多くのメーカーのノートパソコンは、ディスプレイの天板に付いているロゴの向きが、使っているときに他者から見て正しく見えるようになっています。言い換えると、"Personal"(個人)をうたいながら、"Others"(他人)向きのデザインである訳です。それに対して、ThinkPadは、閉じた時に、使用者から見て正しく見えるようになっていました。法人向けをうたいながら、他のノートパソコンよりも、本当の意味で"Personal"を向いたコンピューターがThinkPadであると言えたでしょう。 ところが、今夏、日本で発売されるThinkPad X240sとThinkPad T440sではディスプレイ天板のロゴの向きが"Others"向きになってしまいました。これは、個人的にはキーボードが7列から6列になってしまった以上にショッキングな変更です。 昨今、タブレット端末に押されてノートパソコンの市場環境