出所後初の単行本のタイトルは『ゼロ』。サブタイトルから、ただただ1歩を踏み出し、前へ進もうとする思いが伝わってくる。堀江氏が率直に語るその内容は多くの読者の心に届く。今まさにゼロから新たに行動を開始した堀江貴文氏が伝えたいこととは何か。 ――著書『ゼロ』では「働く」がテーマになっています。堀江さんにとっての「働く」とは? 僕自身、働くことがどういうことかと考えていたわけではなくて、担当編集者から「堀江さんって働くことで社会とつながってきたんですね」と言われて、「ああそうなのかもしれないな」と思ったんです。 僕にとっては自然にやっていたことを編集者が読み解いてくれて、「働く」をテーマにすることで読者との接点をつくり出していったんだと思います。 僕は結構、周囲の人から「冗談1つ言えない」って言われます。冗談は必要ないと思っている派で、意味のないようなことをやるのが好きじゃないんです。たとえば、