過去の記事「見捨てられていた25歳」の続編として書きました。 南佳孝の「South Of The Border」をspotifyで探して聴いている。ぼくが25歳で一人暮らしをアパートでしていたころを思い出していた。地元の50人くらいのほとんど社長家族や同族の会社に就職して、社会人生活にようやく慣れてきたころだ。LPレコードのカバーが池田満寿夫の版画だったことと、気だるくて都会的でオシャレな曲が気に入って買い求めたものだった。定年退職してから何度かこのLPの曲を聴いていて、これまではあの頃の虚脱感と寂しさを思い出して最後まで聴けなかった。今日こそ、ぼくの人生で最悪だった時期を意味ある時期に転換しようと試みてみよう。もう40年以上も前のことをどうして振り返らなければならないのか?それは、未だにあの頃に受けた傷が今でも心の奥底に残っているからだ。今の妻との結婚がその傷の大半を癒してくれたのだが、