好きが少なくとも1000万人はいるのではないかと見込んでいます。でも、その大半が科学の楽しみ方を知らないのではないでしょうか。 僕は科学が大好きです。だからこそ、より多くの人に科学を楽しんでもらいたい。では、僕にはそのために何ができるのか、何をしたいのか。それを考えた結果、とりあえずブログでまとめることにしました。 どうすればもっと多くの人がゲームを楽しむように手軽に科学を楽しめるようになるのか。 これをテーマにして、6回に分けて
このページを最初にブックマークしてみませんか?
『センス・オブ・ワンダラー』の新着エントリーを見る
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く