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WWDC24
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実体語と空体語は、故山本七平氏が提唱した日本分析のキーワードである。日本国民は常に、この二つの極を行ったり来たりしてコントロールされてきたと述べている。 実体語と空体語を具体的に紹介することにしよう。(「日本教の社会学」山本七平&小室直樹対談より) 「モデルとして太平洋戦争末期をとりあげてみましょう。あの頃、無条件降伏という実体語があれば、一億玉砕という空体語でバランスをとっているわけで、その空体語がないともう何も機能しない。 ところが、一億玉砕というのは極限ですね。どうもできませんね、これ以上は。これ以上もう空体語を積めなくなる。 ~中略~ 実体語の方が重くなると、空体語の方をどんどん増やすわけですよ。だからこの表現はどんどん上がっていって、降伏直前には一億玉砕まで上がっていく。それが極限まで行っちゃうと、もう方法がない。もう空体語を重くできない。 これ以上重くできないとバランスが崩れて
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