(イメージ) トラック運転手の残業規制強化に伴う人手不足で、荷物の配達が滞る「物流2024年問題」。再配達を減らすため、戸建て住宅を中心に、自宅のドア前や自転車のかごなどへの「置き配」が進むが、オートロック式玄関のマンションでは、宅配ボックスが満杯で荷物の持ち帰りとなることも少なくない。そうした中、これまで置き配のハードルが特に高いとされてきたオートロック式マンションでも、置き配を可能にするサービスが登場。”救世主”となるかもしれない新サービスの利点と課題を探った。(時事ドットコム取材班・編集委員 豊田百合枝) 【特集】時事ドットコム取材班 50億個に膨張 国土交通省によると、2022年度の宅配便取り扱いは前年度比1.1%増の約50億588万個と、初めて50億個を突破した。ネット通販の普及拡大やコロナ禍の巣ごもり需要などを契機に、急増した。 国交省が行ったサンプル調査では、届け先が不在で再