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re-donald.hatenablog.com
厳しかった広島戦で勝ち点3をもぎ取り、迎えたゴールデンウイーク。連戦の中、どういう結末が待っていたのか。 という前フリを書くのもしらじらしいくらい、厳しい現実が待っていました。そしてこの1週間、残念ながら試合内容のみならず、FC東京というクラブ全体から一体感が失われてしまったように感じています。 チームを統率するアルベル監督は、結果的に--やはりとも言えるが--ボールを保持して相手を揺さぶりながら前進して・・・という考えを一歩も二歩も下げ、良く言えば「アグレッシブ」なスタンスを選択しました。 日々の練習において、小平グランドにてアルベル監督が選手にどういう伝え方をしているかは分かりません。ただ、大なり小なり自我を持ったプロの選手たちを1つに束ねるために必要な指針を、わずか1年半の間で行ったり来たりさせすぎじゃない?と外野が騒いでしまう程度にしか示せてのだとすれば、やはり指導者としては実力不
リーグ戦で4試合勝ちなし。この流れを食い止めるために、好調広島に対してどのような意識をもって試合に臨んだのか。 結論から書けば、開始5分で手にしたセットプレーでの得点が試合の趨勢を決めたような印象。ただ、それで終わってしまっても仕方ないので、続けます(笑)。 ベン カリファがボールの方向を限定し、満田・森島の2シャドー&東・越道の両ウイングバックが反応する。そこから漏れたボールには野津田、川村の2センターが対応し、佐々木・荒木・塩谷の3バックはきっちり人を捕まえておいて、個の強さで対応する。東京の攻撃に対する広島の守備は、おおむね想定通りでした。そして、90分トータルで見れば、広島の守備は東京の攻撃を一定以上阻害したと言えるでしょう。 ただ、東京も意図を持って試合に臨み、それが実った部分もあったと感じていて、1つは「トップ下の出し入れ」、もう1つは「ウイング選手の立ち位置」だったかなと。
今回もまた、仕事の慌ただしさにかこつけてまとめての感想となります。今週末は…試合が土曜だし、単独で書けるといいなぁ。 また、前回のエントリ(https://re-donald.hatenablog.com/entry/2023/04/09/173825)を読んでいない方は、そちらからお読みいただけると文脈が繋がって意図が伝わりやすいと思います。気が向いたならば、先に前回のエントリをなにとぞ。 前回のエントリは、湘南戦(2-2のドロー)後、アルベル監督・選手のコメントが公に出る前に書きあげました。その文中で、 個人的に今アルベル監督に期待したいのは、結局自分がFC東京にもたらせるものがなんなのか?を改めて逃げずに、断言することです。リアリストでも夢見がちでも、ボールを愛するでも勤勉に動くでも、優勝したいでもトレンドを作りたいでも、単なる負けず嫌いなんです!でも実は何も持ってません!でも、何で
4月から勤務地が替わり、なかなかに忙しいことになってしまって久々の更新となりました。本来は1試合ずつ振り返りたいところですが、今日はまとめてで失礼します。 いきなりですが、私自身大まかに分類されるいくつかのサッカースタイルの中で好き嫌いはあります。ただ、それを当てはめて物事を言うのは他所に対してで、SOCIOになって20年を超えるなかで、もはやFC東京が優勝できるなら、FC東京を優勝させるためのスタイルなのであれば、ぶっちゃけ何をチームに落とし込んでくれても問題ない。そう考える人です。 一方で、だからこそ(コーチ陣を含めた)監督自身の「核」は常に明確であってほしいし、常にそこはブレずに諦めずに口にし続けてほしい、そうも考える人です。相手があるスポーツなので、場面・状況によってはやり方が変わって見えることはあると思います。それでも「相手のことを考えて」を過度に超えてしまって、「相手に合わせて
「戦術的な試合」を経て、今週はYBCルヴァンカップ。グループリーグ突破に向けて勝利が欲しい、けれど、若手選手も試してみたい。アルベル監督がその匙加減をどこに置くのか。そして、起用された選手は何を目指すのか。チームの意思統一が求められる一戦でした。 終わってみれば、5-0の圧勝。先週のリーグ戦からスタメン全員を替えた京都に対し、東京は半数程度。その意図を、両指揮官はこう語りました。 アルベル監督 われわれも日に日に低い位置からのビルドアップに自信を持ってプレーできています。先制ゴールはとても美しかったと思います。先制点が入ったことにより、追加点を取りやすくなり、複数のゴールが生まれたと思います。 (中略) リーグ戦でなかなかプレー機会に恵まれていない選手たちが活躍してくれうれしく思います。ペロッチの2ゴール、日本での初ゴールを称えたいと思いますし、熊田(直紀)のプロ選手としての初ゴールも、デ
横浜FC戦でいささかのストレスを払拭できたFC東京(私はいささかのモヤモヤ残ってますが)。今季好スタートを切った名古屋のアウェイに乗り込み、勝ち点を持ち帰ることができたのか。 なお、初めにお断り。このエントリにおけるアルベル監督、選手のインタビュー内容は、全て「F.C. TOKYO FANZONE 3/18 名古屋戦 MATCH REVIEW&INTERVIEW(https://www.fctokyo.co.jp/fanzone/fctokyofanzone/detail/379)」から引用しています。 今シーズン、我々は良い形でシーズンをスタートできていたと思います。けれどもその後は、どのチームも苦しく長いシーズンの中では苦しむ時が来ることもあります。我々は複数のケガ人を抱えており、また松木選手も代表に呼ばれていて不在で、特に不在の選手が中盤のポジションに重なったこともあり、難しい状況に
ルヴァンカップを含めたアウェイ3連戦で勝利を収めることができず。怪我や代表招集によりスカッドにいささかの不安もあり、小さくないプレッシャーがのしかかる一戦となりましたが、ホームで躍動する姿を見せられたのか。 この日は(開幕戦所用で行けなかったので)今季初めて味の素スタジアムに足を運びました。結果は3-1。危ない時間帯もありましたが、トータルで見ればホクホク顔でスタジアムを後にし、家に帰って「さて、アルベルや選手はどんなコメントを残すのかな~」と待っていたら、そのアルベル監督のコメントは全く予想していないものでした。 Q 試合を振り返ってください。 A 今日の前半について、これまでこれほどまでにひどいプレーをしたことはありませんでした。点を決めてリードした状態で、追加点もとれるような前半でしたが、我々が期待するようなプレーができていたかというと、そうではありませんでした。ボールを持つことに怯
今季のルヴァンカップが開幕。3連続アウェイと厳しいスケジュールですが、カップタイトル奪還のため、京都戦の完敗を受けて巻き返しのため、勝ちに行ってほしい試合です。 スタメンに2種登録の佐藤を抜擢。裏を返せば、それぐらい中盤の選手が不足している表れでもあるわけですが(青木はまだ、怪我治らないの?)、それでもこのスタメンを組めるわけですから、ありがたいものです。対してC大阪も、週末からのスタメン連戦はキム・ジンヒョン、上門の2人だけ。それでいて、松田、進藤、原川、香川、加藤がいるわけで、これまたしっかりとしたスカッドだな、と感心するところ。 で、試合。前半の前半は東京が、前半の中盤はC大阪が自分たちのミスでリズムを崩し、相手にチャンスを与える場面が目立ちました。その相手からもらったチャンスを、お互い決定機--C大阪は17分の加藤ヘディング、東京は21分のペロッチ、25分の俵積田--に結び付けるこ
難しいコンディションの中勝ち点1を拾った第2節柏戦。続けてのアウェイとなる京都戦で、この勝ち点1を価値あるものにするため、目指すは勝利です。 前節のエントリ(https://re-donald.hatenablog.com/entry/2023/03/03/200211)で、京都戦のポイントに「サイドでの1対1で負けない」「パトリックを中心とした攻撃陣に負けない」「相手のプレスに屈しないorいなす」の3点を挙げました。が、終わってみればこの3点すべてで京都に屈した試合となってしまいました。 「サイドでの1対1」は、東京の攻撃では白井と佐藤にガッチリ潰され、かたや東京の守備では山田と木下に苦しめられました。特に白井の当たり負けない守備、そして木下の硬軟織り交ぜたプレーは、敵ながらあっぱれの一言。試合が終わってから横浜FCユース時代に「木下ってすげぇな」と思った試合があったことを思い出しました
開幕戦で勝利を納めたFC東京。不安と期待、双方をのぞかせた試合でしたが、勢いが生まれる勝利だったことは間違いなく。連勝を目指して三協フロンテアスタジアムへ乗り込みました。 が、スタメン・ベンチメンバーの発表を見て一つびっくり。U-20代表へ赴いた松木はともかく、仲川・安部の名前なし。仲川は開幕戦、太もも裏を気にしての交代だったので仕方ないとして、安部はまさかのベンチ外。その後、全治8週間のケガを負ってしまったことが判明しましたが、ベンチはベテランと超若手しかいない状況で、「先制点を奪って何とか逃げ切るしかないなぁ」という第一印象を覚えました。 そして、強風。私はテレビ観戦でしたが、それでもまともに吹きっさらしであることが分かるあれやこれや。安定したゲームを求めるのがちょっと酷な状況に映り、「やっぱり、先制点獲らないとキツイぞこりゃ」という第二印象を覚えました。 ちなみに余談ですが、強風下の
いよいよ、2023年のJリーグが始まりました。幕開けとなった川崎-横浜FMは、さすがチャンピオンチーム同士!と言える質の高いゲームで、金曜夜の時点で土曜日が一層楽しみ感じたところです。 そんな土曜、FC東京の開幕戦。90分トータルで見れば納得感のある2-0の勝利だと受け止めています。今季は、ツイッターがまあなんだか個人的には使いづらくなってしまったこともあり、気が向く(続く)限り、思ったことをブログに書き殴っていきたいと思います(ツイッターに「ブログアップしたよ」ツイートだけはしますが)。 すでに各媒体で書かれているとおり、「危うかった前半」だったことには全面同意。浦和が前年度から続く東京の特長を踏まえたゲームプランを用意し、開始早々の東へのイエローカードが適切なものだったか――それにより、レフェリングが前半は結構軽くなってしまった点も含めて――議論が分かれるところはあるにせよ、結果的にそ
ワールドカップも佳境を迎えるなか、来たる2023年シーズンに向け、Jリーグ各クラブは各々戦力整備に動いています。FC東京もご多分に漏れず、連日IN&OUTのリリースが続いています。 皆さん、それぞれの感想を抱いていると思いますが、私がパッと思いついたフレーズが「不退転」。その心は今日の締めに取っておくとして、まずは12/16現在の各ポジションの陣容から見てましょう。 なお、選手名後ろの括弧は、令和5年1月1日現在の年齢(間違っていたらすみません)。また、すでに完全移籍orレンタル移籍によりチームを離れることになった選手は、掲載していません。 ゴールキーパー 確定:ヤクブ・スウォヴィク(31)、児玉 剛(35)、野澤大志ブランドン(20) 波多野が(大歓迎の)レンタル移籍決断。個人的には児玉とは今季でお別れ…と思っていて、契約更改のお知らせに驚いていたんですが、こういうことでしたか。 となる
前回、「追跡記 その1」と銘打ったエントリ(https://re-donald.hatenablog.com/entry/2022/03/18/183559)を挙げたのが3月18日。そこから1ヶ月少々経ちましたが、この間9試合が行われました。プレーをする側はもちろん大変でしょうけど、プレーを見る側もなかなかなハードスケジュールで、その2をまとめ上げるのに多少時間を要してしまった感は否めません。 という前置きはさておき。どうやらおしゃべり好きのアルベル監督ですが、日本人かと思うほど、本音と建前の使い分けがお上手。それ故に、一ファンが思うところは様々ありました。今日はそのあたりを、追跡記その2として書いておきたいと思います。 Chapter4 セレクションは完了? 追跡記その1で、こんなことを書きました。 仮に、今季終了時にアルベル監督の理想の60パーセントまでチームが成長したとして、そして、
2022年シーズンの開幕ゲームから、1ヶ月が経過しました。途中、新型コロナウイルス感染症の影響により活動休止を余儀なくされた期間があり、今もまだ、コンディション面では万全と言えないなか、それでも新たなスタート直後だからこそ感じられるものもいくつか見えてきました。 今日は、そんな個人的雑感を「追跡記」と称して書いてみたいと思います。その2があるかは分かりませんが、お付き合いください。 Chapter1 後追いの原理主義だからこそ 改めて書くまでもないかもしれませんが、アルベル・プッチ・オルトネダという男は、トータルフットボールと称されたスタイルにより耳目を引いたヨハン・クライフ、その意思を受け継ぎ、より高みを目指したジョゼップ・グァルディオラ、この二人をほうふつとさせる「原理主義者」だった――わずか1ヶ月で、大半のFC東京ファンはそう感じたのではないでしょうか。そして、この「原理主義」は近年
いよいよ明日、2022年のJ1リーグが開幕します。金曜日に用意された、栄えある開幕カードは川崎-FC東京。ツイッターで済むレベルかもしれませんが、せっかくなのでショートプレビューを。 まず、明日の試合に触れる前に。 川崎は2月12日、FUJIFILMスーパーカップで一足先に公式戦を行いました。結果は浦和に0-2の敗戦。勝負にこだわる、というコメントがあった一方、選手交代などを見ると今後に向けてのテストマッチだったともとれる90分、という印象を受けました。 この試合、まったりとではありましたがテレビ観戦。その中で注目していたのが、川崎のアンカーポジション。昨季、前半戦は田中碧がほぼ完璧にその役割をこなし、田中の海外移籍後は橘田が一気に台頭して、穴埋めに成功しました。そして今季、アンカーもセンターハーフもこなせる瀬古を獲得し、移籍も噂されたジョアン・シミッチは残留。橘田も健在で、果たして鬼木監
明日15日、FC東京は新体制発表会を行い、翌16日にトレーニング始動。いよいよ、22年シーズンが幕を開けます。今季は、カタールワールドカップを控えた超変則日程。開幕はこれまで1週早い程度ですが、閉幕は1月早い11月初旬。そこに、ルヴァンカップや天皇杯も組み込まれるなかなかの過密スケジュール。正式にミクシィが経営権を取得し、監督・コーチ陣も変わったことも重なり、なかなか賑やかなオフとなりました。 まだ、数名の異動(レンタル移籍等)があるかと思いますが、選手の顔ぶれはほぼ確定。今日は、各ポジションの私的評価と期待をちらちら書いてみたいと思います。評価はS>A>B>Cの4段階とします。またポジションは、アルベル監督がどうマネジメントするか楽しみにしつつ、フォーメーションを4-2-3-1としたうえで、現時点での主観によりどこか1つに割り振っています。 GK 評価:A 陣容:1児玉 剛、13波多野
明けましておめでとうございます。今年も、ちょこちょこ気が向くままに書いていこうと思いますので、何卒ご贔屓に。 いきなりですが、昨年40代に突入しました。まあ、私自身は生きていくうえで年齢をあまり気にしないタイプで、「あれ、今年オレ何歳だっけ?」とふと思うことすらありますが、それでも40歳というと、人生の折り返し地点と言いますか、なにか区切りを迎えたなぁと思うところ。 というところで、急にフィクションとノンフィクションを織り交ぜた回顧伝を書いてみるか、と思い立ち。まあ、読み物として面白い仕上がりにはならないと思いますが、こんなのも一つ、エントリとして残しておいたら面白いかなと。気がそそられた方だけ、フィクションとノンフィクションの境目を想像しつつ、ゆるーくお読みください。 誰にでも「ターニングポイント」と呼ぶべき出来事がある。 2021年、年の瀬。40歳を迎えたその男は「自分にとってのターニ
J1第36節、徳島戦。前半に生まれた徳島の先制点は、どこか既視感がありました。 www.youtube.com 答えはほどなくして見つかります。そう、J1優勝を目指して戦った19年の最終節、横浜FM戦の1失点目でした。 www.youtube.com どちらも、相手のシュートに食らいついたのは東慶悟。そして、どちらも東の思いとは裏腹に、その足をかすめたシュートは無情なほど綺麗な弧を描き、東京側のゴールネットを揺らすこととなります。 この2試合とも現地で見ていましたが、ゴールネットが揺れたのを確認した後、東は数秒立ち上がれずにいました。横浜FM戦は、4点差以上で勝たなければ優勝できない特異なシチュエーションにあったなか、その1失点目が何を意味するかは誰の目にも明らか。このシーズン大きな成長を遂げ、大いなる称賛を受けた東が、終戦を告げる失点に直接絡むこととなったこのシーンを見て、「なんか、つれ
先週末は、新型コロナウイルス感染対策をしっかりしながら、ユニバーサルスタジオ・ジャパンへ遊びに行っていました。今年でオープン20周年とのことですが、訪れたのは今回が初めて。終始キョロキョロしながら、妻はハリーポッターエリア、私はスーパーマリオエリアを中心に、楽しい二日間を過ごしました。 そんなさなかに飛び込んできた、衝撃の0-8と長谷川監督の辞任。横浜FM戦については、当然リアルタイムで見ていませんし、追っかけで見るつもりもないのでここで触れることはしませんが、長谷川監督の辞任について、今思うことを書き留めておきたいと思います。 4年前、長谷川監督が就任後、このブログで最初に長谷川体制に向けて書いたエントリを、改めて自分で読み返してみました。 re-donald.hatenablog.com 16、17年は大げさではなく先が見えない日々を過ごしていただけあって、「私が今季FC東京に求めたい
悪くない前半だったので、前半最後の失点がチームにとっては痛かった。最近、あの時間帯に失点が多いので、いろいろ注意喚起をしたりしているんですけど、なかなか今季は止まっていないところがある。そこをなんとかしないといけないと思います。 J1第33節 鹿島戦後の記者会見で、長谷川監督はこうコメントしました。 1つ前のエントリで、鹿島戦で見せた内容、それまでの取り組みについて、ポジティブに捉えていることを書きましたが、それでもやはり、結果がついてきてほしかったのが正直なところ。失点につながるフリーキックを与えた場面での長友のプレーが果たしてファウルだったのか?というもモヤモヤは今でも残っていますが、それもタラレバの話。あの場面で失点を防げなかったことは、高い代償を払う結果に繋がりました。 ここでふと、「最近、あの時間帯に失点が多いので・・・」の部分に引っ掛かり。果たして、今季はどういう流れの試合が多
突然舞い込んできた、広島・城福監督の退任&沢田コーチの監督就任。つい最近出ていた社長のインタビュー記事を読むと、「残留はできました。さて、来季はどうします?」という話し合いの中で、クラブ側から退任に関して申し出たとのこと。さすがに時期的なものも含めてビックリしましたが、仮に来季も沢田監督で・・・という判断もあるならば、沢田監督としても今から自身の哲学をチームに落とし込める、かつ、来季の選手構成に自身の意見もギリギリ反映できる時期であり、これは悪い話ではありません。まあ、インタビュー記事を信じれば、来季の監督はまだ確約されていないようですが・・・。 さて、この視点で見れば、現在の長谷川監督がどういう立場にあるのか?A代表・森保監督の後任として名前を使われたり、ミクシィの経営権取得のニュースに絡めて「来季は退任が見込まれ・・・」と書かれたり、私もブログでああだこうだ書いたり、外野はやかましいこ
ルヴァンカップ、終戦となりました。まずは、名古屋グランパスの皆さまに祝意を。なんでも、ナビスコカップ時代を含め、これまでベスト4が8回もありながら、これが初の決勝進出だそうで。この決勝カードなら…マッシモにタイトル獲ってほしいので、名古屋を応援するかな。 そのルヴァンカップ準決勝。FC東京は「グッドルーザー」だったと思います。手負いの中、2試合トータル170分までは決勝進出をこの手にし、2ndレグ単独で見ても、久々に「出し切った」試合を見せてくれましたから。それでも、この試合で今季の無冠が確定。その後、長谷川監督の動向に触れる推測記事が、いくつかのメディアに掲載されました。 そんな2ndレグの試合前、私はこんなツイートをしました。 リーグ優勝はもちろんしたいけど、私はそれが「長谷川監督ともに」とは、思いきれなくなってる人間。だから、今季のルヴァンカップは、なんとしても取ってほしいのです。—
2ndレグを前に、タイトルとしたアントニオ猪木の名言を自分に言い聞かせ、己を奮い立たせないと、膝も心も折れそうな状況。まずは、ちょっと心を落ち着かせるため、自分の頭をクリアにするため、まずは現状を整理するところから始めてみます。 カシーフ、鈴木、岡崎の怪我が公式発表されたのが、1stレグの翌日。受傷日はそれぞれ違うものの、公式発表を3人まとめてこの日にしたのは、おそらく1stレグに向けての名古屋のスカウティングを容易にさせたくなかったから。仮に(バカ正直に)鈴木、岡崎が使えないことを1stレグ前に明らかにしてしまうと、名古屋からすればスカウティングが楽になるわけで、意図的に発表を1stレグ以後にしたとすれば、これは正解というか、大いに理解できるところです。 で、人選のお話し。長友が10月に代表招集され、この準決勝で起用できないことは、おそらく復帰加入時点から想定済。しかし、カシーフが9/1
1つ前のプレビューエントリでも触れた「サイドバックの人選問題」。スタメン表だけ見れば右中村拓、左蓮川と、現状考えられる予想どおりでした。ただ、立ち上がりから10分と経たずに、これまでとは違うやり方をしていることも分かりました。 終わってみれば、この「奇策」ともとれる3(5)バックスタイルは、「プランA」としてアリだったと思います。残念ながら、先制点を与えてしまった時間帯もシチュエーションも最悪だったものの、「引き分けで良いからアウェイゴールを奪ってでホームに帰る」ことがミッションだったとすれば、この時点でまだたじろぐ必要もなかったはず。 実際、この日一番のパフォーマンスだった渡邊を中心に左サイドは十分に機能。フィッカデンティ監督は試合後「前半苦しんだのはわれわれの右サイドで、そこからのクロスや攻撃に対し、ディフェンスラインのスライドが間に合わずに苦戦した」と語っていましたが、何度かアウェイ
久々のFC東京ネタです。 リーグ戦は、誠に残念ながら、ACL出場権を勝ち取るのも厳しくなってきました。忌憚なく書けば、シーズン通して「対処療法」に注力せざるを得なかった部分があり、チームの出力がなかなか安定しなかった印象。 一方で、最大出力が発揮されれば、どのチームが相手でも「どんなもんじゃい!」という試合ができているところもあり。となれば、最大瞬間風速が求められるルヴァンカップを連続で戴冠するチャンスは、十分にあると見ています。 そんな、ルヴァンカップ。10/6、10で名古屋とホーム&アウェイ。個人的な偏見たっぷりに、少しだけ書いてみたいと思います。 1stレグのテーマ、というか、勝ちあがるための最大のテーマはズバリ「ゲット・ザ・アウェイゴール」。そう考える理由は大きく2つあります。 1つ目は「限られたサイドバックの人選」。シーズン通して対処療法に注力せざるを得なかった理由もここにありま
新型コロナウイルスの影響で、世界各国で諸所足止めを余儀なくされている中、皆様いかがお過ごしでしょうか?ワタクシはというと、ゲーム(プレステ4買いました)&音楽(Spotify始めました)&当たらない競馬予想(本当に当たりません(涙))でのうのうと暮らしていますが、今日はふと思い立って、久々のサッカーネタ。 先日、FC東京は年間チケット代金を返金すると発表しました。で、FC東京は年間チケットホルダーを「SOCIO」と称しておりますが、自分のことを振り返ると、最初に年間チケットを購入したのが2003年シーズン。気が付けば、もう15年以上になっていました。 すべてのシーズンに、いろいろな思い出が残っています。タイトルに歓喜したことがあれば降格に悲嘆したこともあり、内容の良さに陶酔した時期があればあと一歩で結果に届かなかったことへの落胆もあり。数え上げればキリがありません。 そして、数多くの選手が
ふと、仕事を終えてツイッターを開くと、珍しく通知が。何かと思って見てみると… 4-3-3の守り方って、よく知らないんだよなぁ。4-1-4でブロック作るの?教えて @B_F_F_H おじさん— ちようぬ (@24h_f_p) 2020年1月14日 ん?急になんだ?と思っていろいろ見ていると、「ワッショイ兄さん」こと後藤勝さんの、こちらのウェブマガジンから話が始まったようで(有料記事となっております。悪しからず)。 www.targma.jp どうやら、今行っている国頭キャンプにて新システムとなる4-3-3にチャレンジしていて、それを受けて、冒頭のツイートが飛んできた模様。まあ、今は戦術ブロガーさんが西に東にいらっしゃって、むしろ私もそんな皆様からご教授願いたいところですが、今日はいろはの「い」的な、ライトな内容をササっと書いてみたいと思います。 といいながら、いきなりお断りから。 現代サッカ
2019年J1リーグは横浜Fマリノスが15年ぶりの戴冠でその幕を閉じました。 FC東京は最後まで優勝を窺う位置でシーズンを過ごし、過去最多勝ち点を獲得しての2位。悔しさは大なり小なりありますが、過去の自分たちを1つ越えて、次のステップへ進めたことは、卑下することなく胸を張っていいでしょう。 そんな東京の2019年、J1全34試合を、最終節から一晩経って、改めて小見出し風に振り返ってみたいと思います。一つひとつはツイッターレベルの字数と内容かもしれませんが、34試合分も積み重なると、ツイッターではめんどくさくなりそうなんで(笑) 第1節 川崎0-0東京 「匂わせたゴールレス」 いきなりの多摩川クラシコ。東京は昨年のメンバーをベースとしつつ、長谷川監督は小川諒也・久保建英、2人のヤングプレイヤーをスタメンに抜擢。小川は、この試合に限ればギリギリ及第点だったものの、太田と競争させるレベルにあるこ
戦術論が喧しく、戦術本が売れる時代にあって、戦術に目を向けることはとても大事なこと。しかし、その戦術を為すのは個であり、戦術が個を引き立てることも、個が戦術を机上の空論にしてしまうこともあるのだと、今季の東京を見ていて強く思い直しました。 であるならば、来季の東京に期待することは至ってシンプル。一人ひとりが上手くなってほしい。一人ひとりが、一つひとつのプレーに意図を込めて、責任を持ってプレーしてほしい。そこに、長谷川監督以下スタッフ陣の戦術が上手く噛み合い、1つでも多くの勝利を見せて欲しい。今は、ただそう思います。 昨年末、2018年シーズンのFC東京を振り返ったエントリをこう、締めました。 あれから1年。2019年シーズンを戦い切ったFC東京の選手たちは、「己」と向き合い、「己」高めることができたでしょうか?答えはYES、でしょう。 永井謙佑。今年1年かけて、永井に対する評価が単なる「ス
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