著者である「マーサ・ヌスバウム教授」の経歴 アメリカのシカゴ大学教授で女性哲学者。専門はアリストテレス研究だが、哲学以外にも古典学、政治哲学、法哲学、教育学、フェミニズムなど多数の著作があり、幅広い分野で活躍している。2016年には京都賞を受賞した。 本書はヌスバウム教授の「教育論」に関する本である。 *1 経済成長がすべてか?――デモクラシーが人文学を必要とする理由 作者: マーサ・C.ヌスバウム,小沢自然,小野正嗣 出版社/メーカー: 岩波書店 発売日: 2013/09/05 メディア: 単行本 この商品を含むブログ (6件) を見る 日本で巻き起こった「文系学部不要論」 ことの発端は以下。 2015年6月、《 下村博文文部科学相は8日、全国の国立大学法人に対し、第3期中期目標・中期計画(2016~21年度)の策定にあたって教員養成系や人文社会科学系の学部・大学院の廃止や転換に取り組む