陸上自衛隊第3師団(兵庫県伊丹市)の各部隊が、野外で調理する食事の出来栄えを競う「炊事競技会」が、滋賀県高島市の饗庭野(あいばの)演習場で行われた。 第3飛行隊(大阪府八尾市)や第7普通科連隊(京都府福知山市)、第3特科隊(兵庫県姫路市)、第3戦車大隊(高島市)などから18組(5人1組)が参加した。 事前に示された白米(1人当たり130グラム)や鶏もも肉(同150グラム)、ジャガイモ(同80グラム)、ゴボウ(同30グラム)など13種類の食材を使用。車で引っ張って移動できる「野外炊具1号」などの装備を使って煮物、焼き物、揚げ物などの各50食を調理した。 「野外炊具1号」は250人分を45分以内に用意できる能力があり、東日本大震災や阪神大震災などの災害派遣でも出動。参加者は「温かくておいしい食事を」と、メニューに工夫を凝らしていた。 できあがった料理は、隊員が試食し、見栄えや味だけでなく、炊事