サクサク読めて、アプリ限定の機能も多数!
トップへ戻る
WWDC24
georges-canguilhem.blogspot.com
ルナンは存命中、例えばイエス・キリストの生涯("Vie de Jésus" )を書いた作家として有名であった。この本では、キリストは他のどのような人物とも同じように書かれ、聖書も他のどのような本とも同じように批判的に検討されなければならないという考えが披瀝されていて、カトリック教会の怒りを買い、激しい論争を呼んだ。 彼は1882年に « Qu'est-ce qu'une nation ? » 「国家とは何か」 という演説で明らかにした国家観でも有名であった。フィヒテ(Johann Gottlieb Fichte, 1762-1814)のようなドイツの哲学者たちが国家を言語のような特徴を共有するグループ (le Peuple 民族) あるいは人種 (la race) という客観的・物理的な基準で定義していたのに対して、ルナンは単純に « la volonté de vivre ensembl
Autour de la science, de la médecine et de la philosophie 昨年末、アヴィニョンに向かう前のリヨン駅で見つけたジャック・アタリさん(Jacques Attali, né le 1er novembre 1943 à Alger)のこの本。混迷の時代の航路を照らす灯台の役割をすると彼が考えた24人(日本人では明治天皇が含まれている)が取り上げられている。 Phares. 24 destins (Jacques Attali) この中に、これまで気になっていたガリレオ(15 février 1564 ― 8 janvier 1642)ともよく比較されるジョルダーノ・ブルーノ(Girodano Bruno)という修道僧にして哲学者の人生が描かれていた。アヴィニョンまでの車中、じっくり読む。ここで改めて、この人物の人生を振り返ってみたい。 ジ
このページを最初にブックマークしてみませんか?
『科学・医学・哲学を巡って』の新着エントリーを見る
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く