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科学とは、自然の見方や考え方を私たちに教えるものであると同時に、さまざまな時代・地域で行われてきた人間の活動でもあります。 自然についての私たちの理解や、自然を研究する人々のあり方は、歴史を通じてどのように変わってきたのでしょうか。 ここでは、その一端をご紹介します。 入門講義 科学の歴史 古代から現代までの科学の歴史を、ここでは大きく6つの時期に分けて解説してみます。 物理学関係に偏っていますが、全体の流れは感じてもらえるのではないかと思います。 1. 科学の源流~古代ギリシアの遺産~ 紀元前6世紀から3世紀にかけて、古代ギリシアでは、世界各地のほかの文明には見られない性格を持った哲学や数学が発達した。なかでもアリストテレスは、経験的に知られる自然全体を理知的に説明しようと試みた。しかしこれらの成果は、6世紀頃以降、ヨーロッパではほとんど見失われた。9世紀になると、ギリシア語文献からアラ
ヘンドリック・アントーン・ローレンツ Hendrik Antoon Lorentz 1853年7月18日生-1928年2月4日没 オランダの理論物理学者で、特に19世紀末から20世紀初頭にかけて活躍した。 運動する荷電粒子に磁場が及ぼす「ローレンツ力」や、相対性理論の「ローレンツ変換」で知られる。 ライデン大学の初代理論物理学教授を務め、後には博物館関係の職に移って研究に打ち込んだ。 英・独・仏語を話し、国際会議で議長を務めることも多かった。 人当たりの良い常識人で、家庭では3人の子どもの父親。 電磁場と荷電粒子の考えに基づく、「電子論」と呼ばれる理論で一世を風靡した。 これを発展させる過程で導入された「ローレンツ変換」は、数学的には、アインシュタインの相対性理論と等価である。 生涯 ローレンツは、オランダのアーネムという街に生まれ、そこで初等・中等教育を受けた。 母親はローレンツが小さい
「科学史をちょっと勉強してみたいんですが、どんな本がありますか?」という質問を、ときどきいただきます。 科学史を専攻している人間にとってはたいへんありがたいことです。 なのですが、こういうとき、答えるのに困ってしまうというのもまた確かです。 たいていの学問分野にはスタンダードな教科書・入門書というのがありますが、科学史の場合は、適当な本を挙げるのが難しいのです。 その大きな理由は、「科学史」とひとくちに言っても対象があまりに広いことにあります。 「科学」だけとってみても、物理、化学、生物、地学etc.とさまざまな分野があります。 「歴史」だけとってみても、古代から現代まで、日本からヨーロッパまで多様です。 加えて、科学史の研究対象で紹介したように、科学にまつわるありとあらゆることの歴史が科学史の範囲になります。 これらを一冊でカバーするような本を書くというのはとても困難だと言わざるをえませ
一橋大学大学院言語社会研究科 〒186-8601 東京都国立市中2-1 MAIL: n.ariga【@】r.hit-u.ac.jp
一般の方:「科学史って、何なんですか?」 専門家:「それはちょっと、ひとことでは答えられないですね……」 「科学史」という言葉には、科学の歴史という意味と、科学の歴史の研究という意味の二つがあります。 ここではその両方について、なるべく分かりやすく説明していきます。 科学の歴史の研究とは? 「科学史を研究する」ということについて、私なりの考えを書いた記事です。 科学史の目指すところ 科学史の研究対象 [予定]科学史の研究方法 はじめて学ぶ科学の歴史 科学の歴史をきちんと学んでみたい、という人のためのコンテンツです。 科学史講座 ※国立科学博物館で担当している講座の内容をまとめています 科学史学校[外部サイト] ※日本科学史学会が開いている、一般向けの講演会情報へのリンクです 科学史ブック・ガイド――初級編 ※個人的にお勧めする本の紹介です ※注意 ここで書いていることは、有賀個人の見解であ
本サイトは、2021年3月31日をもって公開終了いたしました。 長らくのご愛顧、誠にありがとうございました。 現在、新しいサイトを構築するための準備中です。 公開まで、気長にお待ちいただければ幸いです。
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