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Bassに関するtxmx5のブックマーク (155)

  • interview with Kode9 | ele-king

    以前はロンドンがベース・ミュージックのセンターだったけど、いまは違っていて、いろいろなところからそれが出てきている。ロンドンはあくまでネットワークのひとつという存在になってきているかな。 最新型の尖ったエレクトロニック・ミュージック、とりわけダンス~ベース寄りのそれを知りたいとき、UKには今日でもチェックすべきインディペンデント・レーベルが無数にある。そのなかでも長きにわたって活動をつづけ、日における知名度も高いレーベルに〈Hyperdub〉がある。90年代末、当初オンライン・マガジンとしてはじまった〈Hyperdub〉がレーベルとして動き出したのは2004年。今年でちょうど20周年を迎える。 主宰者コード9自身のレコードを発表すべく始動した同レーベルは、すぐさまベリアルというレイヴ・カルチャー=すでに終わってしまったものの幽霊とも呼ぶべき音楽を送り出すことになるわけだけれど、ほかにもア

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  • Jam City | ele-king

    日曜日の朝6時過ぎの井の頭線や小田急線に乗って帰る途中の、電車の窓から差し込む日の光の眩しさは、年老いたいまでも忘れられないものだ。毎週末クラブに行くのが楽しくて楽しくて仕方がなかった日々を経験している人にはお馴染みの話だろう。あの奇妙な感覚は、安易に恍惚とは言いたくないほど恍惚と空虚さとのせめぎ合いのひとときだった……よなぁ〜、はぁ〜。ジャム・シティの新譜を聴いてぼくはあの感じを思い出した。深夜から朝方にかけての、都会の謎めいた集会で磨かれた香気。昨今の話題のダンス・アルバムがいろいろあるなかで、さり気なくエロティックでもある。アンダーグラウンドな感性からするとポップすぎるのだが、ジャム・シティの新作にはクラブ・カルチャーの夜の匂い、そしてエロティシズムが流し込まれている。 昨年は、『クラシカル・カーヴス』がリリースから10年ということで曲が追加され再発された。これはもう、ジャム・シティ

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  • Kelela | ele-king

    先週来日情報が発表されたばかりのオルタナティヴR&Bシンガー、ケレラ。彼女が盟友のアスマラ(ングズングズ)とともに2019年に発表したミックス音源『Aquaphoria』は重要な定点観測だったと、いまあらためて思う。小久保隆のような日の環境音楽家から OPN にヴィジブル・クロークス、〈PAN〉のコンピ『Mono No Aware』にも収録されたカリーム・ロトフィといった2010年代の音風景の一角を担ったアーティストまでを拾い上げたそのアンビエント・ミックスは、ケレラ人のヴォーカルが重ねられることにより、ソランジュ以降の静かなソウルの流れを射程に収める試みにもなっていた。すべてではないにせよ、10年代の音楽が持つある側面がそこに集約されていたのだ。 インタヴューでも語られているように、同ミックスでアンビエントを探求した経験が大きな転機をもたらしたのだろう。ケレラ6年ぶり2枚めのアルバム

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  • interview with Overmono | ele-king

    なんだかんだと今年もまた、いや、今年になってようやく(と言うべきか)、ま、なんにせよ、ダンス・ミュージックの季節到来である。良かった良かった。 UKはセカンド・サマー・オブ・ラヴを契機として、アメリカのブラック・コミュニティと同じように、ダンスフロアのための音楽のもうひとつの産地となって、この30年のあいだ、大量かつ多彩なダンス・ミュージックを生産し続けている。1969年のUSのR&B曲、ザ・ウィンストンズの “アーメン・ブラザー” におけるドラムブレイクが1990年代のUKに渡ってルーピングされたときには、もう、すでに準備オッケー。DJ、クラブ、レイヴ、レーベル、12インチ、ラジオに音楽メディア——それ以来、UKからは絶えることなくこの音楽はアンダーグラウンドにおいてもオーヴァーグラウンドにおいても動き続け、まったく飽きられることもなく、世代から世代へと、多くの人たちに享受され続けている

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  • interview with Kingdom | ele-king

    2013年も更けるころ、〈ナイト・スラッグス〉(Night Slugs)からエジプトリックスの新譜『A/B・ティル・インフィニティー』が出たけれど、これがなんともダークで重苦しい。“わが人生はヴィヴィッド、わが目は開かれている”なんて曲名もあるけど、いやいや、そんな。インダストリアル・ブームの一例でしょう。派手に花開いた妹レーベル〈フェイド・トゥ・マインド〉(Fade to Mind)とは対照的に、〈ナイト・スラッグス〉は暗闇のなかへ潜もうとしているのだろうか。ロゴも「深夜」バージョンに変わったし。 海外音楽メディア各誌の年間ベスト・トラックに“バンク・ヘッド”(Bank Head)が選出されたことは、なにも驚くことではなかった。朝焼けのように拡がっていくシンセにシンプルなクラップが響くサビ、そこからベースにのってケレラのファルセットが舞う瞬間を聴けば、まさに諸手を挙げてそう言いたくなる

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  • Aya | ele-king

    むむむ、これはひょっとしたら新章のはじまりかもしれない。とはいえ、その萌芽は1980年代のレーガン政権下にまで遡る。ダナ・ハラウェイという学者は現実社会がリアルであると同時に政治的なフィクションでもあるように、「女性の経験」もまたファクトでもありフィクションでもあるという意味において政治的に意義深く、そして彼女はフェミニズムを論ずるうえで、機械(サイバネティクス)と生物(オーガニズム)のハイブリッドである“サイボーグ”というタームをメタファーに使った。それからおよそ35年後の今日、女性自らが描くマシナリーかつオーガニックなヴィジョンは、じっさいのところもう何も珍しくなくなっている。 そこでマンチェスターのアヤ・シンクレア(※それまでLOFT名義で活動)による鮮烈なデビュー・アルバム『Im Hole』だが、まさにこれこそサイボーグのためのサイボーグによる音楽などとついつい喩えたくなってしまう

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  • talking about Hyperdub | ele-king

    ──アヤ、ロレイン・ジェイムス、〈ハイパーダブ〉について語りましょう 対談:高橋勇人 × 野田努 (構成:渡部政浩) Photo by Suleika Müller Feb 11,2022 UP 123 2021年のエレクトロニック・ミュージックにおいて、こと複数のメディアで総合的に評価の高かった2枚に、アヤの『im hole』とロレイン・ジェイムスの『Reflection』があり、ほかにもティルザの『Colourgrade』とか、えー、ほかにもスペース・アフリカの『Honest Labour』もいろんなところで評価されていましたよね。まあ、とにかくいろいろあるなかで、やはりアヤとロレイン・ジェイムスのアルバムは突出していたと思います。この2枚は、ベース・ミュージックの新たな展開において、10年代のアルカそしてソフィーといった先駆者の流れを引き寄せながら発展させたものとしての関心を高めてい

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  • ポスト・ダブステップ以降、UKダンス・ミュージックはどこへ行く? ジョイ・オービソン(Joy Orbison)とコアレス(Koreless)の〈デビュー作〉から野田努と河村祐介が語る | Mikiki by TOWER RECORDS

    英ウェールズ出身のエレクトロニック・ミュージック・プロデューサー、コアレスが2021年7月9日に『Agor』をリリースした。デビューから10年、待望のデビュー・アルバムと言える。そして、8月13日にはロンドンのDJ/プロデューサーであるジョイ・オービソンが初のアルバム・サイズのミックステープ『still slipping vol. 1』をリリースした。10年ほど前に〈ポスト・ダブステップ〉と呼ばれたUKのダンス・ミュージック・シーンで注目を集めた才能が、それぞれ異なる道を歩んだ先で、奇しくも同じ時期にフル・レングスの〈デビュー作〉を世に問うたのである。 今回はこれを機に、ele-kingの編集長である野田努とOTOTOYの編集長である河村祐介に対談をしてもらった。かつてダンス・ミュージック誌「remix」を共に作っていた2人が、コアレスとジョイ・オービソンのそれぞれの個性や作品について、そ

    ポスト・ダブステップ以降、UKダンス・ミュージックはどこへ行く? ジョイ・オービソン(Joy Orbison)とコアレス(Koreless)の〈デビュー作〉から野田努と河村祐介が語る | Mikiki by TOWER RECORDS
  • Various Artists | ele-king

  • Loraine James | ele-king

    『Reflection』は、最近ぼくが聴いたクラブ系のアルバムとしてはダントツのお気に入り……なのだけれど、ロレイン・ジェイムズの音楽が生まれた場所はクラブではない。それは彼女が育った北ロンドンにある高層アパートのリヴィングルーム。エイフェックス・ツインやスクエプッシャー、ドリルやグライムを好んで聴いていた彼女が、窓からの景色を眺めながら、母のキーボードを時間も忘れて弾いたことにはじまっている。 アグレッシヴなデビュー・アルバム『For You And I』(2019)のアートワークに見える高層アパート群が彼女の故郷なのだろう。その1曲目、彼女のもっともずば抜けた曲のひとつ“グリッチ・ビッチ”は、ユニークなリズムを背景に「ビッチ、ビッチ」という声が反復される。ロレインは、黒人女性でありクィアである。彼女はそのアイデンティティと社会との複雑な関わりと向き合いながら、白い文化も黒い文化も男性性

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  • 【コラム】リバイバルを果たしたUKガラージ/2ステップの現在と歴史

    再燃するUKガラージ/2ステップとは何か? ここ数年、UKガラージ/2ステップの何度目かのリバイバルが来ている。そしてUKイギリスではPrince Of UK Garageことブリストル出身で西ロンドンを拠点とする新鋭DJ/プロデューサーConductaがプロデュースしたAJ Traceyの”Ladbroke Grove”が新世代のUKガラージ/2ステップサウンドで2019年10月UKシングルチャートの3位を記録、いよいよUKガラージ/2ステップの復活は物になってきたと言えそうだ。 2019年には、そんなUKガラージ再燃の象徴的存在Conductaが初来日、東京〜大阪をツアーした。ここ日でもそんなUKGリバイバルに刺激を受け、新世代のDJ/プロデューサー達が、刺激的なコラボレーションを生み出しつつある。先日リリースされたJUBEEの”JOYRIDE feat. SARA-J”やDaic

    【コラム】リバイバルを果たしたUKガラージ/2ステップの現在と歴史
  • James Blake | ele-king

    不器用だからこそ生々しい物語山﨑香穂 ここまで顔を前面に出したジャケットがジェイムス・ブレイクの過去作にあっただろうか。『James Blake』も『Overgrown』も『The Colour in Anything』も人(もしくは人らしき人物の絵)がジャケットに登場しているが、顔がはっきりとみえるわけではない。 ジェイムス・ブレイクにはアンニュイな男性というレッテルがつきまとっていた。ジェイムス・ブレイクといえば、昨年の1月にリリースされた“If the Car Beside You Moves Ahead”(『Assume Form』日盤のみボーナストラックで収録)に続く、“Don't Miss It”(『Assume Form』収録)をリリースした際、自分自身に「sad boy」というレッテルを貼られていることに抗議する声明文をツイッター上に投稿したことが記憶に新しい。女性は

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  • “サブベース”がポップスで果たす役割 ビリー・アイリッシュ、ジェイムス・ブレイクなどから考察

    あるいは、アリアナ・グランデの最新作『thank u, next』に目を向けても、いかにトラップのプロダクションが彼女のようなシンガーの楽曲にまで影響を与えているかは明白だ。リード曲の「thank u, next」では、うねりながら上下するベースラインが時折驚くような低さに向かっていく。 ビリー・アイリッシュ『WHEN WE ALL FALL ASLEEP, WHERE DO WE GO?』 さて、こうした“北米標準”と比較してみたいのが、ロサンゼルス出身の新世代のポップアイコンとして注目を集めるビリー・アイリッシュだ。カジュアルな装いのなかにゴスやホラーのエッセンスを散りばめた人の佇まいは、それだけでも異質な存在感を放っている。感情を抑制するかのような繊細な起伏を見せる歌声と、歌詞を通して描かれるメランコリーもカリスマ的だ。 彼女の楽曲では、サブベースと呼ばれるとても低い周波数帯のサウ

    “サブベース”がポップスで果たす役割 ビリー・アイリッシュ、ジェイムス・ブレイクなどから考察
  • Cid Rim | ele-king

    エレクトロニック・ミュージックの分野でオーストリアと言えば、ここ10年ほどではドリアン・コンセプトことオリヴァー・トーマス・ジョンソンの活躍が思い浮かぶだろう。彼はフライング・ロータスのツアー・ライヴ・バンドでキーボードを演奏していたことでも知られるが、もともとクラシックとジャズのピアノ教育を受け、そんな経歴は音楽の都のウィーン出身者ならではだ。彼のリリースした『ホエン・プラネッツ・エクスプローディッド』(2009年)はメタリックなグリッチ・ホップとアヴァンギャルド・ジャズとの邂逅で、『ジョインド・エンズ』(2014年)はアンビエント・テクノやミニマルにクラシックや教会音楽の要素を融合したエレクトロニカ作品と言えるものだった。ビートメイカーやDJ/プロデューサーという才能にキーボード奏者としてのスキルが加わったのがドリアン・コンセプトだが、同じくウィーン出身のチド・リムことクレメンス・バー

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  • Nídia | ele-king

  • Yaeji | ele-king

    2017年も世界中のエレクトロニック・ミュージック・シーンを熱心に追いかけたが、なかでも注目していたのは、現在24歳のイェジというアーティストだ。 韓国人の両親を持つ彼女は、ニューヨークで生まれた。その後はアトランタ、韓国、日とさまざまな土地を巡り、現在はニューヨークに戻って音楽活動をしている。筆者が彼女を知ったのは、いまから約1年半前のこと。ニューヨークのDJ集団ディスクウーマンのサイトに、彼女のDJミックスがアップされていたのだ。さっそく再生ボタンをクリックすると、肉感的なハウス・ミュージックのビートが聞こえてきた。巧みに起伏を作りあげるDJスキルが際立ち、時折アシッディーなサウンドを混ぜるなど、飛び道具の使い方も上手い。これは良いDJだ! と思ったのをいまでも鮮明に覚えている。この才能を世界中の早耳リスナーが見逃すはずもなく、彼女はすぐさま引っ張りだこになった。ボイラールームやリン

    Yaeji | ele-king
  • Okzharp & Ribane | ele-king

  • King Coya | ele-king

  • Renick Bell - Turning Points | ele-king

    つい5年前は当にベース・ミュージックがブームだったのかと思うほど、最近はベースの存在感がない。ウエイトレスやアフロビートはパーカッションやドラムが曲を推進していくし、品まつりもジュークからベースを抜いてしまった。OPNに至っては「窓が割れるから」という意味不明な理由でベースを遠ざけている。もちろんドラムン・ベースがダンスホールを取り込み、サンダーキャットも超絶技巧でクラブ・ジャズの改良には余念がない。しかし、パブリック・エナミーが「ベース!」と叫んで30年、ついにあのマジック・ワードがクラブ・ミュージック全体を覆うことはなくなり、必ずしも相撲界が貴乃花を必要としない事態と同じことになっている。ヒトラーが演説するときは土のなかに埋めたスピーカーから低音を出していたように、低音は共同体意識を増強させるものだと言われてきた。ということはクラブ・ミュージックと共同体意識はとっくに乖離し、SNS

    Renick Bell - Turning Points | ele-king
  • Why Burial’s Untrue Is the Most Important Electronic Album of the Century So Far

    Why Burial’s Untrue Is the Most Important Electronic Album of the Century So Far Delving into the politics, emotion, and musical history behind the disquieting masterwork a decade after its release. Its title rings out like an accusation. “Untrue” is a slightly old-fashioned way of describing someone—a lover, usually—who’s unfaithful. It could also be a simple assertion that something is a lie. Bu

    Why Burial’s Untrue Is the Most Important Electronic Album of the Century So Far