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円安とは
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久々のブログですが、ちょっとキツかった1年を振り返りつつ、ハイボール片手にダラダラと書きます。最後の一行で、決意表明もします。 (あっ、2023年もよろしくお願いします!) 今まで生きてきた45年の人生の中で、最も長い移動距離を記録した1年となった2022年。 8年間毎日更新してきたブログを、45歳の誕生日という節目でやめる決断をした2022年。 「いつかは教育の現場へ」という夢の第一歩目となった、産業能率大学の非常勤講師になれた2022年。 さあ、2023年はどうする? 2022年は9月あたりから休みなく走り続けて、ようやく2022年の最後の最後に、じっくりとあれこれ考える時間をつくることができました。 昨年度は「後継者インターンシップ」から13名の後継者が誕生し、「後継者インターンシップ」に注目してくれる人も増え、大きなプレッシャーの中で2022年の4月を迎えました。そして、2022年
会議や打ち合わせをするとき、あるいは新しい企画を考えるとき、皆さんの目の前には“なにが”あるでしょうか? ペンとノートでしょうか? あるいは、ノートパソコンやタブレット端末でしょうか? おそらく、「なにもない」という人はいないと思いますが…。 ある大学が行った研究によると、講義を手書きでノートをとった学生と、ノートパソコンでノートをとった学生で比較したところ、手書きのほうがよい成績を上げ、さらには記憶の定着率も高く、新しいアイデアを思いつきやすい傾向にあるということがわかったそうです。 つまり、同じ話を聞き、自分の脳にインプットし、それらをもとに新しいアイデアとしてアウトプットするとき、その差をつくるのは“能力の差”ではなく、“インプットする方法の違い”だということです。僕は最近、医学の専門家の書籍や記事を読むことが多いのですが、皆さんが共有しておっしゃっているのが、シンプルに「手書きの効
ここ最近「ちょっと流れが悪いなぁ…」と、ずっとモヤモヤしていたのですが、今週はずっと関わりたかった地域での仕事を受託できたり、手仕事図鑑で働きたいという熱い人たちと出会えたり、Voicyのパーソナリティ審査に通ったりと、本当に嬉しい出来事が立て続けに起きました。 では、なぜ流れが変わったのか? 何か具体的な要因はあったのか? もしそう聞かれたら、僕は即答で「イエス」と答えます。 流れが悪いとき、僕が特に意識することのひとつに、周囲の人たちに「自分の(自分たちの)情熱を伝えていく」というものがあります。 情熱を伝えることで、自分を包み込んでいた淀んでいた空気が動き出し、新しい風が吹き込んでくる。こう書くと、何となくスピリチュアルな感じがしてしまいますが、そんなことは全然なく、情熱を伝えることで周囲の人たちは僕らと関わろうと動き出してくれる。結果、自分たちの思考する時間も行動量も増えていく。周
タイトルだけでもう十分で、これ以上でもなく、これ以下でもないのですが、ここで終われないので、強引に(無駄に)書き足してみます。 「新しいプロジェクトを立ち上げよう! “でも…”」 「新しいプロジェクトを立ち上げよう! “だから…”」 ポジティブなことを考えたあと、人はほぼ無意識に「だから…」「でも…」のどちらかを選んでしまっていると、僕は考えています。 条件反射的に「でも…」と思考してしまう人は、「でも、お金がない…」「でも、時間がない…」「でも、人脈がない…」「でも、スキルも経験もない…」と続き、とにかく言い訳を考えて、結果的に何もやらずに終わります。 反対に「だから…」のあとはポジティブに思考が続きやすい。 「だから、◯◯さんに協力をお願いしよう!」「だから、今やっている◯◯をやめよう!」と考える。お金がなくても時間でカバーして、スキルや経験がないときも、時間をかけて補うのはもちろん、
新しいビジネスやプロジェクトを立ち上げるとき、あるいは新しい商品やサービスを開発するとき、多くの人がこう考えると思います。 「誰も(他人が)思いつかないアイデアを生み出したい!」 それが本当に今まで誰にも思いつかなかったもので、実現可能で世の中を変える価値のあるものであれば、本当に素晴らしいことです。でも改めて書くまでもなく、それは簡単なことではなく、成し遂げられるのは一部の天才だったりする。 正直、僕も日々「誰も思いつかないアイデアを生み出したい!」と考えていたりしますが、ただそれ以上に大事にしていることがあります。それが今日のタイトルでもある、誰も思いつかないアイデアを生み出すことよりも、ずっとずっと大事なことです。 僕は「誰もが思いつくようなアイデアを、価値あるものに磨き上げていくこと」を、「他人が思いつかないアイデアを生み出すこと」以上に大事にしています。 たとえば、僕が今この記事
僕が拠点にしている東京のオフィスは、住所で言うと「日本橋人形町」というエリアになります。人形町駅、水天宮前駅が最寄りの落ち着いた風情のある下町で、『今半』や『日山』をはじめ、有名な老舗料理屋さんが多いのですが、気軽に入れるお店も多く、1年ほど前にオフィスの隣にはダーツバーができました。 で、今日の日中、散歩を兼ねてコーヒーを買いにオフィスを出て戻ってくると、ダーツバーの入っているビルの壁面に、ドーンとかなりの大きさで、ネオン管でつくられた「ダーツの的」をモチーフにしたサインが装飾されていました。その大きさは、200メートルほど離れたところからも「ダーツバーがある」とわかるものです。 ハッキリ言って、お世辞にもかっこよいとは言えず…。 でも僕は、「正しい」と思いました。 なぜなら、筆記体で小さくおしゃれに「Darts Bar」と書かれていても、少し遠くを歩いている人に気づかれなかったりする。
なぜ、やるのか?(ミッション) どこを、目指すのか?(ゴール) なにを、やるのか?(プラン) 仕事というものは、この3つに集約されると僕は考えています。 そして、これらを考えるうえで何が一番大切か? と聞かれたら、僕は迷わずにこう答えます。 「具体性(具体的にすること!)」 「なぜ、やるのか?」「どこを、目指すのか?」「なにを、やるのか?」を具体的に答えられないビジネス、プロジェクトを立ち上げて、僕自身は上手くいったことがないし、誰かが成功したという話を聞いたこともありません。 確かに、動きながら、走りながらビジネスやプロジェクトの形が変わり、ゴールやプランが変わって成功した事例は聞いたことがありますが、でもひとつ確かに言えるのは、動きはじめる前には「なぜ、やるのか?」「どこを、目指すのか?」「なにを、やるのか?」は具体的だったということ。具体的に決めてはいたけど、動いている中で「ちょっと
パソコンの電源をつけっぱなしにしたまま使い続けると、さまざまなデータが蓄積されるので、メモリがいっぱいになって遅く(=パフォーマンスが悪く)なります。それだけでなく、パソコンのパーツの寿命も短くなり、発火する可能性すらある。だから、しっかりと電源を落とし、再起動することが大事になります。 察しのいい方はすぐに続きがわかったと思いますが、そう、人間も同じ…という話。電源をつけっぱなしにしておくと、いろいろな不具合が出てくるものです。 皆さんはどんなふうにして、自分自身の電源を落とす=リセットしているでしょうか? 睡眠が大事だという話は書くまでもないので割愛させていただき、今日は僕のリセット方法を書いてみたいと思います。 僕はサウナに定期的に行っていますが、それは良く語られる「血行が良くなるので、肩こりが改善される」「疲労物質が排出される」自律神経が活発になる」という身体的な理由だけではなりま
「企画書」とひと言で言っても、出てくるものは「麺」と同じくらいに大きく異なります。ラーメン、そば、うどん、そうめんもあれば、パスタもあるし、フォーもある。同じラーメンでも日本全国で味は全然違うし、そばもトッピングの種類は数多く、冷と温もある。そのくらい、企画書もさまざまです。 どうでもいい例えはこのくらいにしておいて…。 と言いつつ、少しだけ麺の話を続けますが。 麺には水が不可欠なように、僕は企画書にも“不可欠な成分”があると考えています(練り水を一切使わず、卵とバターで小麦粉を練り上げた麺もある! という話はしないでください…)。 それが、「企画によって、その人(または企業や地域)がどう変わるのか? どう変わることを目指した企画なのか? という提案者の考え」です。 僕は定期的に、自分以外の誰かが作成した「企画書」を目にしますが、意外と多くの企画書が、不可欠なはずの「提案者の考え」がぼんや
僕は周囲の人から、計画的にキャリアを描いてきたように見られることがあります。 でも実際は真逆で、先日も数年ぶりに師匠と会い、飲みながら熱く語り合ったのですが、自分の過去を振り返りながら改めて思ったのは、無計画とまでは言わないまでも、思っていた以上に行き当りばったりに進んできたよなぁ…ということ。 でもそれは、結果的によかったと思っています。 クランボルツ教授の「計画的偶発性理論」という有名な理論に当てはめて、僕のキャリアを分析してくれた方がいたのですが、まさに「8割以上は確かに予測していなかった出来事や偶然の出会いがつくってくれた人生(偶然を計画的に設計したキャリア形成)」と言えます。 では、偶然を計画的に設計し、自分のキャリアをより良いものにしていくためには何が必要か? 書籍などでは、以下の5つが大事だと言われています。 「好奇心」—たえず新しい学習の機会を模索し続けること 「持続性」—
はてなブックマークで拡散され、NewsPicksでも少し話題になり、賛成意見、反対意見を問わず(批判的な意見もそこそこありました…)、僕のブログで“バズった記事 ベスト3”に入る記事『深く考えられない人は、圧倒的に文章を書く量が不足している』。詳しくは記事を読んでいただくとして、簡単に書くと、自社の従業員に対して「もう少し考えて仕事をしてほしい」と嘆く経営者に向けて、文章量を増やす機会を与えてあげることが一番の近道では? と提案した記事です。 2015年の古い記事ですが、今日はそこにひとつ、追加で提案してみたいと思います。 それが、「つくってもらった原稿、資料、企画書を、SNSで誰かに届けるくらいのイメージで“要約してもらう”」です。 たとえば、1000文字で書かれた原稿を、200文字で要約してもらう。 たとえば、十数ページの企画書を、300文字で要約してもらう。 要約する文字数は適宜設定
僕は「ビジネスの基礎体力」という言葉をよく使います。スポーツの世界で「基礎体力」というと、筋力や持久力、柔軟性といった体を動かすために必要な「全般的な体力(体の機能)」を指します。だからこそ、バランスよく高めていくことが大事。 では、ビジネスの基礎体力とはなにか? 特に大事なふたつを挙げてみると、「諦めずに、考え続けられる力」であり、「上手くいかない理由をハッキリさせて、改善策を考え、行動を続けられる力」であると僕は考えています。つまりビジネスの基礎体力とは、「思考と行動を、粘り強く継続できる力」であり、結果を出すために不可欠なもの。ビジネスの基礎体力がない人は妥協した答えを出す人で、行動も妥協してしまう人なのです。自分に自信を持てず、自己肯定感も低くなり不安も大きくなるので、精神面も安定しない。結果、自分の感情に振り回されたりしてしまう…。 では、どうやってビジネスの基礎体力をつけていけ
僕が尊敬する人のひとり、松浦弥太郎さん(1対1でお話をさせていただいたあの日を思い出すと、今でも震えます…)。 久々に手に取った松浦さんの本『おとなのまんなか』を読んでいると、ハッとさせられるエピソードが書かれていました。 ざっくりと要約すると…。 『暮しの手帖』の編集長になったとき、松浦さんは周囲の人から「らしくない」と言われたそうです。でも、いつしか『暮しの手帖』は「松浦さんらしいもの」に変わりました。編集長を退任後、IT業界に足を踏み入れたときも周囲の人たちから「らしくない」とまた言われたそうですが、IT業界のあるベンチャー企業でつくった『くらしのきほん』というメディアは今、「松浦さんそのものですね」と評価されるようになったのです。 今、世の中では(特にSNSなどでは)「自分らしさ」という言葉がよく使われます。 自分らしさってなんだろう? そんなものあるの? わたしにはないよ…と悩ん
月曜日から今日の朝まで、撮影とプレゼンで富山県へ行ってきました。 行きと帰りの新幹線の中で、僕は松浦弥太郎さんの『おとなのまんなか 新しいことはまだまだ、できる。』という本を読んでいました。書かれていることはシンプルなのですが、ハッとさせられることが多く、「さすがは松浦さん」と静かにうなづけるすてきな本。少し停滞感を感じている僕と同じ年代の人たちにオススメしたい1冊です。 というわけで今日は、松浦さんの言葉を一部引用をさせていただきます。 「おとなに必要なのは新しい友だち これからの可能性を引き出し、伸ばしてくれるのは、いつだって新しくて知らない人たち。これまで縁がなかった人と友だちになることで、人は成長できるのではないでしょうか。チャンスは他人が運んでくるもの、そう僕は感じています。同じ仲間とだけずっとつきあっていたり、居心地の良い関係がルーティンになっているなら、一度見直したほうがい
ご存知でしょうか? 全国に87万人いる新小学校3年生のうち、石の硯を使っているのは、たったの5%です。残りの95%は、「硯」と“呼んでいる”プラスチック容器に墨汁を入れて使っています。ちなみに墨汁すらも使わず、水と筆だけで書道の授業が行われている学校もあります。 僕個人の考え方になりますが、ちょっと未来が怖くもあります。 伝統工芸の職人さんを応援するメディアとして、石の硯や固形墨、あるいはナイロン製でなく、動物の毛でつくられた筆を使ってほしい! と言いたいわけではなく、小学校の頃に書道をやっていたので、残念で悲しい…というような理由でもありません。 便箋で1〜2枚のお手紙を書くとき、どのくらいの墨が必要か? パッと答えられる人は意外に少ないと思います。 正解は、数滴(4〜5滴)。そのくらいで十分なのです。 では、硯に数滴の水をたらし、お手紙が書けるようになるまで墨を磨る。どのくらいの時間が
「コロナが落ち着いたら…」と、この2年間自分自身の行動を制限していた人は少なくないと思います。 住んでいる地域も違えば、仕事も年齢も、置かれている状況もそれぞれに違うので、「制限していた」「制限していなかった」に正解不正解はもちろんありません。僕個人の話をすると、2020年の前半こそ制限を強いられましたが、自分自身と会社の判断のうえで、規制や条例に則った形で早々に「制限を解除しました」。ちなみにここまで新型コロナウイルスには感染していません。 だからと言って「コロナが落ち着いたら動く」と考えたことを間違いだと言うつもりはありません。動いたことで感染して亡くなった方もいますし、動かなかったことで感染せずに健康を維持できている人もいる。でも正直な話、落ち着く前から動いていた人と、まだ落ち着いていないので動けていない人とでは、ビジネスの面ではとても大きな差が生まれているのも事実です。そしてその差
これはここ最近、周囲の人たちと話していて、改めて確信をしたこと。 40代は勉強をしないと、成長ができない。 20代、30 代までは、日々の仕事に一生懸命取り組んでいるだけで成長はできる。もちろん、ただ取り組んでいるだけではなく、個人の努力も大事ですし、会社がどんな仕事(=チャンス)を与えてくれるのか、上司や先輩がどのような指導をしてくれるのかといった環境も大事。とにもかくにも、日々の仕事の中で成長することはできる。でも、それも30代まで。 やっぱり40代になってからは、「できてあたり前だ!」と教えてくれる人も少なくなるし、ある程度の仕事を経験してきているので、新たなチャレンジをしない限り、仕事を通しての成長が難しくなる。ちなみに僕が次から次へとチャレンジするのは、仕事を通しての成長をしていきたいからです。 でも、先ほども書いたように、基本的には仕事を通して成長できるのは、30代までだと僕は
新たに何かをはじめて続けようと思っても、挫折してしまう人は少なくありません。 その理由の多くは「完璧を求める」からであり、「自分自身が、“できない自分”をさまざまな角度から否定、批判をするから」だったりします。そう、自分で自分を責めることに耐えられなくなり、多くの人は挫折してしまうのです。 たとえば、ブログやSNSなどの「自分メディア」はわかりやすいと思います。 「文章や写真が上手でなければならない」「いつも面白くなければならない」「見る人の役に立たなければならない」「フォローされなければならない」と、とにかく「こうでなければならない」と自分にプレッシャーをかけ続けて、耐えられなくなるのです。 では、そんな自分からのプレッシャーに対して、どう向き合っていくのがいいのか? たとえば僕の場合、ブログは「いつかビジネス系の本を書いてほしいというオファーが来たときの下書き」だと考えるようにしていま
しばらく仕事が忙しく、ここ1年くらいは大型書店に行き、時間をかけて店内をぷらぷらするということができていなかったのですが、産業能率大学の兼任教員(非常勤講師)を任されたこともあり、最近は何度か大型書店に足を運ぶ機会がありました。 で、久々にやってみた、 本屋で実践する「コピーライティング」のトレーニング。 大したトレーニングではないのですが、僕は一時期、大きめの書店に行ったときに必ずやっていたトレーニングがあります。 それは、手に取ったことのない雑誌を見つけて、まずは「どんな広告が出稿されているか?」を、「なぜ、その企業はこの雑誌に出稿したのか?(大人の事情とか、そういう話はさておき…)」を含めて、想像してみること。そこを考えることが文章力を上げていく効果的なトレーニングになりますし、何よりも自分自身のターゲット設定やマーケットとの感覚のズレを調整することができます。 で、ここからが本番で
SNSを眺めていると、「電話は時間の無駄だ! だから、電話には出ない!」と熱く語っていらっしゃる人がいます。 僕は電話でのやりとりをそこまで毛嫌いしていませんし、時間の無駄にも神経質なほうではないのですが、でも「相手のコミュニケーションコストを考えること」は、とても大事だと思っています。 その中でも僕が特に意識しているのが、「やりとりの回数を減らす」こと(決して自分が完璧にできているというわけでなく…)。 自分が送ったメールやメッセージに対して、相手がパッと「OK!」と返して終わることができれば、相手の時間を無駄にすることはありません。 でも、「これ、どういう意味だろう?」と考えさせるメールやメッセージは、相手に文面の意味を考える時間を作らせてしまう…。そして、考えてもわからなかったら、「これ、どういう意味でしょうか?」と、メッセージを書いて送らせる手間と時間をかけさせます。そう、コストが
ツイッターやフェイスブックなどでも投稿させていただきましたが、今日ひとつ、夢が叶いました。僕は今年4月から、産業能率大学の兼任教員(非常勤講師)になります。 教育の分野で成し遂げたい夢があり、それに向かって少しずつでも進んでいこうと自分なりに準備をしてきたので、本当に嬉しい…。大学受験に全滅し、一浪しても全滅した専門学校卒なので、「シラバスってなに?」って感じで右も左もわからず、正直不安で押しつぶされそうですが、夢に向かって精一杯頑張りたいと思います。改めて、この機会を与えてくれた方々に、心から感謝を申し上げます。本当にありがとうございます! で…。 こういう話を書くと、一気に、そしてスピーディに“のし上がった感”が出たりするものですが、正直、僕の場合はただ「助走距離が長いだけ」です。今回の教員については、ニッポン手仕事図鑑を立ち上げて2年後、つまり5年前から準備を続けてきたことだし、そも
僕は一昨日の朝、仲のよい(そして僕自身が大好きな)南部鉄瓶の職人さんに電話取材をしていました。 ある資料を作成するためのヒアリングだったのですが、約1時間という限られた時間の中で、僕は“職人さんの頭の中で眠っているモノ”を、掘って、掘って、掘りまくって、“あるはずの金脈”を探し、そして掘り当てました。 何の話をしているのか、よくわかりませんよね…。 その職人さんは自らの手でヒット商品(=メディアが注目する商品)を開発し、地元メディアからも頻繁に取材依頼が来るようになり、業界で注目される存在になったのですが、「なぜ、それが実現できたのか?」を僕は知りたくて、根掘り葉掘り話を聞いてみたのです。 が…。 あるあるなのですが、こういうケースの場合、職人さん自身も「言語化できていない」「実はよくわかっていない」ことが多かったりするのです。 だから僕は、職人さんと一緒に過去から現在までのストーリーを振
あけましておめでとうございます。 昨年もこのブログのおかげでたくさんの人、地域、仕事とつながることができたので、2022年も(少し形を変えつつ)そんな1年にしていきたいと思います。読者の皆さん、今年もよろしくお願いします! さて、2022年の1発目の記事は…ゆるくいきたいところですが、日々淡々と書いているブログですので、普段どおりに少々熱苦しく、「勝ち組」というテーマで。 コロナ禍で苦戦を強いられている企業が多いということもあり、本屋さんに並ぶビジネス誌やビジネス書には「勝ち組に学ぶ」「行列店に学ぶ」「成功者に学ぶ」という耳障りのいいワードがよく踊っています。そして、藁にもすがりたい人たち(僕もですが…)は手に取って、何とか打開策を探そうとする。 でも、本を手に取り、そこに書いてある成功事例に触れて、「それはいいね!」とワクワクしながらも、僕は冷静になって思うのです。 そこで紹介されている
このブログの記事検索で「会いたい人リスト」というキーワードで検索をしてみると、そこそこの数の記事が出てきます。 つまり、そのくらい僕自身が大事にしているリストで、「会いたい人リスト」とはその言葉どおり、自分が「今年、会いたい!」と思う人をリスト化しておくというもの。リスト化したものを日々視界に入るようにしておくことで、「叶えたい!」という思いが強くなり、叶えるための行動をするようになります。僕も「会いたい人リスト」のおかげで、実際に会いたかった人と、これまで本当にたくさん出会うことができました。もちろん、今年も素敵な出会いがありました。 読者の皆さんにもぜひ物は試しでつくってみてほしいと思うのですが、僕は「会いたい人リスト」に加えて、来年はもうひとつ“リスト”をつくることにしました。 それが「会いたい仕事リスト」。 よくよく考えてみると、仕事も人と同じで、ただ願っているだけではなかなか運命
カーナビはとても便利で、多くのドライバーにとって、なくてはならないアイテムです。 でも、それを使いすぎると(その利便性に甘えすぎると)道を覚えなくなるし、寄り道しようとする余裕もなくなる。そして、「この先に面白い“何か”がありそう!」という感度さえも鈍る。便利なカーナビには、使うデメリットも少なからず存在すると僕は考えています(出張ではいつも使っていますが…)。 で、ビジネスの話。 上司や先輩たちは、時に“カーナビ”になってくれます。ゴールを示してくれるだけでなく、聞けばゴールまでのルートをすべて教えてくれる。 ただ、そこに頼りすぎてしまうと目的地までの道は覚えないし、俯瞰して地図も見れなくなる。そう、目的地までの方角さえもわからなくなる。さらには先ほども書いたように、脇道に入ってみたり、寄り道をしてみようという発想もなくなり、ドライブ(=仕事そのもの)も楽しくなくなるし、そこで生まれる偶
昨日、今日と、2日連続で病院へ行ってきました。 昨日は整形外科。朝起きたら首が猛烈に痛く…。ただ寝違えただけなのですが、痛みで脂汗が出るほどで夕方になっても痛みが引かず、今日は東京ビッグサイトでふたりの職人さんとのトークセッションがあったので、このままではさすがにマズい…と、病院へ行ってきたのです。治療と痛み止めのおかげで、無事にトークセッションを終えることができて本当によかった…。 で、今日はどうして病院へ行ったかというと、インフルエンザの予防接種。今日にでも行っておかないと年末や年明けの接種が難しくなる可能性があるので、仕事の合間を見つけて行ってきました。善は急げです。 こんな感じで僕は、自分の体に関することは先手先手で後回しにすることなくケアしています。先日も年に1回の人間ドックをしっかりと受けてきたし、実は今年も2回ほど体に嫌な反応が出たことがあったのですが、そのときもすぐに病院へ
「奥会津編み組細工」と呼ばれる伝統工芸品をご存知でしょうか? 奥会津地方の山間部で採れる山ブドウ、マタタビ、ヒロロを素材につくられる編み組細工で、地域の人たちが生計を立てるための産業としてではなく、自分たちが日々の生活で使う道具をつくる技術として福島県三島町の人たちに根付いたものです。それが今では国が指定する伝統的工芸品になりました。 奥会津編み組細工をつくる職人さんは三島町に暮らす高齢者がほとんどなのですが、先日ニッポン手仕事図鑑の撮影のため、そのひとりにお会いし、取材をさせていただきました。それはそれは素敵な職人さんだったのですが、どのくらい素敵だったかは年明けに公開予定の映像をお楽しみいただくとして…。 僕はそのキャリアに驚きました。 60歳の定年退職まで教師として働き、そこから奥会津編み組細工の職人を志したのです。 はじめは独学。でも、全然上手くいかなかったので、地域の先輩職人に弟
年が明けて2022年を迎えたら、ニッポン手仕事図鑑は7歳になります。今日の本題からさっそく話が逸れますが、まるで人間のようなスピードで成長しているように感じます。子どもは小学校に入学すると一気に社会に出ていきますが、7歳になるニッポン手仕事図鑑もやっと社会に出ていったような感じです。 で、話を戻して、今日の本題。 ようやく社会に出ていったニッポン手仕事図鑑には今、伝統工芸や地域活性に関わるお仕事の依頼が入ってきます。もちろん、それらの仕事は僕らだけしかできない仕事ではないのですが、ありがたいことに、僕らのところにやってくる。 それはなぜか? 「1本の映像を、ここまでのクオリティで仕上げる人たちであれば、自分たちがお願いする(映像やそれ以外の)仕事もしっかりとやってくれるに違いない!」 と、思ってもらえているからか? アンケートを取ったわけではないのですが、僕はそうではないと思っています。
人は年齢を重ねるとともに、どうしても“衰えていく部分”が出てきます。 一番わかりやすい例を挙げると、やっぱり体力(や、体のあれこれ)。その他にも年齢を重ねることで磨かれる感性もあれば、歳とともに衰える感性もあります。日々の仕事で言えば、判断力は上がっても、記憶力は衰える…など、30代、40代、50代と年齢を重ねるとともに、何かしらで衰えを感じる機会は増えてきます。 でも、「衰えは進化するチャンス」であり、「進化のはじまり」だと僕は考えるようにしています。 たとえば、僕は40代の割にはまあまあ体力があるほうだと思いますが(体力と健康に気を使っているからこそ、ブログを7年間毎日更新できているわけで)、とはいえ30代の頃の自分と比較したとき、どうしても集中力を持って働ける時間は短くなりました。でも、短くなってしまったことを嘆いていても仕方がない。働く時間が短くなってしまっても、成果は今まで以上に
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