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ブックレビュー
toshiromitsuoka.com
最近、特に書き込まなきゃというようなこともなく、比較的長年付き合っている書き物の最後の締め作業と年度末の事務作業に追われているのだけれども、たまに見るtwitterのTLではもうまる一月以上森美の『会田』展の話や、それと関連したキュレーターの役割の議論が続いていて何となくウンザリしている。 まあ、幾つかウンザリする理由はあるのだと思うのだけれども、一つは問題起きないとこの話にはならないのかという。この手のことって過去にも幾らでもあったわけで、例えば2004年の横浜美術館の「ノンセクトラジカル」展の高嶺格さんの事前作品撤去の件だったり、2010年の愛知県美術館の「小川芋銭」展の表記問題だったり。海外だとブルックリンの「Sensations」が物議を醸したりと。いい加減に、ミュージアムの一つの機能として、社会的コンフリクトの調整の空間としての位置づけが認知され始めてもいいのではと思ってしまう。
本来であれば、「NYその3」を書くつもりだったのだけれども、それなりにとりあげるべきニュースだと思ったので、こちらにも書いておきます。twitterやFBのコメントは断片的だったので。報道記事そのものは、広島市立大学の加治屋先生などがtwitter上にアップしてらっしゃいますが、基本的には同美術館が赤字を理由に期間限定で、学芸員、事務職員をローテーションで監視業務に回すという内容です。まあ、いずれはこういうこともあるかなあと思ってはいましたけれども、懲罰的な扱いで回すのはねえ・・・。これ本筋の話ではないですが、学芸員の方は基本的に自分の展覧会がオープンしたあとも、もっとその展示室に頻繁に通った方がいいというのは基本的に同意です。 でここでの問題は明らかで、美術館の経営的な採算の問題と、その責任の所在のありかがずれているということです。僕はどちらかというと、公立館なので一定程度の税金投入はや
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