新型コロナウイルス感染拡大が続く中、仙台市内の市民センターでは、一部の団体が市の利用自粛要請を受け入れず、娯楽活動やスポーツを継続している。市が臨時休館を決める以前に予約を入れた団体で、強制的に排除することはできないという。屋内活動は感染のリスクが高く、市は「不要不急の活動には使わないで」と強く呼び掛ける。 市は11日、市民センターを含む市有施設を5月10日まで臨時休館とした。窓口業務は継続し、町内会の打ち合わせなど特に必要な場合に限り、人数を制限して利用を認めることにした。 臨時休館を発表した9日以降は、新規の利用予約の申請もストップ。既に予約を入れた市民や団体には利用自粛を要請し、キャンセルすれば利用料を全額返金する方針も打ち出した。 だが、市によると、11日以降もいくつかの団体が、市民センター内の体育館でスポーツしたり、和室や会議室で囲碁や合唱を楽しんだりしている。職員が自粛を要請し