>『宣伝(プロパガンダ)とは、情報の送り手が自分の利益を最大化するために様々なコミュニケーション・スキルを駆使することで、受け手の利益を一切考慮しないところが「説得」とは異なる。』 武田徹「戦争報道」 先日の警察庁による「バーチャル社会の弊害から子ども守る研究会」設置~オタク表現の危機「パンを捨て剣を持て!」~ 第二章というか初会合のニュースorz ネットの性暴力情報から子供守れ・警察庁が研究会 >アニメやインターネット、ゲームなどにあふれる性や暴力の情報が子供に与える弊害について議論し、改善策を検討する有識者の研究会を警察庁が設置、10日に東京都内で初会合を開いた。設置されたのは「バーチャル社会のもたらす弊害から子どもを守る研究会」 。 会のネーミングから既に弊害があることが前提ですが、いったい全体いつそんな証明がなされたのでしょうね。心理学、社会学、脳科学の分野では見当たらないのですが
http://ameblo.jp/fuyugare/day-20070321.html の続き 【座長】(=前田氏) >パブコメ、いろいろな政策に関してそういう方向にどんどん動いているんですけれども、これは研究会で議論したものを外に出すということでして、これについてまたもちろん研究会ですから、いろいろなご意見出てくると思いますし、それを喚起するということは、この会の目的の意図するところとも合うと思います。ただ全体の運びとしてはパブコメをとってまた次にいくということは余り考えてこなかったんですね。ですからむしろ重要なのは、こういう研究会の報告書ですので、より多くの人に見ていただけるようにマスコミにもなるべくうまく載せていただくとか、それからネットにも詳しく説明していただくということになります。 なんですか、このしどろもどろの回答になっていない回答は!パブコメ提案を退ける理由にまったくなってい
>『おれは正義を実現するために権力をもちたいと思った。だが権力を手に入れるためには不正を犯さざるをえなかった。権力を持とうとする者なら誰でもそうせざるをえない。おれは抑圧を終わらせたいと思った。だが、それにはおれに邪魔だてする者どもを牢屋にぶちこみ、破滅させねばならなかった。おれは抑圧者となるほかなかった。暴力を廃止するためには暴力を用いざるをえない。悲惨を取り除くためには悲惨さを引き起こさざるをえない。戦争を不可能にするためには戦争をするほかない。世界を救うためには世界を破滅させるしかない。それが権力の真理だ。』 ミヒャエル・エンデ「鏡のなかの鏡」 バーチャル社会の弊害から子どもを守る研究会第九回(最終回)~影との戦い~ の続き、具体的中身の検証。 前回、中間答申で委員会で文書を纏めようとした際に坂元先生の猛烈な批判を受けて、前田座長などとにもかくにも纏めないといけないということで、みっ
>『この世に安全などというものはないし、完全な終わりというものもない。言葉を聞くには静寂がいる。星を見るには闇がいる。踊りというものはいつもがらんどうの穴の上で、底知れぬ恐ろしい割れ目の上で踊られるものさ。』 ル=グウィン「ゲド戦記 最果ての島へ」 バーチャル社会の弊害から子どもを守る研究会第九回(最終回) の議事要旨を…これで最後と思うとなんだか色々と感慨深いものがあります、ABCゲームも実は自分結構楽しんでいたんではないかとか(苦笑)。 最後のABCゲームは、出席が前田委員(座長)、姉崎委員、江川委員、岡田委員、坂元委員、藤岡委員、藤川委員、義家委員、樋口委員、竹花委員、小林委員、池田委員(代理)で12名、当て嵌めはA~Jの10個となっております。内容についてはまた次に別途上げますので、初めに答えあわせとそして最後なので判断理由もあわせて。 A=樋口修資?(文部科学省スポーツ・青少年局
>『サブリミナル効果について最も心配された問題―――商品や政治家のサブリミナル広告によって、消費者や有権者が意識しないまま、特定の商品を買ったり、特定の政治家に投票してしまうこと―――は、心配する必要が比較的少ないことを意味している。サブリミナル効果を、現実場面で、しかも行動にまで及ぼすことは難しいからである。 以上をまとめると、サブリミナル効果が存在するかどうかという問いに対しては、次のように答えることができる、サブリミナル効果は、確かに存在する場合があると言えるが、それがどのような場合に存在するかについては、十分に解明されていない。ただし、サブリミナル効果が、現実場面で、しかも行動にまで影響を及ぼす可能性は小さそうである。』 坂元章(他)「サブリミナル効果の科学」 バーチャル社会のもたらす弊害から子どもを守るために 第9回(最終回) の議事要旨が公開されました…。その最終回についてをあ
http://ameblo.jp/fuyugare/entry-10107103734.html の続き 【座長】(=前田氏) >これはバーチャル社会のもたらす弊害から子どもを守る研究会で、子どもに見せる、見せない、携帯なんかは子どもが見たり聞いたりするということを中心にあれですけれども、アダルトコミックが広くバーチャル社会で非常に蔓延していて、それによって子どもが被害に遭う。だから、犯罪の被害者になるかどうかは別として、子どもをそういう性行為の対象にするようなコミックがバーチャル社会で広がることが子どもにとってマイナスであるという、非常に漠たるとらえ方で進んできたんだと思います。 >ですから、先ほどの携帯の問題に比べますと、直接的な子どもの被害という意味では希薄なのかもしれない。ただ、子どもを対象にしたこういうコミックがバーチャル社会で広がっていることに対して問題があるということで、取り
http://ameblo.jp/fuyugare/entry-10107103387.html の続き 【座長】(=前田氏) >先ほどのご議論にあったように、一定の問題があるということの共通のあれはありますけれども、それのデータとしてどこまで裏打ちがあるか。こういう研究があるということは注で付けるというご提案があって、そういう形で示しながら、先ほどのA委員(=竹花氏)のお話にもありましたけれども、ある程度提言の具体性がないとどう動いていいか分からないということはございますので、その方向で原案を修正するというご意見を伺って。 「あれ」とか「それ」とか…こんな答案が学生からあがってきたらどうするんでしょうねぇ前田はw 【J委員】(=藤岡氏) >ゲームが子どもにもたらす弊害という項目中の、「子どもがトラウマを受けることなどが懸念されている」というところなんですけれども。ここもちょっと私には唐突
>『感情の強固な人間とは単に感情の激昂しやすい者のことではなく、感情が激昂している時でも均衡状態を失わない者、胸中に渦巻く嵐にもかかわらず常に洞察と信念とを失わない者のことである、と。それは例えて言えば、嵐にもまれる船舶の羅針盤の針のごとく、常にその進路を見失わないようなものでなければならない。』 クラウゼヴィッツ「戦争論」 教育者、義家弘介が堕ちる日カウントダウン開始~驕れる者は久しからず~ の続き、内容検証。 非常に濃密な論争で簡単な纏めというのも失礼な気を覚えるほどですが、とりあえず言えるのは、以前その結末~議事録開示前、竹花版最終報告書~ において、 >議事録上がるまでは報告書で洗脳されたくないので熟読せず、各誌記事だけメモしておきます(私は坂元先生を信じています)。 と記しましたが、こうして議事録を追っていく過程で委員会での議論内容・趣旨はやはりまったく違うものであったということ
>『残念ながら我々は善人からよりも、悪人からより多く学ぶものである。』 バートランド・ラッセル あーあ、結局いじめ自殺でマスゴミが例のごとく大騒ぎしてくれたことがここまで波及していましたか…バーチャル社会のもたらす弊害から子どもを守る研究会第八回 がようやっと公開されました。もう最終報告書があがっているのでこれから2回はある種の追認作業ということになるのでしょうね。とりあえず、今回はまずは福音、コメント欄 で教えていただいたもの。 ヤンキー先生(義家弘介)着ボイスに登場! >ケータイ着メロ配信サイト「Fヨコ SOUND♪」のDJボイスに1月5日からFMヨコハマの人気番組「Y-Y-Y」 (金 25:00~27:00)のパーソナリティーヤンキー先生(義家弘介) の着ボイスが登場しました。そのコメントは厳しくも格調高く「携帯に出ないやつは出席停止だ」「こらお前電話にでろ」 。(「Fヨコ SOUN
>『過去を支配するものは未来まで支配する。現在を支配するものは過去まで支配する。』 ジョージ・オーウェル「1984年」 竹花のクリスマスプレゼントキタ━━━ヽ(∀゜ )人(゜∀゜)人( ゜∀)ノ━━━(*゚∀゚)っ最終報告書『バーチャル社会のもたらす弊害から子どもを守るために』 【重要なお知らせ】コミケで「バーチャル研究会」問題、チラシ配布参加者募集 (特典;30日に参加者で希望される奇特な方はもれなく私と握手できます…ごめんなさい絵心があればスケブでもなんでもできるのにorz) 議事録上がるまでは報告書で洗脳されたくないので熟読せず、各誌記事だけメモしておきます(私は坂元先生を信じています)。 コミック業界に自主審査要求・「子供守れ」警察庁研究会 (日経新聞 2006年12月25日) >警察庁の「バーチャル社会のもたらす弊害から子どもを守る研究会」(座長、前田雅英・首都大学東京教授)は2
「テキサスの狙撃兵」 →あらかじめ納屋の壁に銃倉が空になるまで銃弾を撃ち込んでおく。そして壁に歩いていき、銃弾が当たった部分に標的を描く。 例)表現規制をするということがあらかじめ決まっている中で、正当化する理屈ならばなんでも事挙げ、否定する言説に対しては「科学性」を分離し「社会的に」「常識的に」のような茫洋とした言説で矮小化すること。 バーチャル社会のもたらす弊害から子どもを守る研究会第七回 議事要旨が公開されました。注目すべきは前回公開時のコメント欄 で「次の委員会が既に成されている可能性が極めて高い」と記しましたが、案の定、11月10日(金)と前回分公開前になされていました。先週末のサンデープロジェクトで教育再生会議の議事録公開が満足に成されていないとの批判があり(義家は微妙な問題なので途中で明らかにすると影響されるみたいなことを言っていましたが)、草野教授がせめて1ヶ月もかけずにす
>『いかなる証言もその証言が確立しようと努める事実以上にその証言の虚偽性の方が一層奇跡的であるような性質でない限り奇跡を樹立するのに十分ではない。』 デイヴィッド・ヒューム「奇跡論・迷信論・自殺論」 第七回 バーチャル社会の弊害から子どもを守る研究会議事要旨(上)~プロクルステスの寝台~ の続き、ここからは前回 の延長戦の記録。 もう全体まとめてでよろしいかと思いますけれども、ご質問、それからご意見を。今まで児童に対しての性行為の問題議論をしてまいりましたので、それを踏まえてどなたからでもいかがでしょうか。 この委員会も終わりに近づいたということでしょうね…。 【C委員】(=坂元委員) >子どもに対する性行為等を表現した画像等に接した者が、現実世界において子どもを性行為等の対象として意識するといった影響を受けることが懸念されることとございますが、私の立場から申しますと、子どもに対する性行為
http://ameblo.jp/fuyugare/entry-10107169390.html の続き 【E委員】(=竹花委員) >これはゲストスピーカーにお伺いしますけれども。「死ね」とかそういう言葉というのはゲームの世界ではしばしば生じて出てくるものなのか、子どもたちの言葉使いに影響を与えるようなものとしてゲームというのがあるのだろうかという点が1点と。 もうなにがなんでもゲームに非を見つけたい模様ですねw 岡田が頼りにならず、坂元先生では聞けば自爆になるので消去法としてのゲストスピーカーへのふりです。 >リセット文化ということがよく言われて、死んだものが生き返るというそういう文化を助長しているのがゲームだということを一時言われました。特に長崎での小学6年生の女子の同級生に対する殺人事件をめぐってそういう議論もまたしばしばされたわけですけれども。そういう生命停止とかあるいは生命が生き
>『権力者やその代弁者らが自由勝手に発言できるのは大昔からしごく当たり前のことでそれは「言論の自由」の名に値しない。その「自由」とは国家権力や多数派、強者に対して反対を表明する野党的存在の者の自由、少数派の自由、弱者の自由でなければならない。』 藪下彰治朗「言論」 根拠なき熱狂~悪影響「大」論の科学的検証~ の続き中身検証。 以下、また長いので簡単に纏めると前回、岡田の脳内汚染言説が炸裂したうえに、竹花らの坂元先生、江川氏の発言妨害などもあって一方的な流れになるのかと悲嘆にくれかかりましたが、今回のゲストスピーカーである渋谷明子(慶應義塾大学メディア・コミュニケーション研究所研究員)のまさに学術的見解、それを引き取るカタチで坂元先生、そして江川氏が現時点での規制の科学的無根拠の言質をとり、ゲーム規制に関して竹花、前田らを押し返しました(とにかくこの人たちは規制の前例ができればいいみたいなの
>『「誰の言う、どんなことに信用を置くか」という判断は、個人の価値観にめでたくも任されているということだ。虚と実の間の境界線はあくまで個人の判断に委ねられている。そんな「自由」そのものが既に人間の社会を移ろいやすく危なっかしいものにしている。』 「SOCIETY」 今までの5回の委員会で坂元先生がこつこつとそもそもメディアによる影響の程度がどの程度かという部分について、現在のところ科学的に証明されていない。だから、影響を前提としてもするならば慎重な調査、対応が必要であると説明してこられて、それが中間報告にそのまま反映されたはずなのに…。それが第六回 バーチャル社会の弊害から子どもを守る研究会 でいきなりちゃぶ台返しが炸裂しました。 参考;警察庁の『漫画・アニメ・ゲーム表現規制法』検討会問題まとめ @Wik で、今回の主犯、実行犯たる岡田尊司氏の言説、主張について集中的に調べてみようというの
>『問題は常に対立、あるいは矛盾として構成される。だから論争という形態こそが問題を在らしめている。我々は現実的なものをおそらくは対立あるいは二分法によってしか意識できないとしても、少なくとも問題がいわば作図によってのみであることを知っておくべきだ、論争、対立として形成される問題は何かを明るみにだすと同時に何かを隠蔽している。』 柄谷行人「日本近代文学の起源」 バーチャル社会のもたらす弊害から子どもを守る研究会第六回 ですが、ついに本丸、表現「内容」についての議論が始まりました…。いくら長い代物だとしてもオタメディアを享受している人間は必ず読まなければいけないものです。まさに漫画・ゲーム・アニメにおける性(暴力)描写に対する糾弾が「脳内汚染」に基づいてなされています。つまり、前回までの流れに懲りた竹花―前田は後援に徹し、ここまでの議論にほとんど参加してこなかった岡田、玄田を利用して議論の主導
http://ameblo.jp/fuyugare/entry-10107172468.html の続き 【D委員】(=岡田委員) >今のご発言に関してなんですけど、性犯罪が増えていないというのはどういう事実を持って言われているんでしょうか。 【E委員】(=坂元委員) >強姦の件数が二、三十年前でしょうか、大変な数だったのが今数分の一になっていると伺っておりますけれども。 【D委員】(=岡田委員) >例えば、戦後の混乱期と比べてというようなことですか。 なんで戦後の混乱期w 【E委員】(=坂元委員) いえ、戦後しばらくはそうでもなくて、あるときから非常に増えて、いつ頃でしょうか、それは座長がお詳しいと思うんですが、大変多い時期があって、それからずっと減っていると認識しております。 (ノ∀`) アチャーだめだよ、前田にふっちゃこの点でいんちき言説を撒き散らしている張本人なんだからorz 【D
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