今日の朝日新聞朝刊オピニオン面に注目のインタビューが載っていた。「記者が消えた街」。廃刊や人員削減のあおりをうけて、アメリカの地方などでは記者がいなくなった「取材空白域」が存在し、それを取材したスティーブ・ワルドマン記者へのインタビューだ。 ワルドマン記者によると、広告頼みのビジネスモデルが崩壊し、アメリカの地方では新聞の廃刊が相次ぎ、大手紙でも様々な分野で記者の数が削減されている。取材空白域では記者による監視の目が働かず、地方行政官が私腹を肥やしたり、地方選挙では投票率が低下するなどの事態が起きているという。権力を監視するジャーナリズムは民主主義の根幹だとはよく言われるが、実際にアメリカではその根幹が崩壊し、民主主義があえいでいるらしい。 日本でも特に若年層を中心に新聞はほとんど読まれなくなった。主な理由はネットがあるから、だろう。しかし多くの人が気づいているのか、気づいていないのか知ら