みなさんは「8時10分前」と言われたら、何時何分だと思いますか? 当然、7時50分だと思いますよね? ところが、今の若者世代は8時~8時9分の間だと思うというのです! この衝撃的な世代間ギャップ、なぜ生じているのか調べると、昭和世代には「8時の10分前」としか思えない「8時10分前」を、若者世代は「8時10分の前」と認識していることが判明。 そして、その理由として、小さい頃からスマホを持ち歩いていることが関係しているようなのです…! 若者世代にとって「8時10分前」は7時50分ではない?驚きの世代間ギャップ 待ち合わせで「8時10分前」のように言うこと、結構ありますよね? 「8時10分前に集合」と言われたら何時だと思うか、街で50代の女性2人組に聞いてみると… 女性2人:7時50分 当然、7時50分。ですよね…? しかし、50代と22歳の母娘に聞くと… 母(50代):7時50分 娘(22歳
Windows 11にして困る日本語入力システムの問題を解決する Windows 11にして、日本語入力システム「Microsoft IME」が変わってしまったことに不満を感じる人も多いのではないだろうか。実は、Microsoft IMEの仕様変更は、Windows 10 May 2020 Updateに実施されている。Windows 11になったから変わったわけではないが、古いMicrosoft IMEを使い続けてきた人はWindows 11になって変わったように感じているのではないだろうか。そこで、Windows 10からWindows 11に移行して困る日本語入力システムの問題を解決する方法を紹介しよう。 Windows 10からWindows 11にアップグレードして戸惑うのは、やはり大きく変更されたユーザーインタフェースだろう。Windows 11で目的の機能が見つからなかったり
こんにちは、東京大学の三輪敬太です。 私は2024年度に未踏IT人材発掘・育成事業として「ニューラル言語モデルによる個人最適な日本語入力システムの開発」というテーマで採択され、早稲田大学の高橋直希さんとともにmacOS上の日本語入力システムを作りました。今回はこの中でも中心的な開発テーマの1つであった「ニューラルかな漢字変換システム」の開発と、その成果について紹介します。 かな漢字変換とは? 日本語は通常、漢字やひらがな、カタカナ、数字、アルファベットなど、何千種類もの文字を使い分けて表記されます。これをわずか高々100個強のキーしかないキーボードで入力するために重要になるのが、日本語入力システムによる支援です。 多くの皆さんが使っている日本語入力システムでは、ローマ字を介してひらがなを入力し、それを変換して漢字かな交じり文とします。このひらがなによる入力から漢字かな交じり文を作る部分で行
この記事は検証可能な参考文献や出典が全く示されていないか、不十分です。 出典を追加して記事の信頼性向上にご協力ください。(このテンプレートの使い方) 出典検索?: "ハ行転呼" – ニュース · 書籍 · スカラー · CiNii · J-STAGE · NDL · dlib.jp · ジャパンサーチ · TWL (2020年10月) ハ行転呼(はぎょうてんこ)とは、日本語史における大きな音韻変化の一つで、語中・語尾のハ行音がワ行音へと変化した現象をいう。平安時代に起こり一般化した。このようにして成立したワ行音をハ行転呼音という。 平安時代初期のハ行子音の音価は現代のファ行の子音にあたる無声両唇摩擦音 [ɸ] であったが、平安時代中期以降、唇音退化現象により無声両唇摩擦音は以下のように両唇接近音 [β̞]、すなわちワ行の音に変化した。 川 [kaɸa] → [kaβ̞a](カファ→カウァ)
日本語教育において、句読点の指導は教員の主観的な判断に委ねられることが多く、その妥当性を示す根拠に乏しい状況が続いてきた。この課題に対し、人文系学会誌に掲載された60本の論文を対象に、係助詞「は」の直後における読点の使用要因を分析し、どのように指導すべきかを考察している。 分析では、1文中の読点数、文の長さ、「は」直後の文字種、段落内の位置、執筆者という5つの要因を変数として設定し、一般化線形モデルによる検討を実施した。 その結果、「は」直後に読点が打たれる確率は4割弱(36.7%)であり、基本的には読点を必要としないことが明らかとなった。ただし、1文中の読点数が2個程度で、文の長さが70字程度あり、かつ形式段落の冒頭文(1文目)で「は」が使用される場合には、読点が打たれる傾向が強いことを示した。 興味深いことに、1文中の読点数が多いほど「は」直後の読点は抑制される一方、文が長くなるほど読
日本語については朝日新聞・読売新聞の一面及び社説、アメリカ歴代大統領の就任演説(フィッツジェラルド〜ジョージ・ブッシュ)の和訳、20代男性のE-mail及び刑法から11万7433字を解析したデータです。なおカッコ内の数字は出現回数です。解析方法は「漢字かな変換プログラムkakasi」 を使い漢字及びカタカナをひらがなに変換した上で、統計を取りました。 http://www7.plala.or.jp/dvorakjp/hinshutu.htm い 6653 わ 2445 つ 1411 ひ 541 へ 272 う 5095 き 2386 ま 1307 は 531 ご 268 ん 4993 る 2376 だ 1244 ば 530 ざ 196 し 4571 が 2008 ち 1240 や 527 ず 186 の 4022 を 1919 け 1169 ろ 497 しゃ 184 か 3518 で 18
多くの「あなた」が英語を好きになりますように I want you to find the beauty of English and love English. 最近よく聞かれる質問は、 「英語を斜め読みできますか?」 (・・・英語を読む速度が上がらず困っている研究者の方、学生より) 斜め読み、というのは原稿を見渡して「ざーっ」と斜めに読んでいくこと。確かに日本語では、斜め読みで、大方の内容が把握できます。 この斜め読み、文字通り「斜め」に読めるのは、日本語独特のような気がするのです。理由は、日本語には「漢字」があるため、視覚的に内容を捕らえやすいことです。漢字を含んだ文章を、斜めに眺め、「画像」として視覚的にインプットするだけで、大体の内容を瞬時に理解することができます。 ところが、英語では、これがなかなかできません。長い単語や短い単語が並び、視覚的に全体の中身を捕らえることが、大変難
「なんとなく言語 (学) に興味がある人のためのブックガイド」をつくりました。 「なんとなく言語 (学) に興味があるのでもうちょっと読んでみたい」 「言語学にどんな分野があるのか知りたい」 「専門的に勉強したいというほどではないのだけれど、もうちょっと何か読んでみたい」 という人のために、言語 (学) についての入門的な本を紹介します。 これらの本を読んで言語 (学) っておもしろいなと思ったら、ぜひ大学などで言語学の授業を受けたり、専門的な入門書を読んだりしてください。 あるいは、以下の記事を参考に自分で言語学を勉強してみるとよいでしょう。 あくまで、なんとなく言語 (学) に興味がある人のためなので、注意点がいくつかあります。 網羅的なリストではありません。まだまだ編集中です。おもしろかった本があったら教えてください。 基本的に和書で、一般向けの本を紹介しています。 出版年順に並べて
「伝えることは具体的に」。これがビジネスコミュニケーションの鉄則です。 ところが、日々の仕事では、それは真逆の「抽象的」で「不明瞭」なやりとりが、そこかしこで展開されます。 上司から「『きちんと』やって」と指示されたり、「『ほとんど』できています」と報告して叱られたり。きっと皆さんも経験があることでしょう。 そして、こんな“言葉遣いで認識の齟齬が生まれる場面”に必ずと言っていいほど登場するのが「きちんと」「ほとんど」などの副詞です。 伝えることを曖昧(あいまい)にしてしまう副詞。でも、使わないわけにはいかない……。そんな状況があるなかで、私たちは副詞とどう付き合っていけばいいのでしょうか? 今回は『コミュ力は「副詞」で決まる』(光文社新書、2023年)を執筆された、日本語研究者の石黒圭さんとともに、ビジネスコミュニケーションと副詞の関係性を深掘りしました。 副詞を使いこなすとコミュニケーシ
「なるほど」は目上の人に使っちゃダメだよーー。こんな指摘を上司や先輩に受けたことのある方も少なくないでしょう。 昨今は、言葉遣いに関するビジネス書やWebサイトでも、しばしば同様の意見に出会います。SNSなどには、特に目上の人と話すとき、どんな相づちを使えばいいのか判断に困ってしまう、といったビジネスパーソンの声も数多く寄せられています。 そもそも「なるほど」ってそんなに「失礼」な表現なのでしょうか。「なるほど」に代わる便利な相づちってあるのでしょうか。そんな素朴な疑問を、今回は国語辞典の編纂者で言葉のプロである飯間浩明さんにぶつけてみました。 インタビューで語られたのは、「なるほど」の語源から、言葉や表現一般に対する飯間さんのスタンスまで、実に幅広いトピックです。この記事を読んで、日々の言葉遣いを振り返るきっかけにしてみてはいかがでしょうか。 飯間浩明(いいま・ひろあき)さん。1967年
科学と化学が、同じようなシーンで使うのに、どっちも「かがく」という読みであり、伝えにくい……こういうことって、よくありますよね。 でも、大丈夫。化学の方を「ばけがく」とわざと読む読み方があるんです! これは便利! こういう言葉って他にどんなのがあるのか気になったので、調べてみた。 「説明読み」と言われているらしい 化学と科学が紛らわしいので、化学の化をわざと訓読みして、ばけがくと読むみたいな言葉。ウィキペディアを調べると「説明読み」と呼ばれているらしい。(武部良明「二字漢字語の音訓読み分けについて」) 正しい読みかたではないけれど、紛らわしさをさけるため、わざと読みを変える。 すぐ思いつくのは、私立と市立の読み分け。私立を「わたくしりつ」、市立を「いちりつ」と読み替える例だろう。 テレビのニュースなどでは、なんの説明もなく「わたくしりつの学校で〜」というふうに普通に読み上げるので、もはやこ
このブログを読まれている方は、「小確幸」という言葉をご存じでしょうか? 私は中国人の友人に教えてもらうまで知りませんでした。村上春樹さんのエッセイ「村上朝日堂」の中に出てくる言葉で、「小さいけれど確かな幸せ」という意味です。例としては、激しい運動をした後に、キリッと冷えたビールを飲むこと、だったり、誰にでもある、日常の些細でちょっと幸せに感じられることです。 日本では村上春樹のファンの方以外にはあまり知られていない言葉だと思いますが、中国ではよく使われる言葉だそうです。もともと7,8年くらい前に台湾で流行語になって、その後中国にも広まったようです。ネットで調べてみると、韓国でも流行語になっているそうです。村上春樹さんは中国でもとても人気のある作家で、中国で本屋に行けば必ず平積みされています。 日本で流行っていないのになぜ他の国や地域で流行っているのか考えると、その言葉の響きにあるように思い
はじめに 定期的に話題になっているのを見かける,仮名「を」によって表記される音は仮名「お」によって表記される音と同じなのか違うのかということについての基本的なことがらを簡潔にまとめておきます。どちらかというと概説書や資料にある記述を引用で紹介するという形の記事です。 そこまで詳細な説明はしませんし,概略だけで良いという方は,だいたい以下のような話であるということだけでも知っておいてもらえると日本語学に関わる者としては嬉しいです。 現代日本語の共通語(標準語)では「を」によって表記される音と「お」によって表記される音は同じ(表記が違うから違う音を使うべきという話にはならない) 昔は「を」の音(wo)と「お」の音(o)は区別されていたが一旦woに合流しその後まとめてoの音になった 方言によっては助詞「を」にwoの音を使い「お」の音(o)と区別するものもある 現代共通語でも外来語などにはwoの音
読み方:はしこい [形][文]はしこ・し[ク]機転がきき、動作が敏捷である。すばしこい。はしっこい。 「私の叔母でも、母親でも、強健(つよ)い—・い気象です」〈藤村・旧主人〉 [派生] はしこさ[名]
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