「あれは安倍晋三首相の遺言」 選択的夫婦別姓論議、片山さつき氏が語る「こだわったポイント」〈一問一答〉

自民党の片山さつき参院議員は4月9日、東京新聞の取材に応じ、選択的夫婦別姓制度導入の是非について今国会(6月22日まで)中に党内の意見を集約するのは難しいとの認識を示した。 片山氏は、制度導入に反対する自民党議員でつくる「婚姻前の氏の通称拡大・周知を促進する議員連盟」の中心メンバー。「党内のコンセンサスを作れればいいが、作れないのに無理やり何かの案に決めるということは良くない」と述べた。 3月以降は米国のトランプ政権による「相互関税」への対応などで「それどころではなくなっている」として、「急いでバタバタと、バナナの叩き売りのようにする問題とは程遠い」とも説明し、結論を急ぐべきではないとの考えを強調した。
選択的夫婦別姓をめぐり、自民党は今月、党内の議論を再開することにしていて、制度の導入に前向きな意見と慎重な意見の双方がある中、どのように集約を図るのかが焦点となります。 選択的夫婦別姓をめぐっては、自民党内で制度の導入に前向きな意見と慎重な意見の双方があり、石破総理大臣は党の見解をできるだけ早くまとめて公明党と協議を行いたいとしています。 このため自民党は、今月中旬にも党の作業チームでおよそ半年ぶりに議論を再開することにしていて、先週には、座長を務める逢沢元国会対策委員長ら幹部が、過去に国会に提出された議員立法の内容を確認するなど、準備に当たりました。 党内では、前向きな立場の議員が、経済界からも導入を求める意見が出ており、速やかに結論を出すべきだとしている一方、慎重な立場の議員は、制度を導入しなくても旧姓の通称使用の拡大などで不都合を解消できるとしていて今週、保守系の議員が会合を開く予定
経団連の十倉雅和会長は7日の記者会見で、選択的夫婦別姓の導入を求める昨年6月の経団連の提言で指摘した「旧姓の通称使用によるトラブルの事例」の多くが解消されつつある状況について「トラブルが無くなったかといえばそうではない」と述べ、婚姻に伴う姓変更が女性が多い状況を踏まえ、「女性のアイデンティティーをどう考えるかという問題だ」と述べ、国政での議論の深化を求めた。記者団とのやり取りは以下の通り。 オール・オア・ナッシングではない──経団連が提言で指摘した「旧姓の通称使用によるトラブルの事例」の多くが既に解消されている 「われわれはオール・オア・ナッシングの議論をしているつもりはない。トラブルが皆さん方の努力で減ってきたというのは、その通りだと思う。私はいろいろな議員の先生とも話した。夫婦別姓制度に反対の先生もいらっしゃる。そういう先生ほど、こういう問題には一生懸命熱心に取り組んでいる。その努力は
Published 2025/03/25 21:39 (JST) Updated 2025/03/25 21:53 (JST) 立憲民主党の野田佳彦代表は25日のBS日テレ番組で、野党が一致して衆院で可決した法案が与党多数の参院で否決された場合、内閣不信任決議案提出を検討する意向を示した。選択的夫婦別姓制度導入法案を例に挙げ「野党が固まれば議員立法が衆院を通過する。国民が支持する政策を参院で否定しにくい状況になる。石破茂首相が呼応しないなら不信任も当然、視野に入る」と述べた。 内閣不信任案に関し「伝家の宝刀だ。恒例行事のように出してきたが、今回ばかりは衆院解散を伴う」と指摘。提出については「野党の足並みなどを総合的に判断し、適切なタイミングで考えたい」と語った。
古市憲寿氏「頭悪いんじゃないですか?」 30年進展しない夫婦別姓議論、反対続ける自民党に苦言
次はスイス。2013年に法律が変わり、夫婦別姓を選べるようになった。この際に複合姓の制度は廃止された。「配偶者の立場が平等になりつつある」のが理由だ。ただ、夫の姓に改姓する女性、夫の姓を名乗る子どもは多いままだった。 その後、別姓の親子には手続き上の不便があるとして、複合姓を復活させる機運が高まった。議会では、子の姓で“二者択一”を迫られることが「両親の権利の平等に反する」と指摘があったという。 【フランス】 子の姓に対する夫婦平等のムーブメントは、別姓が原則の国でも沸き起こった。フランスは特別な手続きをしない限り、子どもは父の姓を名乗る運用だった。しかし「父と母の姓には同じ価値がある」と反対運動が拡大。2022年の法改正で手続きが簡素化された。母の姓や複合姓を付けるハードルが下がった。 ▽日本は女性の改姓が圧倒的、子どもは夫の姓に 日本の民法は婚姻時に夫か妻の姓を称するよう規定し、子も両
保守派の代表格で、制度導入に慎重な姿勢を維持する自民党の高市早苗氏は、2月の自民党の会合後に次のように述べている。「ファミリーネームがなくなり、子どもの氏もばらばらになる」 別の会合では、子の姓が決まらない場合に長期間「無戸籍の子」になる可能性を指摘した。「親子も別姓にできるということになると、その間、皆さん相当混乱されますよ。社会的に」と強調した。 こうした状況に専門家は「子の問題を導入できない口実にしてはならない」と指摘する。 海外に目を向けると、別姓制度を導入した後に課題を解消した国もある。先行事例に学べることはあるだろうか。(共同通信=三野多香子) ▽別姓導入…想定される、子どもを巡る課題は 仮に日本で別姓制度が導入された場合、子どもの名字にどんな課題が生じるだろうか。 まず考えられるのは、夫婦間の話し合いがまとまらない場合だ。家庭裁判所に判断を委ねる案が挙げられている。ただ、「家
自民党の氏制度の在り方に関する作業チームの会合であいさつする逢沢一郎座長(中央)=11日午後、東京・永田町(今仲信博撮影) 自民党は11日、「氏制度のあり方に関する検討ワーキングチーム(WT)」(座長・逢沢一郎衆院議員)の会合を開き、選択的夫婦別姓制度導入を推進する立場の有識者から意見を聞いた。出席者によると、9日の自民党大会に出席した連合の芳野友子会長があいさつの中で選択的夫婦別姓導入を要請したことについて、複数の議員から「党内で審議中の話をするのはおかしいのではないか」などと批判が出た。 会合には議員約50人が出席し、オンラインで立命館大名誉教授の二宮周平氏と白鴎大教授の水野紀子氏から話を聞いた。二宮氏は、将来的には家族ごとの戸籍から個人ごとの個人籍へ移行するべきだとする意見を述べた。 出席議員からは、選択的夫婦別姓が導入された場合の子供の姓の決め方に関する懸念などが寄せられた。また、
自民党保守系議員らでつくる超党派議員連盟「日本会議国会議員懇談会」(会長・古屋圭司元国家公安委員長)が5日、国会内で総会を開いた。議連は選択的夫婦別姓制度導入に反対の立場で、結婚に伴う姓変更の不便さを解消するため、「旧姓の通称使用」の法制化を目指す方針を決めた。賛同する国会議員の署名を集め、石破茂首相や衆参両院議長に提出する。 法制化に向けた原則として(1)「同一戸籍・同一氏の原則」を堅持し、子への影響を考慮して親子別姓にはしない(2)夫婦同姓を維持し、旧姓使用拡充の法整備を求める世論を尊重する(3)国や自治体、企業などで進む旧姓使用に法的根拠を与える―の3点を確認した。 出席者からは、一人が複数の名前を公的に使えるようになれば、混乱を招くのではないかと危惧する声も出た。自民の氏制度の在り方に関する作業チームは、選択的夫婦別姓制度の導入を求める経団連から、6日に意見聴取を予定している。 総
選択的別姓、導入訴え 立民の野田代表「今国会で」―与野党 時事通信 政治部2025年02月26日19時01分配信 選択的夫婦別姓制度の導入を求める集会であいさつする立憲民主党の野田佳彦代表(中央)=26日午後、国会内 選択的夫婦別姓制度の導入を求める集会が26日、国会内で開かれ、30人余りの与野党議員が参加した。立憲民主党の野田佳彦代表は「保守とかリベラルではない。今国会中に実現できるよう頑張っていく」とあいさつ。主催者側によると、自民党の野田聖子元総務相も出席した。 別姓法案、自主投票も 野田聖子氏「政局にならない」 集会はNPO法人「mネット・民法改正情報ネットワーク」が主催。公明、国民民主、共産、れいわ新選組、社民各党に加え、党内に慎重論が根強い日本維新の会の議員も参加した。公明の矢倉克夫参院議員は「自民とも協議し、与野党で合意できるよう力を尽くしたい」と訴えた。 一方、自民の「選択
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