和束町(わづかちょう)は、京都府の南部に位置する町。煎茶の日本一の産地である[1]。相楽郡に属す。 「日本で最も美しい村」連合に加盟している。同連合で認定された登録地域資源は、「多様な茶畑景観と瓦屋根の集落が一体となった茶源郷」、および「鎌倉時代から継承する茶文化」である[2]。 和束町中心部 奈良時代には聖武天皇が造営した恭仁京と紫香楽宮を結ぶ恭仁京東北道が通る交通の要衝であった[3][1]。平安時代から鎌倉時代には、奈良の興福寺や京都の北野天満宮の荘園が置かれ、和豆香杣之荘、和束荘などと呼ばれた[3]。 江戸時代に将軍徳川秀忠の娘が天皇の中宮となったときには、この地が化粧料として朝廷へ献上され、皇室の直轄地「禁裏御料地」となった[3]。 京都府最大の茶産地で日本遺産「日本茶800年の歴史散歩」の認定を受けている8市町村の一つである[1]。「人が輝き美緑(みりょく)あふれる郷 和束」を町
