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2024年2月17日 著 2022年9月に卒業した社会構想大学院大学、その修了生や在校生などから構成される梟友会(いわゆる校友会みたいなものかな)の企画で、「高田馬場キャンパス最後の授業」というイベントが催されました。社会構想大学院大学 キャンパス移転のお知らせにあるとおり、4月からは青山に移ってしまうんですよね......。 自分にとって、通勤経路上に位置しており気軽に立ち寄れるのみならず、四半世紀以上前ですけど大学生時代を過ごした思い出の地ということもあり、高田馬場という立地は社会構想大学院大学(入学当時の呼称は「社会情報大学院大学」)への入学を決意した背景のなかでも、かなりの比重を占めます。 それだけに、青山への移転というのは正直、寂しい&残念なものがありますが......先述のお知らせの文中にあるとおり、高田馬場キャンパスが完全に消えてなくなるわけではないのですね(実は本イベントに
アクセシビリティとか生成UIとかVivaldiとか(Re: Accessibility Has Failed: Try Generative UI = Individualized UX) 2024年3月4日 著 ヤコブ・ニールセン氏といえば、ユーザビリティやUXの分野では大家として知られており、Web業界歴の長い方ほど、その名前に馴染みがあるのではと思います。私もいち時期、氏の著書で勉強させていただきました。そんなニールセン氏が最近になって書いたAccessibility Has Failed: Try Generative UI = Individualized UXという記事は、長年デジタルアクセシビリティに携わってきた立場からすると、ちょっと看過できない内容。 もちろん、デジタルアクセシビリティがいまだ道半ばであることは認めますけど、私の狭い観測範囲においても「やっぱりな」という感
2024年2月21日 著 昨年のクリスマスに書いた(笑)改正障害者差別解消法とWebアクセシビリティをめぐる解釈の続き。私はWebの専門家ではあるけれど、法律の専門家ではありません。なので、弁護士でいらっしゃる水田進氏が2024年4月施行!障害者差別解消法で合理的配慮が義務化という記事において ウェブアクセシビリティが確保されたウェブサイトの構築やウェブアクセシビリティの向上は、不特定多数の障害者を主な対象とする「環境の整備」として望ましいものではありますが、「合理的配慮」には当たらないため、障害者差別解消法の改正によっても、一定の規格・ガイドラインへの準拠が義務付けられるものではありません。 と書いてくださったのは、いまだ一部でまことしやかに喧伝され続けている「Webアクセシビリティ義務化」との誤った解釈に対するファイナルアンサーとして、個人的に大変ありがたく思います(u要素で下線が引か
2023年12月23日 著 インターネット老人会 Advent Calendar 2023の23日目の記事です。前日が、いつもフィードで記事を拝読しているBlogのひとつ、今夜はいやほいの記事(90年代はじめに生まれたゆとり世代がインターネットを振り返る)で驚きました。 閑話休題。インターネットとのなれそめ......は、地球全体を俯瞰する視座を持ち、これからも活動していきたい ― 木達一仁|WD ONLINEに譲ります。それはさておき、私は今日に至るまでWeb制作を生業にしているのだけど、初めてHTMLを書いたのは確か大学2〜3年生の頃で(西暦でいうと1994年から1995年あたり)、そのとき使っていたWebブラウザはNCSA Mosaic(以後「Mosaic」)でした。当時すでにimg要素に対応し、画像を表示させることができていたので、0.10以降のバージョンであったことは間違いありま
2023年12月25日 著 私はGoogle アラートに「アクセシビリティ」とか「JIS X 8341-3」みたいな言葉を登録していて、Googleの検索対象にそれらを含んだコンテンツが新たに登録されるのをウォッチしているのですが、またしても改正障害者差別解消法に関して間違った解釈が掲載されているのを見つけてしまいました。あえて掲載元にリンクはしませんが、一部を引用します: 2021年の障害者差別解消法の改正により、2024年4月1日から民間事業者の合理的配慮が義務化されます。ウェブサイトの場合では「JIS X 8341-3:2016」という規格に準拠したウェブサイトを作り、ウェブアクセシビリティを確保することが義務化されます。 最初の文は、何ら問題なく、正しい内容です。問題はそのあとで......改正法のどこをどう読めば、JIS規格に準拠したWebサイトを作ることが義務化されるというので
2023年9月8日 著 9月7日の覚え書き。本当は宇宙開発とサステナビリティのほうで触れるべき内容ではあるのだけれど、X‐NIHONBASHI TOWERで催されたJAXA SDGsシンポジウムについて覚え書きしておきます。なにせ、基調講演後の質疑の時間に会場内で急病人が発生、そのまま中止されてしまったので......基調講演についてのみ、覚え書き。 基調講演のタイトルは「航空宇宙とSDGs、航空宇宙のSDGs」で、講師は慶應SFCの蟹江教授。しかし結論から書いてしまうと、タイトルにあまり合致しないSDGs全般に関する内容が多く、個人的には残念でありました。タイトルの前半部分、つまり航空宇宙とSDGsについては、GISを用いた進捗の可視化という文脈でかろうじて触れられていたものの、後半部分の「航空宇宙のSDGs」については、ほぼ触れられていなかった認識です。 もっとも、最新の中間評価(GS
2023年6月3日 著 GENKIさんのトゥートで知ったのですが、Arcブラウザの新機能、Boostsが興味深いです。ひとことで言えば表示しているWebページの見た目をカスタマイズするための機能で、より具体的には色合いやフォントを変えたり特定の部分を非表示にしたり(Zap)できます。さらには、そのカスタマイズした設定を共有することも可能。メディアも取り上げていました: The Arc browser's Boosts feature lets you change how any website looks - The Verge Arc browser's new tool lets you remove some elements from a website | TechCrunch なぜこれが興味深いかといえば、Arcのような新興のブラウザが、まさにWebブラウザの進化すべき方向性
2023年3月3日 著 Overlay Fact Sheetの発起人であるKarl Groves氏が取りまとめたThe overlay personalization farceは、アクセシビリティオーバーレイ界隈をウォッチし続けている自分にとって、興味深くたいへん貴重なレポートでした。これは、オーバーレイベンダー(訴訟避けのため具体名は明かされていません)の提供するパーソナライゼーション機能につき、網羅的かつ詳細に調査したものです。個人的なハイライトはここ: Of all the personalization features presented by overlay widgets, only 3 of them cannot be performed natively by your website visitors' operating system: Text readabil
『Designing with Web Standards—XHTML+CSSを中心とした「Web標準」によるデザインの実践』出版の思い出話 2023年2月16日 著 少し前にようやく、Era Web Architects #114 書籍編集に携わり続ける - YouTubeを視聴しました。それまでまったく存じ上げず、結構びっくりしたのですが、昨年12月にマイナビ出版の代表取締役社長に就任されていた!!角竹さんの回です(果たして「さん」付けでお呼びし続けてよいのだろうか?というのはさておき)。 角竹さんには、なんと表現してよいものやら、言葉選びに困るほどお世話になってきましたし、またご迷惑もおかけしました(その節は誠に申し訳ございませんでした......)。閑話休題、動画のなかで懐かしく思ったのは、技術校正として出版に参加させていただいた『Designing with Web Standa
2023年1月21日 著 先月開催された国際山岳年プラス20シンポジウムin黒部の模様が動画や写真で公開されたことを、ヤマケイオンラインのニュースで知りました。同イベントでは、例年お世話になっている阿曽原温泉小屋のご主人、泉さんがセッション1「山小屋と登山道の取り組みと安全への歩み」のなかで講演されたのを知っていたので、録画の公開は大変ありがたいです。 泉さんの講演タイトルは「黒部の登山道整備の難しさ」。軽妙な語り口でところどころ会場の笑いを誘いつつも、遭難救助の思い出話だったり、知り合いの方が少なからず山でお亡くなりになっているお話なんかは、結構シャレになってないなーと。それはそうとスーツ姿でネクタイを締めた泉さん、非常に新鮮ですね......。 泉さんの主張、すなわち登山道整備のために相応のスキルを備えた人々とその受け皿(=体制)、それにお金の3点セットが重要というのがよく理解できまし
2022年12月31日 著 『人的資本の活かしかた 組織を変えるリーダーの教科書』も、10月に買って読んでいたけど覚え書きしていませんでした。活かしかた、っていうとなんかやたら上から目線というか経営者目線を感じて、あまり好きではないタイトル。 内容的にはさほどISO 30414に寄ったものではなく、バズワード化した「人的資本」の流行に乗っかっただけの本という穿った見方ができなくもない。けれど、人的資本経営についてとりあえず何か読もうと思った自分のAmazonでの探し方がイマイチだっただけですね......。 人的資本の議論では、資源と資本の違いについてよく言及されます。資源は消費するコストで、資本は投資の対象だ。そんなふうに言われるわけですが、いまひとつ腑に落ちません。 これは自分も腑に落ちていない点。だけれど、これはあくまで議論を成立させるうえでの割り切り方の一つとして受け入れざるを得な
2022年12月26日 著 Elon Musk氏がTwitter社を買収してからというもの、メディアで彼の名前を目にしない日はない、という印象があります。実際にはそんなはず無いけど、しかし彼が手にした影響力の大きさと、実際その影響力を行使しまくっている現状を踏まえるなら、それぐらい注目が集まるのも宜なるかな。 いちいち振り回されるのは疲れるから、できるだけ私は距離を置くようにしているつもりですが......とはいえ、TwitterからMastodonに軸足を移すで書いたとおり、Musk氏のことを個人的に尊敬しているのも事実。でもって最近読んだのが『イーロン・マスクの生声 本人自らの発言だからこそ見える真実』。 何より大切なのは、脇目も振らず、学ぶべきを学ぶことだ。学校にいようが外で経験を積もうが関係ない。 御意だけど、難しいのは(そしてMusk氏が長けているのだろうと思うのは)、何を学ぶべ
2022年12月25日 著 『服が、めんどい——「いい服」「ダメな服」を1秒で決める』は、およそファッションに興味はないけれど、人並み程度には気を遣いたい自分のような人間には良い本でした。まぁ類似の本は過去にも読んだことがあったような気がしますが、復習ってことで......。 本書を手に取ったみなさんは、ファッションにそこまで深い興味がないでしょうし、日々の着こなしについて、あれこれと頭を悩ませるなんて、きっと面倒に感じているはずです。 完全に図星。 結論から言いましょう。「無地の服だけ買ってください」。 これは本当にそうだなと思います......できるだけ無地ものを買ってます。なので、自分の方針はある意味、正しかったんだなと思いました。 「ネイビー」「ブラック」「ホワイト」「グレー」「ベージュ」の5色だけに絞ります。 うん、これも実は既に実践している気がする......まず明るい色とか原
2022年12月24日 著 ポエムしか書けない身となって久しいですが(苦笑)、今年もアクセシビリティ Advent Calendar 2022に参加させていただいてまして、その24日目の記事です。タイトル通り超個人的な目線から、今年のデジタルアクセシビリティ関連のニュースを10個選び、適当に紹介してお茶を濁そうと思います。ちなみに10個のあいだに順位とかないですし、紹介順は時系列でもありません、悪しからず。 WCAG 2.2の策定、遅れまくる いくらなんでも2022年中には勧告されるだろう。そんなふうに考えていた時期が俺にもありました(棒)。しかし本日時点では勧告案より手前の勧告候補(9月6日付の発行)という状態であり、それどころか達成基準4.1.1が削除されそうなんていう今さらジローな話まで出てきてさぁ大変。ちなみにその件を含めオープンなイシューは58個も残っています......果たして
2022年12月5日 著 アルサーガパートナーズ、ウェブアクセシビリティ・コンサルティングサービスを開始というプレスリリースを読みました。リリース当初、12月1日時点の文面(Wayback Machineのアーカイブ)には、次のような記載がありました: 2021年6月に「障害を理由とする差別の解消の推進に関する法律」に関連し法改正が行われました。これにより、障害を持つ方への配慮が法定義務化されたことで、公的機関/民間の関係なく、すべてのWebサイトにおいて、今回の法改正公布から3年以内(つまり2021年6月4日から起算して3年以内)にウェブアクセシビリティのレベルA以上を満たしたサイトにすることが必須となりました。 その後、末尾に弊社プレスリリースの一部に誤解を招くような表現があり、申し訳ございませんでした。訂正させていただくと伴に、深くお詫びいたします。アルサーガパートナーズ 広報室とい
2022年11月28日 著 11月26日の覚え書き。今月6日に予告していた件ですが、日本DAISYコンソーシアム(JDC)ならびに日本電子出版協会(JEPA)が主催したイベント、日本DAISY共催: 普通の書籍が読めない人に読書機会を提供する: EPUB電子書籍のアクセシビリティに参加&登壇をしました。参加してくださった皆様、また運営に携わられた皆様には、厚く御礼申し上げます。ありがとうございました。 そのなかで私は「WebアクセシビリティとEPUBアクセシビリティ」と題し20分弱の講演を行いました。Webのアクセシビリティに長年携わってきた立場から、規格やガイドラインを軸として両者の関係についてお話しました。最もお伝えしたかったのは、こくちーずプロの告知ページに記載されていたフレーズ通り、まさにEPUBアクセシビリティにとってWebアクセシビリティは基盤となる......ということです。
2022年9月18日 著 Web3の本、といえばインプレスが販売を終了させつつ回収するという判断に至った『いちばんやさしいWeb3の教本』が記憶に新しいですが、自分もそろそろ?Web3関連書籍を読んでみるかってんで最初に買ったのが『入門 Web3とブロックチェーン』。わかりやすく、また読みやすい文章量で、概要をつかむにはうってつけの良書と感じました(まさに入門書)。 現段階のWeb3は、ホットなマーケティング用語、ポジショントークの道具としていいように使われている側面も大きいことは否定できません。 ......側面が大きいどころか、Web3って「そういう」使われ方しかしてない言葉だという印象を抱いているのですけど、上記の率直なくだりから著者に対する信頼感が増したのは事実。 Web3はインターネット領域だけの話ではない点が最大のポイントです。 ブロックチェーンを背景として、大小さまざまな社会
2022年5月18日 著 先月読んだ『人生で起こること すべて良きこと』がきっかけで、再び自分の中で田坂広志氏、いや田坂広志先生の著書ブームが起こりつつあります。でもって最近読んだのは、新版として今年2月に改めて出版された『なぜ、我々はマネジメントの道を歩むのか』。実に耳の痛くなる言葉の数々が、慈愛すら感じ取れるような優しさと共に紡ぎ出されていました。 常に、部下の性格、状況、心境、力量を把握することが求められる。そして、それぞれの場面で、最もふさわしい言葉を語ることが求められる。その意味で、マネジメントとは、最も高度な「心のマネジメント」なのです。 自分もかつての田坂先生と同じく、マネジメントの立場に立ちたいなんて思っていませんでした。しかし半ば周囲に流されるような格好でそういう立場に立ち、もうだいぶ長い時間が経ちますが(今の勤務先で取締役になってからは15年が経つ)、上記にあるマネジメ
2022年6月29日 著 デザインシステムをデザインシステムだと考えない思考実験を読んでの感想です。あらかじめ書いておきますが、オチとかは当然ありません。 名前なんて後から考えれば良いのではないか、最初は箱なんて必要なくてドキュメントとデザインファイルと実装のなんとなくのまとまりがあれば良いのではないか、と最近考えている。 デザインシステムに固有名詞を与えることの是非、についての記事なのかなと思って読み始めたのですけど、上記のくだりからは「わざわざデザインシステムだなんて格好つけなくてもいいじゃん」的なノリを感じましたし(私の勝手な思い込みです)、それはごもっともだと思っています(同じく私の勝手な以下略)。 「デザインシステム」などと、いかにもイケてる風に呼ばれ始めるよりずっと前から、それと同等の取り組みを行い、また近しい成果物なりアウトプットを制作してきた人は、少なくないと思うんですよね
2022年6月4日 著 Webブラウザの進化すべき方向性は、表示コンテンツのカスタマイズしやすさの続き。いやむしろ、6年前に書いたVivaldiへの期待の続き、と言っても良いかな。タイトル通り、最近になってデフォルトのWebブラウザをVivaldiに変更しました。 WebブラウザのUIは、ユーザーがコンテンツをもっと利用しやすく、言い換えれば表示をカスタマイズしやすく進化すべきと自分は確信しています。そして知りうる限り、現時点においてそういう進化を最も期待できるのが、Vivaldiです。ステータスバーにあるスライダーでコンテンツをズームできるのは、ユーザーのカスタマイズ性を重んじる象徴と私には映ります。 それだけではありません。上記のスライダーのすぐ左横には、ページアクションという機能が備わっており、モノクロ表示やグレースケール化、コントラストの強調といったカスタマイズが可能です。他にも画
2020年9月7日 著 入学手続きはこれからですが、無事に合格通知書が届いたので。社会情報大学院大学 広報・情報研究科 早期日程入試に合格しました(といっても書類提出に小論文、面接だけで決まったことで、受験勉強を殊更に頑張ったとかそういう経緯は無いのですけど)。予定では今月末には授業が始まり、以後2年間をかけて広報・情報学修士(専門職)の学位取得を目指します。もちろん、今の勤務先での仕事は続けながら、です。 大学院でのいわゆる「学び直し」は以前から考えていたことであり、特に広報(経営やマーケティング、ブランディング、ESGなども含む)について体系的に学ぶことは、複数ある興味・関心領域のなかでも今後の仕事上の強みとなり得る点で、有望でした。社会情報大学院大学は広報のプロフェッショナルを育成する日本唯一の専門職大学院を謳っているほか、平日夜間の授業に勤務先から向かいやすい立地(高田馬場には何か
2022年5月27日 著 先週のことですが、政府広報オンラインが、いわゆるアクセシビリティオーバーレイを導入したことを広報していました。公的機関にありがちな横並び意識や、Webアクセシビリティに対する理解不足を背景として、他の省庁や地方自治体においても今後、同様のソリューションの導入が相次ぐことでしょう(誠に遺憾ながら)。 これまで何度か書き記してきた(そしておそらく今後も書き記すことになる)とおり、私はWebアクセシビリティの専門家として、またOverlay Fact Sheetに署名した一人として、オーバーレイソリューションに異議を唱えます。コンテンツがアクセシブルに実装されている前提において、その種のソリューションを導入する必要は、全くありません。 とりわけ政府広報オンラインのような、みんなの公共サイト運用ガイドラインに則り、JIS X 8341-3:2016に基づいてWebアクセシ
2020年12月13日 著 社会人学生 Advent Calendar 2020、13日目の記事です。社会情報大学院大学 広報・情報研究科の4期生(秋入学)として、3ヶ月ほどが経過したところで雑に振り返りをしてみます。現在の受講科目は、2020年度後期の受講科目に覚え書きした通り。 10月の時点で既に感じていた通り、時間の不足やそれに伴うストレスを感じるようになりました。もちろんある程度、慣れもしたけれど......。 平日夜間は結局、オンライン形式の授業に救われています。18時に定時退社すればちゃんと学校まで移動できる算段で入学したものの、結局、物理的に通っているのは土曜日だけ。移動に費やす時間すらもったいなくなってしまったなぁ。 デスクトップ版Microsoft Teamsのアカウント切り替え、早く実装されて欲しい......授業のある日は、直前にこの切り替え作業をしなければいけないだ
2022年3月30日 著 ファシリティジャポン株式会社が、『デジタルオーバーレイ』に関する見解についてというプレスリリースを発行していました。冒頭、「1. 今回の見解の発表に至った経緯」において、 弊社が開発、提供をしておりますウェブ/デジタルアクセシビリティソリューション『FACIL'iti』(以下、FACIL'iti)について、先日行われました総務省主催のシンポジウムや個人管理のツイッター、ブログで『デジタルオーバーレイに該当する』との発言や投稿がございました。 とあり、私の書いた「情報アクセシビリティ推進シンポジウムとかアクセシビリティ オーバーレイとか」も上記の発言や投稿に含まれていると察しました。事実そうであるなら、記事をお読みいただけたこと、また真摯に見解を公表されたことに、感謝申し上げます。ありがとうございます。そのうえで、同プレスリリースに対する個人的見解を、以下に記します
2022年3月16日 著 わかりやすく、あらかじめ立場を明確にしておきますと、私はWebアクセシビリティの専門家として、またOverlay Fact Sheetに署名した一人として、「アクセシビリティ オーバーレイ」と呼ばれる類のソリューション(以後「オーバーレイ」)に異議を唱えています。 本日、総務省 情報流通行政局 情報流通振興課 情報活用支援室が主催のオンラインイベント、情報アクセシビリティ推進シンポジウム ~企業と公的機関が情報アクセシビリティに取り組むために~に参加しました。個人的に注目していたのは、東洋大学名誉教授の山田 肇 氏が、基調講演においてFACIL'itiに言及するかどうか、でした。FACIL'itiは、AccessiBeと並んで英語圏で比較的よく言及される、オーバーレイのベンダーです。 昨年、新経済連盟の開催したオンラインセミナー「情報アクセシビリティを巡る政府の動
2022年1月27日 著 『ざっくりつかむ CSS設計』を読了。発売前から内容が気になり、絶対にリフローのKindle版だしてほしいって呟いたところ、ありがたいことに著者の高津戸さんが話を通してくださいました。そういうわけで、固定レイアウト版より遅れたものの、今月18日に無事リフロー版のKindle書籍が発売され(当初予定より10日ほど早まった?)、その日のうちに購入!!ありがとうございます。 面白かったのは章や節から構成されておらず、全体が24「回」で構成されている点。あたかもメールマガジンの連載を一気読みするかのよう......文体的にもくだけており、まさにそれっぽい。また掲載されているサンプルコンテンツの言語が割と英語だったのも興味深く、将来、英訳されて英語圏で発売されることを見越しているのかななどと邪推しましたが、違ったようです。 本書ではBEMを中心に、現代的なCSS設計とはどの
BSテレ東で先だって放映された「最後の秘境 黒部源流紀行」、昨年阿曽原温泉小屋に行ったとき番組収録に協力された旨を小屋主の泉さんから直接伺っていたし、ここ最近になって何度かBlogで言及されていたので、なんとか見れないかなぁと思っていました。 ドローン無しでは・・。 番組情報!(追加しました) BSの視聴環境がウチにはないというだけで、よく調べずに諦めていたのですが、なんとネットで無料で見れるではないですか。当初、「ネットもテレ東」のアプリでないと見れないような印象があって、自分はアプリで見たのですが......全然そんなことなかったですね。ともあれ、助かりました。1月26日には配信終了してしまうので、興味のある方は是非!! 黒部川の最初&最古の一滴を訪ねる、というストーリーの番組でしたけど、下ノ廊下の欅平〜十字峡に多くの時間が割かれていて、個人的にはとても良かったです。やっぱりドローンの
2021年12月28日 著 新経済連盟が情報アクセシビリティに関するセミナーを開催したそうで、そのレポート記事「【オンラインセミナー】情報アクセシビリティを巡る政府の動向 を開催しました」において、講演資料「情報アクセシビリティを巡る政府の動向(PDF形式)」が公開されていました。 資料において、講師を務めた東洋大学名誉教授の山田氏は、総務省のサイトなどに見られる「サイト内閲覧支援ツール」をアクセシビリティ・ウォッシュなる表現で断罪されているようです。しかし、山田氏が好事例として紹介している「サイト横断閲覧支援ツール」も五十歩百歩、似たようなものだと私は思います。 サイト内閲覧支援ツールにしろ、サイト横断閲覧支援ツールにしろ、Webアクセシビリティを本質的に改善するものではない認識です(アクセシビリティオーバーレイと同類)。加えて奇妙に思えるのは、かつて山田氏ご自身が座長として取りまとめた
2021年12月11日 著 自分は黒部峡谷・下ノ廊下が好きで、この数年は毎年の恒例行事であるかの如く、歩いています。今年に至っては初めて同じシーズンのうち2度、出向きました。全線が開通する前に欅平から十字峡までを往復、開通後にはダムから半日で通り抜けたという......過去、通算では9回歩いてます(骨折による途中撤退の回を含め)。そんなわけで、道の途中にある阿曽原温泉小屋の皆さまには、大変お世話になっております。 同じルートを繰り返し歩いて、何が面白いのか? 飽きないのか? と思われるかもしれませんが、不思議と「もういいかな」とは思わないんですね(富士登山は飽きましたが)。その理由は色々あるけど、たぶん黒部川の水の色に魅せられてるところが大きいんじゃないかなと。 子供の頃から不思議と渓流が好きで、特にエメラルドグリーンの水の色には強く惹かれてきたのですが、下ノ廊下に沿って流れる黒部川の水の
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