人間の耳は生まれながらにして二つあり、左右の鼓膜から音が入ることにより、その音がどの辺りでしているのか分かります。 例えば遠くから聞こえてくる消防車のサイレンがどの方向から聞こえて来るのかとか、雷の鳴り響く音の大きさで距離を測ったり、又階下から水の音がするなど、上下左右の音の発生源を聞き分けます。 人間の耳に音がくる方向が理解出来るのは、左の耳と右の耳に到達する音の大きさと時間差、位相差と言う三つの情報をもとに判断しているからです。 驚くべきことは、遠くの小さな音には、耳の感度を上げて聴力を高め、大きな音はセーブ(自動音量感度調節機能)したり、又必要のない雑音は無意識にカット(騒音除去機能)してしまう不思議な機能を持っています。あなたは残念ながら、この部分の機能が、普通の人に比べて劣っているのだと思われます。病気ということではないと思いますが、念のため、脳のMRIで精密検査してみることをお
