箱館戦争(1868-69)の現場で実際に使用されたとされる、医師高松凌雲(1836-1916)の顕微鏡。 1836(天保7)年に筑後に生まれた高松は、石川桜所(おうじょ)に蘭医学を、緒方洪庵の適塾で蘭学を学び、やがて将軍徳川慶喜の侍医のひとりにまでなる。1867(慶応3)年、慶喜の異母弟である徳川昭武が幕府使節としてパリ万博視察に洋行するさいには随行医となり、フランス、スイス、オランダ、ベルギー、イタリア、イギリスなどをまわり見聞を広めた。万博が終わると幕府からパリでの医術修業が命じられる。このとき外科用手術道具と顕微鏡などを購入したという。 戊辰戦争の勃発で呼び戻されると江戸で榎本武揚と会い、そのまま蝦夷地へ。幕末のエリート医師が、血なまぐさい箱館戦争のただ中に身を置くことになった。箱館病院頭取となった凌雲は、患者が諸藩にわたって混乱するので病院の全権委任状を得て、旧幕府軍、明治新政府軍
「アイヌに会ったことない」それって 本当?『ゴールデンカムイ』を観る前 に知るべきアイヌへの差別の歴史 北原モコットゥナㇱ教授 インタビュー前篇 『ゴールデンカムイ』の人気で、アイヌの文化や伝統への関心は高まっています。でも、アイヌの人々が抱える差別や生きづらさについて、思いを巡らせられている人はどれだけいるでしょうか。 アイヌへの差別の構造について考えることは、女性やLGBTQ+、障がい者など他のマイノリティ差別の理解にも繋がります。『ゴールデンカムイ』の監修にも参加している、北海道大学教授・北原モコットゥナㇱさんにアイヌの人々がどんなことに「もやもや」を感じているのか、そして無知・無理解の構造、マイノリティとマジョリティの関係性などを伺いました。 》後篇を見る 『ゴールデンカムイ』でアイヌに興味を持ったなら 差別や偏見にさらされてきた歴史も知ってほしい 自身もアイヌとしてのルーツを持つ
“北海道を愛する人”に向けて、北海道の食や文化、人の魅力を発信している『北海道Likers』。2023年もご愛顧いただきありがとうございました! 2023年、『北海道Likers』では実に350本以上の記事を配信しました。そのなかで、とくに人気だった記事を『編集部のおすすめ2023』としてランキング形式でお届けします。 第2位に引き続き、今回は第1位をお届けします。 ***** 横浜から大好きな北海道へ移住!本に救われた店主が営業する「移動する本屋さん」 「憧れの土地に移住してみたい!」と思っていても、実現には至らないことが多いですよね。しかし、今回ご紹介する「月のうらがわ書店」の店主・長谷川彩(さい)さんは、高校時代から憧れていた北海道への移住を叶えました。 北海道移住を決断した経緯やエピソードとともに、気になる“移動する本屋さん”の営業にも密着。「移住をしたいのであれば、実行したほうが
先月、北海道の南部で海岸に打ち上げられたイワシが相次いで見つかり回収作業が行われましたが、せたな町でまた海岸に打ち上げられたイワシが見つかりました。せたな町によりますと、打ち上げられたイワシが見つかったのはせたな町の太櫓地区付近です。10日に道道のパトロールをしていた業者から「海岸にイワシが漂着している」と役場に...
ちょすとは?北海道方言。 ちょ・す [動サ五]触れる。さわる。操作する。「パソコンちょせる?」〈全〉
JR北海道は2023年12月15日(金)、2024年3月ダイヤ改正の概要を発表。そのなかで、2024年3月末をもって列車が運行終了となる根室本線の富良野~東鹿越について、廃止までの16日間だけ、1往復増便するとしています。 これは廃止前に乗っておきたいという需要で「多くの利用が見込まれる」ことへの措置としています。 根室本線は滝川から富良野・新得・帯広・釧路を経由して根室まで至る長大幹線です。山脈をぶち抜く石勝線が開業するまでは、札幌から道東へ向かう貴重なルートとして、大動脈の役割を担いました。 しかし現在は、富良野~新得はほぼ役目を終えたと言ってもよい状況で、追い打ちをかけたのが2016年8月の台風による被災不通です。富良野~東鹿越は鉄道、東鹿越~新得は代行バスによる運行となっていますが、2023年3月に正式に廃止届が提出されました。 今回の増便は「日中時間帯に1往復」としています。具体
名称 四季のみち 読み仮名 しきのみち 住所 北海道江別市 概要 かつて火力発電所への引込み線路だった土地を利用してつくられた遊歩道。春、夏、秋、冬のテーマごとの各ゾーンは樹木などで変化をつけられている。水辺、モニュメントなどがある。 撮影日 2005年08月 撮影時刻 夕 撮影時天候 晴 カテゴリ その他 その他 駐車場あり 休憩所あり トイレあり 撮影可能時間あり ご利用条件あり 申込期限あり 駐車場コメント 2カ所 休憩所コメント ベンチ・東家有。 トイレコメント 多目的1 男女各2 撮影可能時間コメント 担当者までご相談ください。 ご利用条件コメント 食事持ち込み可。ただし、ごみは持ち帰ること。 申込期限コメント 2週間前 爆破コメント NG 火気使用コメント NG.担当者までご相談ください。 炭・薪の使用は不可。使用用途はご相談ください。 水使用コメント NG.担当者までご相談く
ゆうばり国際ファンタスティック映画祭(ゆうばりこくさいファンタスティックえいがさい)は、日本の北海道夕張市で開かれている映画祭である。旧称︰ゆうばり国際冒険・ファンタスティック映画祭。 特色[編集] 主な上映作品はスタート当初は、SF映画、ファンタジー映画、ホラー映画、アドベンチャー映画などとなっており、フランスの『アボリアッツ国際ファンタスティック映画祭』をモデルとした。当時は、ソフト化すらされない国外の作品が多く、映画祭が宣伝の場になっていた。平成中期以降は日本国内の映像作品媒体のレンタル産業の急成長に伴い、4-5月にかけて公開される話題作の発表の場と、インディーズや自主製作映画のコンペティション部門、若手作家の発表の場となっている。石狩炭田が続々と閉山し、夕張市が主要産業を石炭事業から観光事業へ転換を図る中での唯一、文化事業で成功した事例をもつ中心的な役割なども担っていた。 運営費を
「どちらかに立つのは分断ですよ。どちらにも立つ。どちらの人も同じ人間だって発想を持たないと、分断でどんどん対立が膨らんでいく」 激しい戦闘によって人道危機が深まるパレスチナのガザ地区。民間人の犠牲者は日に日に増え続けています。 パレスチナを含む世界の紛争地を取材してきた、北海道釧路市の写真家・長倉洋海さん。現状を憂い「世界には共存しか道がない」と訴えています。 (釧路放送局 記者 中山あすか) ジャーナリストとしての原点にパレスチナの現場扉を開けると、真っ先に目に飛び込んできたのは、壁一面に貼られた写真やポスターの数々。 写真家・長倉洋海さんは、40年以上にわたって世界各地の紛争地や辺境を取材し、現在は生まれ育った釧路市を拠点に活動しています。 長倉さんがフォトジャーナリストとして「撮り、伝えること」の重さを教えられたと話すのが、パレスチナの人たちとの出会いです。 1982年、数千人とも
北海道小樽市の市道に設置されている道路標識で、およそ30年にわたって、英語で「港」と表記すべきところが、スペルを誤って「おなら」という意味の表記になっていたことがわかりました。市は、7日に修正作業を行い、正しく改めることにしています。 誤って英語表記されていたのは、小樽市の市道「赤岩横断道線」に設置されている、小樽港などの方向を示す道路標識です。 小樽港の「港」の部分の英単語のスペルで、正しくは「port」と表記すべきところを、英語のスラングで「おなら」などを意味する「poot」と表記していました。 この道路標識は小樽市がおよそ30年前の平成4年度に設置し、ことし10月、市民からの問い合わせがあり、誤りに気付いたということです。 小樽市によりますと、設置当時の詳しい記録が残っていないため、どのようないきさつで表記を誤ったのかはわからないということで、市は7日に修正作業を行い、正しい表記に改
「世界史の中での北海道」という視点 北海道はご存知の通り、アイヌ民族の居住地でありましたが、近代以降幕府や政府が経済開発を進める中でアイヌ民族は日本人の支配下に組み込まれ政治的にも経済的にも抑圧されてきた歴史があります。 そのアイヌ民族はアイヌ民族という枠組みで自分達を認識するようになるのは日本の北海道進出の影響が大きく、本来はいくつもの集団に別れ文化や言語も種類がありました。 また樺太や千島列島にも同族がいたり、大陸の狩猟採集民とも文化的な類似性を持つなど、独自の北東アジアのネットワークを有していました。 ※記事の末尾にCodocの「投げ銭」機能を入れています。この記事が面白いと思ったら投げ銭いただけると嬉しいです。 1.北東アジアの民族集団ネットワーク 日本本土では縄文時代は紀元前10世紀くらいまで続き、大陸からの渡来民とともに稲作が入ってきて、西日本から徐々に定着し弥生時代に突入して
アイヌ語で「夏・村」の意味を持つ積丹は、札幌圏のリゾートです。その名の通り夏季にはたくさんの人が訪れています。 しかし静けさを求めるなら行楽客が少ない秋がねらい目。猛暑が続いた年は初秋でも水温が高く、まだまだ海で遊べます。初秋の積丹半島でシーカヤックツアーに参加しました。 積丹の海を知り尽くしたガイドが案内「積丹カヤックス」 積丹でシーカヤックツアーを実施している業者はいくつかありますが、「積丹カヤックス」は、約20年の歴史を持つ”積丹半島を知り尽くしたガイド”です。代表の西村巌さんは千葉市出身で、大学時代に自転車で北海道を一周した勢いで札幌の会社に就職。初めての海外旅行で体験したアリューシャン列島単独シーカヤッキングに刺激を受け、2003年に「積丹ヤックス」を設立しました。
OSO18(オソじゅうはち[3]、2014年(平成26年)2月ごろ - 2023年(令和5年)7月30日)は、北海道東部の川上郡標茶町および厚岸郡厚岸町一帯において、2019年(平成31/令和元年)から2023年(令和5年)にかけて家畜(乳牛)を襲撃していた雄ヒグマ1頭のコードネーム[7]。2019年7月に人間による唯一の目撃を伴って白昼に被害が発生した標茶町オソツベツ[7]の地名と、前足の幅が18センチメートルと推定されたことにより命名された[8]。しかし、追跡中調査中に発見された鮮明な足跡は17センチメートル、捕獲後の報道では20センチメートルと、足の寸法には幅がある[9]。 行動[編集] 2019年から2023年6月末までに標茶町と厚岸町でOSO18に襲われたとみられる牛は、残された体毛のDNA分析などから合計66頭と推定され、うち32頭が殺された[7][10]。生前の写真は夜間に自
オーロラといえば、北極や南極などの高緯度地域だけで見られる絶景と思っていませんか?実は、北海道でも、これまで何度もその姿が目撃されてきています。その名も“低緯度オーロラ”。通常のオーロラとは異なり、夜空を“真っ赤”に染めるというその光景は、目にした人が「生涯忘れることのできない夜空」と語るほど。 およそ三十年に一度目撃記録があるこの低緯度オーロラ。実は今、再び出現する可能性が高まっているんです。 奇跡の絶景 ~生涯忘れることのできない夜空~1958年の冬。 中川一江さんは、生まれ育った平取町の空が、一面真っ赤に染まるのを目にしました。 「一般的にいうオーロラのカーテンのような光景ではなくて、赤にオレンジ色が混ざったような、そういう燃えるような赤がずっと見えました。そのときに怖いとか、そういう風に思った記憶はなくて、神秘的というか」農家を営む大家族、六人兄弟の末っ子として育った中川さん。赤い
ロシアが極東のウラジオストクで開いている国際会議「東方経済フォーラム」に注目が集まるなか、国営メディアが配信した日本に関する珍説が波紋を広げている。ロシアの日本学者の発言を借りる形で、「北海道は日本の領土ではない」「武士道はアイヌから学んだ」「切腹の儀式はアイヌから借りた」といった主張を展開している。 22年4月には、ロシアの国会議員が「北海道の全権はロシアにある」と主張したことがあり、ロシア側によるプロパガンダが加速する可能性もありそうだ。 先住民観光のシンポジウムを「最も純粋な形の偽善」と批判 記事は2023年9月11日に国営通信のRIAノーボスチが「日本政府の『先住民族保護』の偽善を専門家が解説」と題して配信。北海道大学観光学高等研究センターなどが、9月14日に 国際シンポジウム「先住民観光の挑戦」を開くことを批判する記事だ。シンポジウムのウェブサイトでは、 「カナダ先住民およびアイ
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