民主党政権が失敗に終わった本当の理由~悪いのは「マニフェスト」ではない 政権運営のためのOSをつくれず、社会変革への国民の期待に応えられなかった罪は重い 福島伸享 衆議院議員 令和の政治が抱える課題とそれへの対応を福島伸享(のぶゆき)衆院議員が考える連載「福島伸享の『令和の政治改革』」。4回目のテーマは「民主党政権」です。平成の政治改革が目指した政権交代はなぜ、失敗に終わったのか。福島氏は世間でよく言われる「マニフェスト」が理由ではなく、政策を実現するための政権運営の新しい仕組み、パソコンで言うOSを導入できなかったことが大きかったと言います。どういうことなのでしょうか?(聞き手・構成/論座・吉田貴文) ※連載「福島伸享の『令和の政治改革』」の第1~3回は「こちら」からお読みいただけます。 コツコツと改革を積み上げ政権交代へ ――2009年に民主党による政権交代が実現。二大政党による政権交