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中東情勢
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2006年11月16日 ダマスカス刀の謎 (7) カテゴリ:歴史・考古学 ドイツの雑誌「シュピーゲル」に自分の専門にやや関係する記事を見つけたので、概略とコメントを記しておく。 11世紀末、「聖地」パレスチナに遠征したヨーロッパの十字軍兵士たちは、敵のアラブ(トルコ)軍の兵士が持つ刀の切れ味に驚嘆した。それは空中に放り投げた絹の薄布に触れるだけで切り裂くほどの切れ味でありながら、きわめて弾性に富んでいる。そして錆びにくい。 鉄というものはそれだけでは硬さが足りず(ぐにゃぐにゃの針金を連想されたし)、炭素と合わせることでより硬い鋼(刃金)となり、初めて刃物としての実用に耐えるのだが、鉄の宿命として硬くなればなるほど(=炭素含有率が高くなるほど)衝撃に弱くなる、つまり折れやすく欠けやすくなるという欠点をもつ(刀は曲がるだけで滅多に折れないが、硬い南部鉄瓶を地面に叩きつけたら割れる)。十字軍兵士
2006年12月21日 テュルクメンバシュ死す (4) カテゴリ:西アジア・トルコ (引用開始) トルクメニスタンの独裁者、ニヤゾフ大統領急死 12月21日22時58分配信 読売新聞 【モスクワ=緒方賢一】中央アジア・トルクメニスタンで、旧ソ連時代末期から20年以上にわたり独裁支配を続けたサパルムラト・ニヤゾフ大統領が21日未明(日本時間同日早朝)、死去した。66歳だった。 国営テレビが伝えた。糖尿病と心臓病を患っていた。強権指導者の突然死をめぐり様々な憶測が出ている。極端な個人崇拝に基づく統治が終焉を迎えたことで、後継体制が大きな焦点となった。 葬儀は24日に行われる予定で、ベルドイムハメドフ副首相が葬儀委員長を務める。憲法は国会議長が大統領の職務を2か月間代行すると規定する。しかし、インターファクス通信によると、アタエフ議長は21日、刑事事件の捜査対象となったため、同副首相が大統領代行
2004年10月21日 EU非加盟国・アイスランド共和国 カテゴリ:ヨーロッパ・EU (10月28日記入) アイスランド、名前からして寒そうな国である。この名前は開拓者であるノルウェー系ヴァイキング「赤毛のエリーク」が、沿岸に浮かぶ流氷を見て名づけたことに由来するという。 しかしこの国は北極圏(北緯66°33′)のぎりぎり南側に位置しており、また流氷こそ来るものの、暖流であるメキシコ湾流のおかげで港(首都であるレイキャヴィークなど)は冬でも凍結せず、名前ほどには寒く無いらしい。しかし山岳部を中心に国土の11%は氷河に覆われている。世界で16番目に大きい島であるその面積は10万平方キロ(日本の約4分の1)、人口は29万人程である(函館・青森・秋田・盛岡市などと同程度)。人口密度は1平方キロあたり3人でしかない。位置的にはイギリスとグリーンランドの間になる。 この国は意外なところで日本との結び
2004年11月29日 二つの「平安京」~バグダードと京都 (2) カテゴリ:歴史・考古学 先日の日記で短いイラク通史を書いたが、その中で762年に着工されたバグダード市が本来は「マディーナ・アッサラーム」という名前だったと書いた(長ったらしいので以降「バグダード」で統一)。日本語に訳せば「平安の都」、つまり「平安京」ということになる。ほぼ同時代の793年(遷都は翌年)、日本でも桓武天皇により平安京が建設されるが、8世紀後半に同じ名前の都市がユーラシアの東西に出現したことになる。 なお「バグダード」というのは、イスラム文明に大きな影響を与えたペルシア語で「神の賜いしもの」という意味があったそうだ。一方の「京都」は「京」も「都」も「ミヤコ」と読め、「京」と通称されるのが普通だった。「京都」という言葉は、日本の実質的な政治的中心が関東に移った鎌倉幕府(1192~1333年)の記録である「吾妻鏡
2006年12月23日 U-864 (2) カテゴリ:歴史・考古学 少し前のニュースだが、昨日も関連ニュースが報じられていたので触れておく。まずは日本語版記事を貼り付け。 (引用開始) 日本目指した独潜水艦から水銀漏出=62年前、英軍が撃沈-ノルウェー沖 12月21日15時1分配信 時事通信 【ロンドン21日時事】第二次大戦終盤の1944年12月、日本に向かう途中のノルウェー沖で撃沈されたドイツ海軍の潜水艦Uボートの残骸(ざんがい)から、荷積みの水銀が漏れ出しているのがこのほど確認され、ノルウェー政府は汚染防止対策に乗り出した。 BBCによると、このUボートは、太平洋戦争で敗色濃厚になっていた同盟国・日本を支援するため、兵器製造に使う水銀65トンを積んでドイツ北部キール軍港から出航した。しかし、英軍はこの動きを察知、同軍潜水艦が追尾し、魚雷で撃沈した。 (引用終了) 今年の夏はポーランド沖
その3 2005年02月05日 古代のカラシニコフとT-72 このところ博士論文に関連して騎馬民族スキタイ人に関する資料を漁っている。スキタイ人というのはいまの国名で言えばウクライナあたりが原郷であり、その生活は主に遊牧だった。時代でいうと紀元前800年頃から300年頃の間に活躍していた。研究書の多くはロシア語で刊行されているが、ありがたいことに(独露関係強化のおかげで)ドイツ語でかなりの部分がカバーできる(ドイツ隊はロシア連邦のトゥーヴァ共和国でも発掘している)。なお日本にも優れた研究者が何人かいる。 中東専門の僕がなぜスキタイを追っているかというと、トルコやイランからもスキタイの遺物(鏃=「やじり」や短剣など)が出土するためである。 ここ数日しつこく引用しているヘロドトスの「歴史」(紀元前5世紀半ばの書物)には「スキタイが(西)アジア全土を28年間支配した」と記述されている(巻1・10
アメリカ史(上) 建国 アメリカの歴史(1) 先史時代とアメリカ先住民 2004年12月26日 「アメリカの歴史」という本をひもとくと、その先住民であるインディアン(「アメリカ先住民」という言い方が提唱されているが、あえてこう書く)の「歴史」に触れられることはほとんど無い。彼らに歴史的記録がないことも大きいが(ただしスー族は絵文字で部族の歴史を記録した)、あたかもアメリカという近代国家が「無人の地」に建設されたかのような言説がいまだにまかり通っている。このような歴史観はヨーロッパ人のアメリカ大陸「発見」以降、インディアンが歩んだ苦難の歴史と表裏一体である。ケヴィン・コスナー主演の映画「ダンス・ウィズ・ウルヴス」などはそのテーマに正面から取り組んだ最初の作品だろう。 アメリカ大陸に人類が初めて現れたのはおよそ1万3千年前といい(ただし考古遺物の年代測定によって2万年前を主張する人もいる)、氷
2008年11月26日 考古学のニュース (2) カテゴリ:歴史・考古学 最近ご無沙汰していた考古学関係のニュース紹介。といっても自分の興味関心に従って選んでいるので西アジア限定、しかも時代もニュースソースサイトも限られていますが。 1.「塩人間」発見の鉱山の操業停止が決定。 オーストリアとイタリアの国境の高山氷河で発見された「アイスマン(氷人間)」は有名だが、イランのザンジャンという所では15年ほど前に「塩人間」(真空カプセルに保存されているが、首だけなので結構えぐい)なるものが発見され話題になった。テヘランの北西25kmにある岩塩鉱山からはおよそ1700年前のものとみられる人間の遺体が見つかったが、塩分のおかげでミイラ化し、髪の毛や耳たぶの金のイヤリングの穴はもちろん、羊毛などの持ち物もしっかりと残っていた。 見つかった遺体数は6人分になり、研究者は採掘の停止と遺跡としての保存を求めて
2006年01月07日 手抜き日記(中東関連) (4) カテゴリ:西アジア・トルコ 今日は中東関連のニュースを切り貼りするだけの手抜き日記。ただ気になるニュースが並んでいる。 北から順に、まずは9日から小泉首相の訪問が予定されているトルコから。小泉首相の中東歴訪はむしろイスラエルとパレスチナが主目的だったようだが、シャロン首相の急病(下記)でトルコだけになってしまった。政府としては目論見が外れたというべきか。 しかしまあ日本の首相がトルコを訪問するのは15年ぶりだそうで、僕としては嬉しいことではある。日本の出資で作られるイスタンブルでのボスポラス海峡海底トンネル着工式?などに出席の予定だそうだ。産油国でもないトルコは日本にとっての経済的な価値は二の次なのだろうが、ロシアとの接近、EU加盟交渉、イラクの平和維持など、トルコは地政学的にも重要であり続けるに違い無い。 (引用開始) トルコ、3人
2007年02月15日 ブサイクなクレオパトラ? (12) カテゴリ:歴史・考古学 (引用開始) 【こぼれ話】クレオパトラは美女じゃなかった?=古代貨幣に肖像 2月15日2時7分配信 時事通信 【ロンドン14日】「絶世の美女」だったといわれる古代エジプトの女王クレオパトラ。しかし、英ニューカッスル大学で13日から展示されている紀元前32年の貨幣に描かれた肖像によれば、実際にはそれほどでもなかったようだ。 肖像のクレオパトラはとがったあご、薄い唇、鋭角的な鼻の持ち主で、飛び切りの美人というわけではない。英劇作家シェークスピアはクレオパトラの容貌について、言葉では描写できないほど美しいとして「とても言い表せない」と表現したが、これには図らずも別の意味があったことになる。貨幣の裏側には恋人とされたアントニー(アントニウス)の肖像もあるが、こちらもかぎ鼻、どんぐり眼、太い首と冴えない容姿だ。 ニュ
2007年02月07日 ヨーロッパのあぶない国 (12) カテゴリ:ヨーロッパ・EU ヨーロッパ各国の犯罪に関する聞き取り調査についてのこんな記事を「シュピーゲル」電子版で見つけたので、紹介。 ちなみに僕自身はヨーロッパで犯罪らしい犯罪に遭遇したことはないのだが、同行のドイツ人がイタリアとトルコで車上荒らしに遭ってパスポートやカメラを盗まれたことがある。 では問題。EU加盟主要18ヶ国(2004年以前の加盟15ヶ国+ポーランド、ハンガリー、エストニア)中で、最も危ない国=犯罪発生率が高い国はどこでしょう? 僕にとっては意外といえば意外な国だったが、その国の様子を知っている人にとっては意外でもないのだろうか? 答え・・・アイルランド 。(色反転させて下さい) 人口に対する過去一年間に何らかの犯罪被害に遭った人(注・自己申告)の割合は、 1位=アイルランド 22.1% 2位=イギリス 21%
2006年10月05日 スペインの歴史(5) Plus Ultra (2) カテゴリ:ヨーロッパ・EU 「スペインの歴史」連載の最終回。 本当はもっとスペインの芸術や文化(特に近年注目の映画など)、そしてスポーツについて書きたかったんだがあまりよく知らないし、その辺で読んだこと見たことを適当に文章にしただけなので、どうしても堅苦しい内容になってしまった。 ・・・・・・ 1936年7年、軍の一部が人民戦線政府に対して起こした反乱でスペイン内戦が始まった。反乱軍はフランコ将軍を首領(カウディージョ)として、年内には国土の西半分を制圧することに成功した。しかし軍の全てが反乱軍に投じたわけではなく(フランコの弟も政府軍に留まっている)、また内紛続きだった人民戦線政府が反ファシズムで結束したため、内戦は長期化の様相を呈する。 この内戦に国際社会の取った対応は様々だった。スペインに投資しているアメリカ
2006年10月03日 スペインの歴史(4) 「無脊椎のスペイン」 (8) カテゴリ:ヨーロッパ・EU スペイン・ハプスブルク家最後の王カルロス2世が1700年に嗣子なく死んだ時、その後継者をめぐって国際紛争となった。共にスペイン王家と縁戚関係にあるフランス(ブルボン家)とオーストリア(ハプスブルク家)の双方が継承権を主張する。フランスの「太陽王」ルイ14世はヨーロッパでの覇権を確立すべく自分の孫フィリップを後継者に据えようとしたが、それに反対するイギリスやオーストリアが包囲網を形成した。ここにスペイン継承戦争が勃発するが、この戦争は1945年まで度々起こる欧州大戦の最初のものといっていい。 スペインは両陣営の戦乱の巷と化した。この間イギリスは海軍根拠地としてジブラルタルを占領し、1713年のユトレヒト講和条約で領有が認められた。双方痛み分けのこの戦争で結局王位はルイの孫フィリップが継承し
2006年09月17日 スペインの歴史(3) 「陽の沈まぬ帝国」の光と影 (2) カテゴリ:ヨーロッパ・EU スペインやポルトガルはイスラム勢力との戦いで制海権を得るために、15世紀には大西洋上の島に支配を及ぼしていた。ポルトガルはさらに探検を進めてアフリカ航路を発見し(1487年に喜望峰に到達)、さらにその向こうのインドへの道を切り開き、アフリカでの黄金や奴隷交易、さらに当時ヴェネツィアやイスラム商人に独占されていたインド洋の香辛料交易に参入しようとしていた。カナリア諸島を領有したものの、スペインは一歩出遅れた。 ここにクリストフォロ・コロンボ(コロンブス)というイタリア人の航海家がいた。地球は丸いという学説を信じた彼はポルトガル王の許に赴き、大西洋を西に進めばインドに到達出来ると力説した。しかしアフリカ周りのインド航路(東進)が実現化しつつあった当時、ポルトガル王はコロンボに取り合わな
2006年09月12日 スペインの歴史(2) イスラムの盛衰とレコンキスタ (2) カテゴリ:ヨーロッパ・EU 822年に即位した後ウマイヤ朝第4代のエミール(首長)、アブド・アッラフマン2世は、文化振興に力を注ぎ、アンダルシア地方はアッバース朝の都があるイラクと共に、イスラム文化の中心となった。文学や芸術を愛好した彼は、コルドバに音楽院を設立した。 スペインの伝統楽器の一つにギターがあるが、その起源は中東の弦楽器ウードにあるという(ただし「ギター」の語源はキタラという古代ギリシャの楽器にあり、地中海世界に広く分布する楽器である)。彼の治世下、領内のキリスト教徒が多くイスラムに改宗し、アラビア語がイベリア半島の文化語として定着した。キリスト教徒にとっても、既に読める者が少なくなっていた聖書がアラビア語に翻訳され、内容を理解できるようになった。彼の死後(852年)、キリスト教徒の内乱が頻発し
2006年08月28日 スペインの歴史(1) 原始からイスラムの征服まで (4) カテゴリ:ヨーロッパ・EU 今日研究室仲間のDが、新しい職場であるスペインに発った(はず)。ずいぶんお世話になりましたし、これからもお世話になります。 それを祝して(?)、ちゃちゃっと書いたスペインの歴史をアップ。気が向いたら続きを書く。 ・・・・・・・ スペイン(エスパーニャ)は面積50万平方キロ(日本の1.3倍)、人口4400万人(日本の約1/3)の、ヨーロッパ大陸西端の国である。 スペイン、ポルトガル両国があるイベリア半島は南北850km、東西1000km強で、3000m級の山が聳えるピレネー山脈によって北隣のフランスと画されている。またイベリア半島の南端にあって最も狭いところで幅14kmしかないジブラルタル海峡は、地中海と大西洋を隔てる要衝であり、対岸はもはやアフリカ大陸(モロッコ)になる。かつてフラ
考古学・歴史日記02年中頃 2002/12/03(火) バルカン 今日は夕方講演会があった。講師は今マールブルクに研究のため留学しているユーゴスラヴィアの人である。テーマはバルカン半島中央部の初期中世、すなわち5世紀・6世紀くらいの話である。 ところが残念なことに、講師の人はドイツ語ネイティヴでないうえに、ものすごく早口で発表したので、かなり理解できなかった。要するに、今のユーゴスラヴィア地域におけるゲルマン人の痕跡というのが発表の眼目だったと理解した。 もっとも、特定の考古遺物から民族帰属を同定するという研究方法はやや安直ではないかという疑問がぬぐえなかったが。日本では最近は弥生時代の開始(紀元前3世紀頃)というのは大陸からの農耕民の渡来という単純な図式ではなく、在来の縄文人からも積極的な参加があったというのが通説化している。民族同定というのは実にナイーヴな問題である。だいたい、当時の人
2024年02月08日 生存確認 カテゴリ:カテゴリ未分類 ここから転出して既に16年、あまりにほったらかしだと消される恐れがあるので、維持管理のための投稿。 昨年はトルコに2回、イスラエルへ1回行けて、まずまず充実した年だった。本も出すことが出来てよかったよかった。 加齢のため健康の方はますます注意しないといけなくなってきた お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう いいね!0 シェアする 最終更新日 2024年02月08日 12時41分58秒 コメント(0) | コメントを書く
2006年05月22日 欧州最後の新規独立国か (6) カテゴリ:ヨーロッパ・EU (引用開始) <モンテネグロ>独立賛成派、勝利 EUの承認条件を達成 【ウィーン会川晴之】連合国家セルビア・モンテネグロからの分離・独立の是非を問う国民投票を21日に実施したモンテネグロの選挙管理委員会は22日午前、賛成票が55.4%と独立に必要な「55%以上」の規定を上回ったと発表した。 欧州連合(EU)のソラナ共通外交・安保上級代表は同日午前の会見で「国民投票が整然と行われたことに祝意を表する。投票結果を尊重する」と述べ、独立を認める考えを示した。 また、選挙監視に当たった全欧安保協力機構(OSCE)も同日午後の会見で、選挙が公正に行われたと認定、最終開票結果を見守る考えを示した。選挙結果が確定すれば、旧ユーゴスラビアを形成した六つの共和国はすべて独立する形となる。(中略) 開票の結果、賛成は55.4%
2006年03月16日 ドイツ国民になるための100の質問 (8) カテゴリ:ドイツ事情 野球の日本代表、韓国にまた負けちまいましたねえ、韓国強いのはまあ認めるとして、やっぱ悔しい。サッカーなら諦めもつくが、こと僕の大好きな野球となると.....。 しかしアメリカがメキシコに敗れるなんていう変な希望は持たずに、もはや敗退したと肚をくくるべきなように思う。しかしいろいろ問題や議論のある大会でしたね。次もあるんだろうか。サッカーと同じでオリンピックよりワールドカップのほうが権威がある、という大会になればいいのだが。 ・・・・ 昨日「シュピーゲル」のネット版を見ていると、面白い記事があった。 フランスでの移民系若者の暴動騒ぎやデンマークでのムハンマド風刺画騒動を受けて、それを対岸の火事とは考えないドイツの与党で保守系のキリスト教民主同盟(CDU)は、移民受け入れの制限に向けた様々な施策導入を検討
2005年12月28日 さまざまな「戦争」 (8) カテゴリ:ニュース雑記 えーと。しばらくネットから遠ざかっているのでこちらでのお知らせの機を逃しましたが、私は今日本に戻っています。思いのほか寒い年末で驚いている。実家のネットはマックで使い慣れない上ダイヤル回線と来ているのでついついネットから離れがちになっている。更新が滞っていますが、一日に100を越える訪問して下さる方(中には自動巡回もあるんだろうが)には感謝している。 さて今日の日記のタイトルはものものしいが、つい書かずには居られなかったので書いておく。実際に血が流れているイラクやアフリカだけが戦場では無いようだ。 (引用開始) <ロシア>ウクライナ向けガス価格を大幅値上げと通告 【モスクワ杉尾直哉】ロシアがウクライナ向けの輸出天然ガスの価格を来年1月から3倍以上に引き上げると通告し、両国の対立が激化している。一方的な価格引き上げは
2005年01月17日 Alexander (12) カテゴリ:映画 阪神大震災からもう10年か。長いようで経ってみると早いものだ。 研究室仲間のドイツ人を公開中の映画「アレクサンダー」に誘ったのだが「長いしああいうハリウッドものは見たくないよ」と断られてしまった。前に言ってたのと違うぢゃ無いか。ということで一人で行こうと思っていたらK君も行くと言い出したので、二人で見に行った。 この映画はとにかく長いし、予告編を見る限り主演のコリン・ファレルはミスキャストのように思えたし、またあまりいい評判を聞いていなかったので全然期待していなかったのだが、まあ思ったよりは良かったと思う。 特に考証面は去年の映画「トロイ」に比べれば格段に優れている。まあアケメネス朝ペルシア時代ともなると資料が増えるから復元もしやすいのだろう。スペクタクルなガウガメラの戦いやインド象との戦いもまあすごいと思った。最近の傾
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